リコーメイトのカメラ修理

今日は「タイヤゲージの日」だそうですよ。
タイヤゲージはタイヤの空気圧を測る測定機のことですね。
明日4/8が「タイヤの日」なのですが
その前日にタイヤの圧力を計測する日として関心を持ってもらうために
制定されいてる記念日だそうです。
タイヤの空気圧、めちゃくちゃ大事ですよね。
見た目に平気そうでも小まめにチェックの必要な箇所ですね。
安全性に問題のあるような状態はもちろん論外ですが
そこまでではなくても空気圧は乗り心地や燃費に
影響もありますので見た目や感覚に惑わされず
きちんと定期的に測定することをお勧めします。
タイヤ空気圧ゲージも安物だったり
古くノーメンテだったりすると誤差が出てくるので
測定機そのものも非常に大事です。
タイヤだけではなく工業製品の製造・維持には
いろいろな測定機も関連して必要となってきます。
当店でもカメラテスターは修理整備をする上で
非常に大切な測定機です。
信頼できる老舗のメーカー製で
毎日普通に使っていますが
こいつが壊れたり調子が悪くなったら本当に大変です。
日々何か変化がないかチェックしつつ
大切に使っていかなければいけませんね。

さてさて

本日は「リコーメイト」のカメラ修理を行っています。
1960年発売のカメラです。
リコーからもこの時代、多くのレンズシャッター機がでているのですが
このメイトはちょっと異端児的なモデル化と思います。
リコー35やリコー500の系列ではありますが
今日のデザインが少々独特で
SSや絞りの設定はリングではなく鏡胴から小さく出たレバーで行い
設定したSSや絞り値は連動して鏡胴上の窓に集中表示されます。
リコーフレックスニューダイヤ等の
高級二眼レフで行っているような表示方式です。
SSや絞り設定をレバーで行う部分もそうですが
少し二眼レフ的な操作テイストかとも感じます。
リコーのサイトの説明文を見ると
「鏡胴の外観を単純化し、目盛り数字は小穴から見る型式にしてある。
このデザインは必ずしも評価を受けなかった、
デザインとして早すぎだった。
しかし現在のオートフォーカス一眼レフの交換レンズは
すべてこの形態の鏡胴になっている。」と書かれており
何だか納得してしまいました。
この時代もありがちなデザインや操作系から脱却して
もっと良いものを追い求めていたのがよくわかります。
でも特にこの時代はそうかとも思うのですが
なかなか新しいデザインや操作は
よほどのことがないと市場に受け入れられないのですよね…
現在、このリコーメイトを操作していると
十分以上に使いやすく非常に良いデザインだと思います。

お預かりしている「リコーメイト」は
シャッターは動作してるもののやはり若干の粘りがあり
レンズにもカビがそれなりにある状態です。
しかしそれよりも問題なのはファインダーで
まず全体的に曇りが酷く、ガラスの変質もあるので
できる限りの清掃で何とか実用上問題ないレベルにしていきます。
そしてそのファインダー内に表示される
距離計二重像がピントリングを回しても
全く動作しません。二重像自体はクモリのせいで見えにくいものの
確認はできています。ヘリコイド自体はスムーズなので
ファインダー下部の距離計連動部分が固着してるものと思われます。
同様にブライトフレームのパララックス補正も動作していません。

搭載されるレンズは4.5cmF2.8でシャッターユニットは
セイコーシャSLVです。
巻き戻しボタンが上カバー背面に配置されスライド式だったり
レリーズボタンも少し独特な形状で
それまでのありきたりなレンジファインダー機のデザインから
脱却しようとする意図がいろいろと見えて
なかなか面白いカメラです。
中身自体は比較的、当時のオーソドックスな造りで
この時代のリコー機らしくしっかりとできていきます。
これからシャッターユニットの脱着に取り掛かり
一通りの整備を行っていきます。

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