ペンタックスK2のカメラ修理

トップページにもありますが
明日(7月15日)は臨時休業日といたします。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

今日は「ひまわりの日」だそうですよ。
でも由来は花のひまわりではなく
日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」が
1977年に打ち上げられた記念日ということです。
全く関係ないですが。。。
。。。1977年と聞いて即「カルメン’77」って思ってしまった(笑)

さてさて

今日は「ペンタックスK2」のカメラ修理を行っています。
K2はブログ初登場ですね。
ペンタックスがそれまで使用していたM42マウントと決別し
新規バヨネットマウントであるKマウントを採用した際の
最初のシリーズがいわゆる「K」シリーズです。
その中で「K2」はシリーズ中、唯一、完全新設計された
シリーズ中のトップモデルです。
ファインダー内の表示を見ても一気に時代に追いついた感がありますね。

今回、お預かりしている個体は実は動作は良好なのです。
電子制御シャッターであるため、動作が不安定になると修理不可能な
場合もあるK2ですが、今回の個体は露出計も問題ナシ
オートは若干アンダー目に制御するもののネガであれば問題ないレベル
マニュアル時シャッタースピードもほぼ問題ナシ。。。

ただ、ASA感度設定リングがほとんど動きません。
正確にいうと低感度側には重いながらも何とか動くのですが
ASA200より高感度側にはびくとも動きません。

ちなみに今回のように完全に動かないのは
何か内部に問題がある可能性が高いですが
全体的に重いのはK2でよく見かけるトラブルです。
さらに付け加えると
K2のASA設定、露出補正ダイヤルの操作は少々独特です。
まずASA感度リングは感度設定レバーを押したままでないと
回らないようになっています。
加えて露出補正リングが「1x」になっていないと
感度設定レバーは押せません。
中古等で入手されて初めてK2を操作する場合は
操作方法に気をつけてください。
無理な操作はトラブルの元になります。

IMG_8218

今回は一部部品にわずかな変形があるようです。
まずは変形を修正して対応し、それでも改善しないお場合は
中古部品交換で対応します。

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