今日は「国立公園指定記念日」なのだそうですよ。
1934(昭和9)年のこの日に
内務省が、瀬戸内海・雲仙・霧島の3ヵ所を国立公園に指定し
日本初の「国立公園」(national park)が誕生したことに由来しています。
…私がまだ小学校低学年の頃に…
家の壁に貼られた中国地方の地図に
「瀬戸内海国立公園」の表示があったのですね。
それを見て「こんな小さな島しかないところに
でっかい公園があるんだなぁ…」と
巨大な公園にいろんな遊具が置いてある光景を
想像してちょっとワクワクしたものです(笑
国立公園は日本の風景を代表する自然の景勝地であり
自然公園法に基づき、その保護と利用促進を図る目的で
環境大臣が指定した自然公園です。
2020(令和2)年3月時点で34ヵ所の国立公園が存在します。
さてさて
本日は「リコーハイカラー35S」のカメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
大ヒットしたハーフカメラ、「リコーオートハーフ」の構造を
再構築し35mm判にしたカメラです。
前モデルの「オートショット」ではオートハーフと同じく
セレン光電池を使用する露出計を搭載していましたが
「ハイカラー35」にモデルチェンジした際に
CDS使用の露出計へと変更されました。
今回の「35S」はさらにセルフタイマーが追加されたカメラです。
露出制御はオートハーフとは異なり
シャッター速度優先オートとなります。
露出計は非連動ですがマニュアルも可能です。
シャッタスピードはB・1/30・1/60・1/125・1/300が設定可能です。
基本的にオート時には1/125を設定します。
ピントも固定焦点のオートハーフとは異なり
目測ゾーンフォーカスとなります。
そしてオートハーフと同じくゼンマイ仕掛けの自動巻上です。
ただゼンマイ機構自体がほぼオートハーフと同じ仕様のため
ゼンマイをしっかり巻いた状態で
オートハーフだとハーフ判で20~30枚は自動巻上できたのですが
ハイカラー系だと35mm判のため10枚ちょっとしか
自動巻上できません。
ちょっと頻繁にゼンマイを巻き上げる必要があります。
お預かりしている「ハイカラー35S」は
シャッターが切れない状態です。
レリーズ機構が固着してしまっているようです。
かなり長い間、しまい込まれてしまっていたようで
電池室の腐食もそれなりにあり
配線も腐食してしまっています。
このままでは撮影どころか何もできない状態です。
まずは各部が一通り動作するように
全体的に修理整備が必要な状態です。
オートハーフ同様、モナカ構造で
フィルム室蓋はかぶせ式のため
遮光を大量のモルトに頼ります。
いつものことですが当然ながらモルトは全滅で
加水分解の影響も周辺に出てしまっています。
内部構造はオートハーフに近いもので
35mm化されて少し大きくなったので
整備性はオートハーフよりは良いかと思いきや…
実はオートハーフ以上に細々と手間がかかります。
電池室がある関係もあり
意外と整備性に難のあるカメラです(苦笑)
ひさしぶりなのでいろいろ資料を引っ張り出しながら
これから一通りの分解整備を進めていきます。
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