ペンタックスMV1のカメラ修理

今日は「冥王星の日」だそうですよ。
1930(昭和5)年のこの日に
アメリカ・ローウェル天文台の天文学者
クライド・トンボーが太陽系第9惑星「冥王星」を
発見したことに由来しています。
現在は準惑星の位置づけとなっていますね。
トンボーは1月23日と1月29日に撮影した写真の比較研究から
動きのある惑星「冥王星」を発見しました。
これによりトンボーは一躍時の人となったそうです。
内側の天王星の運行の乱れからもう1つの惑星
即ち太陽系の一番外側の惑星の存在は予言されていましたが
写真目視での発見ってすごいですよね。
明るさは非常に暗い15等級で
その明るさの星まで含めると
本当に数えきれない数だと思うのですが…
(肉眼で見える6等星までの星でも全天に約8000個存在しています)
ちなみに冥王星の直径は2370kmで
直径3474kmである地球の衛星「月」よりも小さいそうです。
でも、冥王星には5つの衛星が発見されているそうですよ。

さてさて

本日は「ペンタックスMV1」のカメラ修理を行っています。
1979年発売のカメラです。
既存の「ME」をベースに軽量化が行われ
よりお求めやすい価格となったエントリー機です。
機械的構造はME譲りのためなかなか軽快な使い心地で
気持ちの良いカメラです。
ファインダー露出計表示も簡略化されていて
露出の適正(グリーン)、アンダー(オレンジ)、オーバー(レッド)、
の三色で表されます。
当時は「シグナルファインダー」と呼ばれていました。
絞り優先オート露出専用のエントリー機は
この時期に各社から発売され
熾烈な販売競争が行われていましたが
その中でもMV1はかなり売れたカメラだと思います。
そのため現存数は多いのですが
手荒く扱われた個体も多く
最近ではなかなかよいコンディションの個体を
見ることは少なくなっていると思います。

お預かりしている「MV1」は
ご依頼者様のところで長い間、眠っていた個体だと思われます。
大切にしまわれていたカメラのようで
外装は非常にキレイな状態です。
ただ長年しまい込まれていたため
モルトは全滅でファインダーや装着されているレンズにも
かなりカビが目立ちます。
シャッターはとりあえずは動作しますが
やはり露出計・オート制御は不安定です。
どこかが破損してるような状態ではないですが
全体的に機械的に動きをよくする処置と
電子制御機なので各接点を徹底的に清掃する
必要がある状態です。

MEベースなので整備性は良好ですが
基盤ソケットが省略されていることもあり
配線は少々多く取り回しのには
注意が必要です。
そしてMシリーズは内部モルトで
隙間を埋めている部分が多いので
そのあたりのモルト交換も見落とさずに行っていきます。
それなりに整備依頼のあるカメラなので
モルトの箇所等はもちろん把握してはいますが…
ME系特有のミラー駆動部の動作不良こそ起きていませんが
予防と対策ももちろん行っていきます。

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