オリンパスSCのカメラ修理

今日は4月8日で「灌仏会(かんぶつえ)」ですね。
お釈迦さまの生誕を祝う日です。
一般的には「花祭り(はなまつり)」と呼ばれることも多いですね。
本来、クリスマスよりも
盛り上がらなくてはいけない日のような気がするのですが…(笑)
幼稚園がお寺さんだったので
お釈迦さまの絵本やお話を幼少期にやたらと聞かされましたねぇ
この日にイベント的なものがあったかどうかまでは覚えていないのですが…
この日、各地の寺院では花で飾った小さな堂
「花御堂(はなみどう)」が作られ
堂の中央に釈迦の立像を安置し
参拝者が御像に甘茶を注ぐ儀式が行われるのだそうです。
あ、そうだそうだ、甘茶を飲む日でもありますね!
何のイベントでもそうですが
飲み食いが絡む部分だけはよく覚えていますねぇ(笑

さてさて

本日は「オリンパスSC」のカメラ修理を行っています。
このカメラ、これまでも何度かここのブログでも
取り扱っているのですが
あまりはっきりした資料が見当たらないのですよね…
オートアイ系統のカメラだとは思いますが
オート露出はなくマニュアル専用機です。
前身の「オリンパスS」のマイナーチェンジ版で
「S」はセレン光電池使用の露出計だったのですが
「SC」は受光体がCDSに変更されています。
それに伴って電池室も増設されています。
でも上カバーのモデル刻印は「OLYMPUS-S」のままなのですね。
「S」の時にあった、モデル名と勘違いされがちな
「ELECTRO SET」の銘板は「SC」ではなくなっています。
発売は1963年ではないかと思われます。
搭載されるレンズはG.ズイコー4.2cmF1.8の大口径レンズです。
シャッターユニットはコパルXでB・1s~1/500をカバーします。

お預かりしている「オリンパスSC」は
レンズユニットの前部がもはや外れかけている…といえるほど
おおきくガタついてしまっています。
外れ掛かっている鏡胴前部には
シャッタースピードや絞りリング
配置されていますが外れ掛かっているため
シャッターユニットへはまったくリンクしておらず
SS・絞り設定はできない状態です。
そしてこのリングの内側には露出計と連動する
摺動抵抗もあるので露出計も現在はまともに動きません。
それ以前に電池室からの配線もダメなようで
電源自体が露出計まで達していないようです。
シャッタ-ユニット本体もしゃったはとりあえず動作しますが
ある程度のスローシャッター側から調速カムが回らない状態です。
これはスローガバナ関連の固着が原因かと思われます。
一通り見ていくといろいろと問題を抱えてしまっていますが
致命的な破損等はないと思われますので
何とか修理可能かとは思われます。

まだ取り掛かったばかりの段階ですが
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
まずはシャッターユニットからです。

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