ヤシカエレクトロ35GLのカメラ修理

今日は「ジグソーパズルの日」なのだそうですよ
小学生高学年だったかな…中学生になってたかな…
一時期はまってました。
最初に組み立てたパズルは300ピースとかで
集中すれば1日で完成するくらいのものでした。
それから気に入った風景の絵柄とかの
500ピースとか1000ピースとかもクリアして
2000ピースまでは何とか完成させました。
実家に飾ってあったのだけど
実家を引き払った際に親父に捨てられたな(苦笑)
確か2000ピースはさすがに1ヶ月くらいかかったのかな…
組立て時にやたらと場所取るのですよねぇ
完成して固めてしまえば立てられるので
それほど邪魔にはならないのですが
組立て時は広げたままですし
うっかり何かで吹き飛ばしてしまうと大ショックです。
真っ暗なシャドー部とか
ひたすら根気よく合わせるしかない部分もあって
なかなか苦労した覚えがあります。
でも完成したときの達成感はすごく気持ち良いです。
そういえばカープの今年のグッズで
1面真っ赤な中の隅っこに小さく「Carp」のロゴが入っているだけの
いじわるな(笑)パズルがあったなぁ
300ピースだからまぁなんとかなるでしょうが
1面ほぼ柄のない単色をは組むのは結構な苦痛ですねぇ
1000ピースとかだったらクレーム入りそうですねぇ(笑)
さすがに今更、ジグソーパズルをやろうとは思いませんが
カタログとかを見ているとステキな絵柄ばかりで
ちょっと欲しくなるのですよねぇ…

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GL」のカメラ修理を行っています。
エレクトロの修理は本当に多いのですが
「GL」はかなり久しぶりですね
前身のGSN(GTN)までは初代からのボディをずっと引き継いでいたのですが
この「GL」でかなり小型化されました。
同時に受光体も「CdS」から「SPD(シリコンフォトダイオード)」に変更され
低輝度時の反応速度がかなり改善されています。
「GL」より少し前に広角レンズで小型化された「CC」や
ピントを目測と割り切り超小型化された「MC」とかも
既に出ていたのですが「GL」の登場で
初代から続くエレクトロ35の本流も小型化されたことになります。
使用電池はMCやCCは4LR44だったのですが
「GL」は従来モデルと同じくエレクトロのために開発されたと言われている
「HMー4N」積層水銀電池を使用します。
もちろん現在では入手不可な電池なので
LR44x4個+電池アダプタで使用するのが無難かと思われます。
電子制御シャッターコパルエレク+絞り優先AEで
露出をコントロールするのは初代から変わりません。
大口径レンズも同様で「GL」はカラーヤシノンDX40mmF1.7を搭載します。

お預かりしている「GL」は
電池を入れるとバッテリーチェックは点灯するのですが
シャッターは明るさに関係なく定速となり
電池を入れていない状態と変わりません。
その上、露出計も反応していないようです。
(赤ランプや黄色ランプが全く点灯しない)
バッテリーチェックも基板を経由して点灯するので
基板までは確実に電源は入っているものと思われます。
ただ、そこからシャッターユニットや
受光体には電圧がかかっていないものと予想されます。
…となると基板内のトラブルの可能性が高く
もしかしたら修理不能の可能性も考えられます。

基板そのものがダメというパターンはあまりないカメラなので
おそらくハンダ付けとか接点の接触不良とかが
トラブルの原因とは思われますが
はっきりとピンポイントで「ここだ!」と
原因を発見するのはかなり困難だと思われます。
まずは怪しげな箇所をひとつひとつチェックしていくしかありません。
今日はテスターが大活躍ですね(苦笑)
まだ分解に取り掛かったばかりの状態なので
まずはここから集中して
トラブルシューティングを行っていきます。

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