カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

オリンパスペンFTのカメラ修理

今日は何の記念日があるかなぁ。。。
と調べていたら「マウスの誕生日」とある。。。
なんだろう?ミッキー?と思ったら
パソコンのマウスのことなんですね。
1968(昭和43)年にマウスやウインドウ、
ハイパーテキストなどのデモンストレーション
「The Demo」が行われたことに由来するそうです。
。。。ってマウスってそんなに昔から考えられていたのですね。
私より年上じゃん(笑)
実質的にはwindowsが出てきた頃からかな。。。
PC88の時代にはまだなかったですものね。
ちなみに調べていて知ったのですが
マウスの移動する単位は「ミッキー」というそうです
(由来は想像通りあの「夢の国」のキャラです)
「1ミッキー=マウスの1/100インチ分移動させた距離」なのだそうです。
細かいところはともかく今やマウスなしでは
PC操作は考えられないですものね。
ワイヤレスも当たり前になったし。。。
でも一時期、ショートカットキーにやたら凝った時期があって
極力マウスを使わずに操作するのに
快感を覚えたことがありました(笑)
うまく使いこなすとマウス使うよりずっと早いのですよねぇ。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
オリンパスと言えば毎月コンスタントに
OM-1を複数台修理していますが
ペンFTも毎月のように作業やっていますね。。。
こうしてみるとオリンパス機の修理依頼は多いですよねぇ
毎回同じようなご紹介になりますが
ペンFは世界的に見ても珍しい
ハーフ判カメラの一眼レフです。
「ペンFT」は「ペンF」をベースに露出計や
セルフタイマーを内蔵装備し
巻上をダブルストロークからシングルストロークに変更
スクリーンも全面マットからマイクロプリズムに
変更されたモデルです。
ファインダーの第三反射面をミラーからハーフミラーにすることで
CdS(受光体)に光を送り露出計を駆動します。
当然普通にミラーに比べると反射率は下がるので
ファインダーはペンFより少し暗くなります。
その上、ハーフミラーはやはり通常のミラーより
劣化しやすいので蒸着剥がれにより
ファインダーのコンディションが悪い個体が多いのも事実です。

今回お預かりしたペンFTも動作自体は
一通り動作しているのですが
(精度・動きの悪さは別として)
ハーフミラーの劣化・蒸着剥がれが酷く
ファインダー内に黒いシミがたくさん見えているような状態でした。
こうなるともうハーフミラー交換しか手段がありません。
さらにペンFTの最大のセールスポイントである
露出計は精度が全く出ておらず大幅に狂ってしまっています。

ペンFTはセルフタイマーが付いたために
上カバー前面の花文字がなくなってしまいましたが
やはりペンF系といえば「F」の花文字ですよね。
レンズキャップの花文字がやはり誇らしげです。
画像は整備後の状態ですが
ファインダーは預かり時とは段違いにクリアになりました。
露出計の精度も申し分ない状態に調整できています。
ペンFTはシングルストロークとなったため
ダブルの「F」に比べるとやはり巻上は重めで
さらに機械的なコンディションが悪いために
異様に重かったりゴリゴリしている個体も多かったりします。
今回のFTも巻上フィーリングがあまり良くなかったのですが
一通りの整備を行ったことにより
かなり感覚的にも改善されています。
シャッター・ミラーの動きの動きも軽やか且つ安定しています。
装着されているレンズは38mmF1.8で
こちらもお預かり時には絞り羽根に油シミがあり
羽根の動きにも粘りがありました。
これも絞り羽根清掃・調整により問題ない状態に改善されています。
もちろんレンズも清掃を行い非常にクリアな状態です。

ペンFシリーズはスタイリングやデザインも独特ですし
そのデザインにも影響している内部構造は
他のカメラでは決して見ることのできない独創的なものです。
私も状態の良いペンFを1台手に入れておこうと
以前から思ってはいるのですが。。。
今のところなかなかうまく巡り合えませんね(苦笑)

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オリンパスペンDのカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「大雪」であり
(「たいせつ」です。「おおゆき」ではないのです)
「クリスマスツリーの日」でもあるのですのよね。
12月に入ってからこういう話を聞いていると
一気に冬本番といった感じがしますねぇ
実質あと3週間くらいで今年の仕事も終わってしまうのです
ラストスパートでがんばらねば!
うちのお店はクリスマスが近いからと言って
特に何かあるわけでもありませんが
クリスマスツリーの飾りつけってやっぱり楽しいですよねぇ
。。。いや、やっても後で
むなしくなりそうなのでやりませんよ(笑)
ここのところあまりにぎやかなところに近寄っていないので
クリスマス的な雰囲気は全く味わっていなのですが
街中はクリスマス一色なのでしょうねぇ
新宿に現像出しにいったときにでも
少し雰囲気だけでも味わってこようかな。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
昨日のリコー35も「デラックス」でしたが
今日の「ペンD」の「D」もデラックスの意味です。
この時代は「高級グレード=デラックス」ですよね
クルマのグレードなんかでもこの時代には
デラックスが多用されていますよね。
中には「スーパーデラックス」なんて使い方もありました。
ペンDはその名の通り
当時のペンシリーズの最高級機です。
Fズイコー3.2cmF1.9の大口径レンズを搭載し
シャッターユニットもコパルXで最高速は1/500
スローシャッターも1/8まで装備します。
さらに非連動とはいえセレン式の露出計まで搭載します。
ピントこそ目測ですが
当時の高級一眼レフに負けないほどのスペックで
コンパクトなハーフカメラというオリンパスらしい1台です。

お預かりしているペンDは
レンズシャッタ定番のシャッター羽根の固着を発症していて
レリーズしてもシャッターが全く開きません。
それ以外にもいろいろと細かいトラブルを抱えていて
巻上がたまに1枚でロックされず行き過ぎてみたり
フィルムカウンターは動かなかったり。。
分解してみると巻上軸のネジの頭がねじ切れていたり。。。等々
過去に分解された形跡も見受けられるので
慎重に各部を点検し整備を行っていく必要があります。
結果的にはそれほど大きな致命的な問題はなく
一部の部品交換と通常の整備で
全く問題のない状態に復帰させることができました。

ペンDのセレンは劣化して起電しないあるいは起電が弱く
露出計が全く実用できないものも多く
そうなるとセレン交換(中古良品の確保は非常に困難)しか
実質的な手段がないのですが
今回のペンDのセレンはそれほど劣化目立たず
実用上問題精度で露出計を駆動しています。

一通り整備は完了し後は最終チェックを残すのみです。
貼り革がない状態ですがこれはご依頼者様と打ち合わせの結果
この状態で納品することになっています。
もちろん元々貼られていた貼り革は返却いたします。
小さくて高性能なカメラはやはりいいですよね。
堅牢性まで重視するとどうしてもある程度の
大きさと重さも必要になり
少し前までは私もカメラは少々重く大きくても
画質+丈夫さ優先!といった部分も大きかったのですが
最近は軽くて取り回しの良いカメラばかり
持ち出してしまいます。
その点、ペンDあたりはコンパクトさと高性能を
高次元なバランスで両立しているカメラだと思います。

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リコー35デラックスのカメラ修理

今日は「音の日」だそうですよ。
制定したのは一般社団法人・日本オーディオ協会です。
。。。ということはここでいう「音」は
オーディオで楽しむ音ということですね。
オーディオも奥の深い世界ですよねぇ
私は安物のレコードプレーヤーにありきたりの
プリメインアンプを繋いで
オンキョーの高価でもないスピーカーで楽しむ程度です。
(実際大きな音で鳴らせないですものね)
中学校の頃だったかな。。。
あの頃は私の生まれ育った呉市にも家電量販店には
多数のシステムコンポや単体オーディオが
ワンフロア独占していたような時代でした。
今ではなかなかないですよねぇ
そして買えもしないのにカタログばかり持って帰っては
「すごいなぁ。。。ほしいなぁ・。。。」と眺めていたものでした
ローカルネタですが本通4丁目にあった
「第一産業」(現エディオン)には頻繁に通っていました(笑)
サンスイやデノン、テクニクスにケンウッド、オンキョー、ヤマハ
色んな国産オーディオメーカーも
元気あった頃の懐かしい話です。

さてさて

本日は「リコー35デラックス」のカメラ修理を行っています。
上記のオーディオの話はそれでも80年代前半の話で
当店で扱うカメラの年代に比べればまだ最近の話ですね。
リコー35デラックスは1956年に発売されたカメラです。
まだまだカメラは高級品且つ嗜好品だった頃の製品ですね。
リコーのカメラは比較的リーズナブルなものも多く
他メーカーに比べればお求めやすいものが多かったのですが
それでもそんなに気軽に買えるものではなかったと思われます。
リコー35デラックスの価格が当時17,500円です。
調べてみると1956年の大卒初任給が8,700円
高卒だと5,900円だったのだそうです。
かけそばが30円で喫茶店で飲むコーヒーが50円の時代です。
そう考えるとやはりこの頃のカメラは高価ですね

レンズ固定式のレンズシャッター機です。
搭載されるレンズはリコマット45mmF2.8
シャッターユニットはセイコーシャMXです。
当時としては高性能な1/500シャッターを搭載しますが
これまでセイコーシャMX搭載機のブログで
何度も書いていますがこのシャッターユニットの1/500は
別個に設置された強力なバネを使って駆動するため
1/500にセットするのは必ず巻上前に行います。
巻上前でも少し1/500に入れる際に重く感じますが
巻上後だと重いどころか全く入りません。
無理に入れているとトラブルの元になってしまいます。
巻上レバーは底部にセットされた当時でいうピストルレバーです。
この時代のカメラらしく非常にしかり作られたカメラです。

お預かりしているリコー35デラックスは
ご依頼者様が最近入手されたものとのことです。
動作に関しては一通り行えているようですが
やはり動きの悪い部分も多々見受けられ
レンズやファインダーにはかなり汚れの目立つ状態です。
一度、試写を行ってみたとのことですが
その際にフィルムのパーフォレーションが
破れてしまったとのことです。
巻上機構や巻き戻し機構に今のところ大きな異常は
見受けられないのですが念入りに動きを確認しながら
整備を行っていきます。

写真は一通り整備が完了し少し様子見をしている段階です、
動きが落ち着いたところで最終チェック+微調整を行います。
距離計の二重像投影はハーフミラーではなく
プリズムが使用されています。さすがコストかかっていますね
できる限り清掃を行った甲斐もあって
お預かり時よりは段違いに見えやすくなったと思います。
レンズの状態もかなり良くなったと思います。
いつもいつも同じようなことを言いますが
1950年代の国産カメラはレンズ固定式のレンジファインダー機も
二眼レフもスプリングカメラも
魅力的なデザインで質感の高いものばかりです。
今回のリコー35デラックスも
眺めているだけでも楽しくなってきます。
ご依頼者様にも存分に楽しんでいただければと思います。

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フジカ35オートMのカメラ修理

今日は「アルバムの日」だそうですよ。
フエルアルバムでお馴染みの
(いや、これを知ってるのは
私も含めてもうじじばばだけかな)
ナカバヤシ株式会社が制定した記念日です。
私も写真を撮る人だから
紙のアルバムにはやはり思い入れがありますね
デジタル化してPCの中に入れておくと
場所も取らないし必要な時に探しやすいし
便利なのですがやはり紙のアルバムは全く別の魅力がありますね。
私、数年前に祖母が亡くなって実家を引き払ったときに
私の幼い時のアルバムやアルバムに入っていない写真とかも
一気に引き上げたのですが
じいさんが写真撮る人だったからその量が半端じゃなく
アルバムにも短い書き込みとかも多く入っていて
それを眺め始めると時間がいくらあっても足りない感じになりました。
ざっと50年近く前の写真が多いのですが
今、デジタルで保管している写真はちゃんと50年後に
はたしてこうやって気軽に眺めることができるのでしょうか。。。
ちょっといろいろと考えてしまいました。
その時代ならでは写真とかも結構あったので
そのうち少しスキャンしてデジタル化しておこうかな。。。
自分自身の写真は意外とどうでもよいのですが
元気な頃のじいさんやばあさん、
私が幼稚園や小学校のときの友達の写真とかは
本当にかけがえのないものですね。
(写真だけじゃなくて年賀状とか手紙とか
ちょっとしたメモとか意外と捨てずに残っている。。。)
うん、やっぱり記録としても紙のアルバム良いと思います。。。

さてさて

本日は「フジカ35オートM」のカメラ修理を行っています。
一連のフジカ35シリーズは独創的なカメラが多く
その上、少々華奢なものも多いので
なかなか修理屋泣かせなカメラではあるのですが
その中でもこの「オートM」は
最も独創的でメンテナンスのしづらいカメラではないかと思います。
有名なのはコパルマジックと呼ばれる独特のAE機構です。
基本的にはシャッタスピード優先AEなのですが
連動範囲外になると自動的にシャッタースピードを変更して
適正露出を得るというプログラムAE的な複式プログラムを持った
シャッターシステムなのです。
日本国内で採用されたカメラはこのオートMのみです。
コパルマジックそのものもそうですが
そのシャッタユニット周りの構造がかなり独特で
その辺りを把握しないまま下手にいじると
取り返しのつかないことになりそうなカメラです。
巻上ボディ底面でカウンターも底部
巻き戻しクランクは上カバー側面。。。等々
この頃のフジカ35ならではの独特の構造はオートMも同様です。

お預かりしているフジカ35オートMは
シャッタースピードの制御等々
シャッターユニット内のいろいろな箇所の動きが悪い上に
動かない状態のときににシャッタースピードリングや
絞りリングを力任せに動かそうとしたことがあるらしく
いろいろなアーム類等の部品が変形していました。
基本的にはセレン光電池を利用した
針抑え式のオート露出機なので
セレンの状態もかなり心配したのですが
こちらは比較的起電状態は良く問題ない精度にまとめることができました。
あとはとにかく清掃して注油して動きを確認して
部品の変形等が見られるところを修復・調整して
再度、動きを確認して。。。。の繰り返しです。

写真は一通り整備が完了した状態でのものです。
何とか安定してシャッターもオート機構も動作するようになりました。
ファインダーもずいぶん曇っていたのですが
できる限りの清掃を行いかなりクリアな状態になりました。
距離計の精度もしっかり出ていて二重像もはっきり確認できます。
搭載されているレンズはフジノンR4.7cmF2.8なのですが
このレンズの評判良いのですよね。
きっとステキな写りをしてくれると思います。
操作方法にも一癖あるカメラですが
しっかり使いこなしていただければと思います。
元々、ご依頼者様のお宅で
ずっと使い続けられてきた個体なのだそうです。
こういうカメラと世代を超えて
ゆっくり付き合っていくのも良いですよね。

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カロフレックスのカメラ修理

今日は「血清療法の日」なのだそうです。
1890(明治23)年のこの日に北里柴三郎と
エミール・ベーリングが連名で
破傷風とジフテリアの血清療法の発見を発表したのだそうです。
血清もワクチンも免疫や抗体を利用したものですよね。
私も細かくは説明できませんが
血清のほうがピンポイントに即座に効果を出すことができて
予防ではなく治療に使える。。。って感じですかね。。。
有名なのはやっぱり毒ヘビに噛まれた時の血清療法ですよね。
そういえば子供の頃にやたらと転んでは
常に膝小僧に擦り傷があるような状態でしたが
擦り傷作って血を出していると
「破傷風になるといけんからすぐに赤チン塗りんさい!」って
よくばあさんに怒られたなぁ。。。(もはや血清療法関係ないですね)
やたら赤チン塗るから膝やら肘やら常に
真っ赤だったなぁ(笑)当時は普通だったけど
今、そんな子供見かけたらちょっとびっくりするかも。。。(笑)
ヨーチンはしみるような気がしてあまり好きじゃなかったなぁ。。。
(なんでどれもこれも「チン」なんだろう(笑))

さてさて

本日は「カロフレックス」のカメラ修理を行っています。
カロフレックスはコーワが作っていた二眼レフです。
中判カメラの分野では存在感のあるコーワですが
二眼レフはこのカロフレックスのシリーズが何種類かあるだけで
意外と作られてないのですね。
やはりコーワシックス系のイメージが強いメーカーですね。
いや、それをいうとイメージが強いのはカメラではなく
コルゲンコーワやキャネジンコーワのお薬のほうが
コーワのイメージですよね。。。
興和自体は本来商社なのでいろんな分野の製品を扱いますが
昔は光学機器部門にもかなり力を入れていて
高性能なカメラやレンズを作り続けていたメーカーです。
今でもスコープや医療用光学機器を製造しています。

カロフレックスは1954年に発売された二眼レフです。
非常にいろいろと操作性に工夫のみえるカメラです。
まずこの時代としては先進的なセミオートマット方式です。
フィルム装填は当時まだ多かった赤窓式に比べると
当然ながら失敗の可能性も少ないですし効率も良いです。
巻上はクランク式でクランクとピントノブが同軸になっています。
さらにシャッターボタンは左手側に配置され
フィルムカウンターは上から確認できるように
ファインダーフードの脇に配置されています。
もちろんSS・絞りも上から確認できるように
ビューレンズ上に表示窓があります。
操作性には相当こだわっているカメラです
ピントを合わせながらシャッターが切れたり
カウンターや露出設定が上から確認できるのは
個人的にも非常に便利だと思います。
シャッターは当時の国産最高級品
セイコーシャMXで最高速は1/500
レンズはプロミナー75mmF3.5を搭載します。
なかなか通好みな二眼レフだと思います。

お預かりしている「カロフレックス」は
レンズシャッター機定番の羽根粘りによる
シャッター動作不良が起きてしまっています。
加えてファインダーの状態がかなり悪く
快適なピント合わせができない状態です。
それでも製造から60年以上経過しているカメラとしては
悪い状態ではないと思います。
何にせよ快適に使うには一通りの整備が必要な状態です。
オートマット機構の付いている中判カメラは
やはり巻き止め機構にトラブルを抱えている場合も多く
今回のカロフレックスはそこは現状では問題なかったのですが
巻上機構は入念にチェックの上、整備を行います。
シャッターユニットは現在トラブルを抱えてしまっているので
これも当然ですが羽根清掃も含めきっちり整備していきます。
ファインダースクリーンは一部劣化のため
シミが取り切れない部分がどうにも残ってしまいましたが
ミラーは新品に交換し、
スクリーンもできる限りの清掃を行った結果
かなり快適にピント合わせを行えるレベルに改善できていると思います。

いつもいいますがこの時代の二眼レフはどのカメラも
非常に高級感というか高い質感に溢れていて
眺めているだけでも楽しくなってきますね。
画像は整備後で外装もできる限り仕上げた後のものですが
元がしっかり作られているのでとても
70年弱経過しているカメラには見えませんね。
もうほんとに50年ちょっとしかたっていない
私自身のほうがよっぽどボロボロのクタクタですねぇ(笑)
清掃・注油等行っているので
もう少し様子見をして動きが落ち着いた頃に
最終的に微調整を行って完成となります。

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キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「カレンダーの日」なのだそうですよ。
12月にも入りましたし
来年のカレンダーの準備も必要ですね。
私のお店の壁掛けカレンダーは
毎年恒例のカープカレンダーで
もちろん来年のものも入手済みです。
その月よりも来月のカレンダーを見たことも多いため
昨年から2枚使って今月と翌月を表示するようにしています。
つまり既に来年1月のカレンダーもかけてあるのですね!
写真を撮る人であればオリジナルのカレンダーも
作ってみたいと考える方も多いでしょうね
私も昔は自分の写真で卓上カレンダー作りました。
今は。。。いや、自分が撮った写真よりも
飾りたいものが多くって。。。(苦笑)
実は密かについ先日話題にもなっていた
宮崎美子さんのカレンダーも予約しているので
クリスマス過ぎには届くはず。。。楽しみだ。。。
いや、さすがにお店には飾りませんよ(笑)

さてさて

本日はキヤノンF-1のカメラ修理を行っています。
一眼レフで正直なところ完全に出遅れた感のあったキヤノンが
社運をかけて開発したプロ用最高級一眼レフです。
このカメラが発売されたことにより
この分野では完全に独り勝ちとなっていたニコンに追いつき
ここから何十年も続くニコン・キヤノン2大メーカーによる
壮絶なシェア争いが始まっていくわけです。
発売は1971年、ライバルであるニコンの
当時のフラッグシップはF2です。
露出計を内蔵しつつも非常にスマートなデザインとされ
キヤノン=スタイリッシュなカメラというイメージが
F-1で出来上がったような気がします。
対するニコンは露出計内蔵モデルとなると
F2フォトミックですが
F-1とは正反対の非常に武骨なデザインです。
いや、これはこれで非常に魅力的ではあるのですが
見事に正反対なイメージでまたそれぞれのメーカーのイメージを
そのまま表していて今見比べても非常に面白いですね。

お預かりしているF-1は
シャッター幕の走行が少々不安定なようで
それに関連してたまにミラーアップしたままになってしまいます。
以前にも書きましたが横走りシャッター機で
ミラーアップが起こる症状は
ミラー駆動が原因のこともたまにありますが
大半のものが後幕の走行不良により
シャッター幕走行完了時にミラーダウンレバーを
うまく蹴れないことが原因であることが多いのです。
今回もミラー駆動部の清掃整備ももちろん行いますが
直接の原因は幕軸の汚れ等による幕走行不良かと推測されます。
それとは別の問題でスローガバナの動きも悪いようです。
固着とかしたりではないですが
例えば1棒のシャッターの時に
1秒シャッターが閉まった後
ガバナはロックが外れて瞬時に戻らなくてはいけないのですが
シャッター作動時と同じように
「ジーッ」とゼンマイ音をたてて帰っていきます。
これもガバナの動きが悪いために起こる現象です。

画像のレンズは当店のテスト用レンズです。
幕軸、スローガバナ、巻上機構部、SS機構部等々
動作する部分は一通りの整備を行った上で再調整しました。
もちろんファインダー清掃、露出計調整も行っています。
SSの精度も含めてお預かり時よりずいぶん改善しています。
動きが全体的に軽やかになったと思います。
F-1だけではなく当時の各メーカーのフラッグシップモデルは
そのメーカーの持つ技術を惜しげもなく詰め込んだものばかりで
非常に造りの良いものばかりです。
しかしながら定期的なメンテナンスを行わないと
経年劣化には勝てず本来の動きを失っていくことになります。
今回のF-!もこれで当分安心して使っていただけると思います。

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ペンタックスSPⅡのカメラ修理

今日は「デーツの日」なのだそうです。
デーツって何?って思いますよね。
いや、私も知らなかったのですが
ナツメヤシの実を完熟させたドライフルーツのことで
お好みソースの甘みとコクを出す原材料としても
使われるのだそうです。
で、この「デーツの日」を制定しているのは
広島県広島市西区に本社を置き、
お好みソースなど様々なソースや調味料などを
開発・製造・販売するオタフクソース株式会社なのです。
あぁ~お好み焼き食べたい!
そりゃ東京でもお好み焼きのお店は高田馬場や新宿にでも
行けばあるのですけどね。
広島のようにちよいと歩いて気軽に行ける場所にないのですよ
(あ、行ったことないけど中野駅北口にはあるらしい)
まぁ、こうしてお好み焼きに飢えた状態にしておいて
また呉に行った時にでも
(一応年末年始は墓参りも兼ねて地元で過ごそうと考えている)
がむしゃらに貪り食ってやる(笑)
もちろんソバダブルで。。。
お昼前ということもあってこういうこと書いていると
無性にお腹すいてきました。。。
あ、デーツはドライフルーツとして売っているそうなので
今度買ってきて味見してみます!

さてさて

本日は「ペンタックスSPⅡ」のカメラ修理を行っています。
ペンタックスSPはそもそも1964年に発売開始され
国内外で大ヒットしたカメラですが
「SPⅡ」は海外からの強い要望で
1974年に復刻・再生産されたモデルです。
基本的な部分はSPと同様ですが
アクセサリシューには接点がX接点が設けられホットシューとなりました。
他、細かい部品はいくつか変更が行われています。

せっかく10年後の復刻なのですから
プリズム周りに加水分解する遮光材をぐるりと巻くのは
変更してほしかったところですが
残念ながらそういうところは変わっていません(苦笑)
今回もその遮光材のせいでプリズム腐食が発生しており
ファインダー内にお馴染みの黒い横線が入っています。
ちなみにSPの後継機であるSPFとは
プリズムの互換性がないのですが
(微妙に大きさが異なる)
SPⅡはSPFの翌年の発売でありまながら
プリズムは旧SPと同じSPFよりわずかに小さいものを使用します。
まぁ、SPFも同様の腐食が多いので
まだこの時代は数十年後にこんなにプリズムが腐食するとは
想像できていなかったのかもしれません。
他メーカでも同時代のカメラで同じような現象も多いので
きっとそういうことなのでしょうね。

プリズムだけでなく露出計は不動で
シャッタスピードの精度は出ておらず高速は開き切りません。
低速時には頻繁にミラーアップになったままになってしまいます。
装着されているSMCタクマー55mmF1.8も盛大にカビが発生しており
ボディもレンズも一折の清掃整備が必要な状況です。
プリズムは中古良品と交換で対応します。

巻上は個体差(もともとの個体差ではなく
保存状態によって起きる個体差)もあり
何とも言えない部分もありますが
明らかに重く感触も悪くとても本来の状態とはいえません
金属疲労や摩耗の問題もあるので
完璧に新品の頃のようにとはいきませんが
本来のSPらしい
軽やかな巻上が取り戻せるようにも整備してきます。
現在起きているトラブルはいろいろありますが
どれもSPによくありがちなものばかりなので
整備が完成すれば見違えるほど絶好調になると思います。

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ヤシカエレクトロ35MCのカメラ修理

今日は11月29日です。
「いい肉の日」、「いいフグの日」、
「いい服の日」、「いい文具の日」。。。等々ですねぇ
いい文具を使って仕事して
仕事が終わったらいい服を着て
肉やフグを食べに行くということですね!
なんと贅沢で充実した日だ。。。(笑)
私は日曜日は当然こうしてお仕事なので
仕事が終わったらいい服着てステーキ屋さんにでも。。。
うーん、月末でやること満載でちょっと難しいかな。。。
でもちょっといいお肉でも買って帰って
家で焼いていただこうかな。。。
ついでにちょっと良い赤ワインでも。。。(笑)
。。。実はあまり調子に乗って
飲み食いしている場合ではなくて
2月の入院で8kg落ちた体重が
もはやすっかり元に戻ったどころか入院前に比べても
2kg増えて人生最大の体重になっているのです。。。(汗)
当然、それによる弊害もかなりあるので
気合い入れてダイエットしなくては。。。

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35MC」のカメラ修理を行っています。
今月は一段とエレクトロの修理が多い気が。。。
ただ「MC」はエレクトロ35シリーズの中では
少々異端児的存在です。
まず他のエレクトロ全機種がレンジファインダーを搭載している中
「MC」は目測ゾーンフォーカスです。
レンズも他のエレクトロはF1.7クラスの大口径レンズを搭載しますが
「MC」は40mmF2.8です。
しかしながらそれもこれもこの非常にコンパクトな
ボディサイズを実現するためです。
ハーフ判カメラかと思うほどのコンパクトなカメラです。
レンズの出っ張りは少しありますが
上着のポケットの中にでも入れられる大きさです。
全速電子制御シャッターで絞り優先オート専用というところは
他のエレクトロとも共通する部分です。

エレクトロMCは電池室にトラブルを抱えたものが多いのですが
お預かりしているエレクトロMCは
そこは問題なくオート制御も動作しているようです。
ただ、上カバー上のチェックランプ
(バッテリーチェックではなく動作チェックのランプ)が
全く点灯しません。単純に球切れではないようです。
加えてエレクトロは前機種、巻き上げた際に「カチン」と
レリーズが戻る音がするのが正常ですが
このMCは全くその音がなく巻き上げても
レリーズが戻り切っていないものと思われます。
この場合、オート制御が不安定になったり
制御がでたらめになってしまう可能性があります。
今回の場合はオートがでたらめなことはないのですが
やはり制御は不安定な状態になってしまっています。
さらにオートが不安定な原因はもう一つあって
シャッター羽根の駆動部が粘ってしまっているようです。
電池を抜いたときには最高速で無条件に切れるのが正常ですが
このMCは「えっ?電池入ってる?」と勘違いするくらいに
スローシャッターで切れてしまいます。(1/8くらいかな)

シャッターユニットの整備、レンズ清掃等々
一通りの整備を行います。
小さなボディに結構ぎっしり詰まっていて
なかなか整備は大変なカメラですが
それでもXA辺りと比べると整備性は良いほうだと思います。
ちなみにチェックランプ不灯の原因は
シャッター連動接点の接触不良だったようです。
きちんと整備してしっかり使える状態にしたいと思います。
エレクトロ35MC。。。
実は私も個人的に一時期使っていたのですが
かなり良いカメラですよ。

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ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は「フランスパンの日」だそうですよ。
「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」という語呂合わせからだそうです。
うーん、なかなか無理もありますねぇ(笑)
それはともかくフランスパンは美味しいですよね!
あの硬いのがいいのですよねぇ。。
歯ごたえがあって外側は特にパリパリで。。。
軽くトーストするといい香りも楽しめて食欲ましますね!
形や大きさでバゲットやバタール、ブール、パン・ド・カンパーニュ、
シャンピニオン、エピ、クーペ…等々いろいろな種類があります。
そうそうクロワッサンもフランスパンの一種ですね。
日本だと砂糖を生地に入れることは多いので
菓子パンっぽいイメージですが。。。
フランスパンは小麦粉・塩・水・イーストのみで作られるものです。
乳製品や油脂類、卵は一切使わないのですね。
そのため作り手の技術が大きく味を左右すると言われています。
昔、紙袋にパゲットを刺して(1/3くらい入りきらなくて外に出てて)
買い物をしている姿にやたらと憧れたことがあったなぁ(笑)
今は一人で消費するにはバゲットは大きすぎるので
せいぜい頑張ってもバタールだな。。。
近所のスーパーにもよく売っていて
私が行く時間帯にはバタールがお安くなっていることも多いので
今日あたり買って帰って明日の朝にでもいただきましょう
フランスパンのトーストとコーヒーで始まる朝は
香りで覚醒されて何だか元気が出ますね!

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
国産二眼レフ最高峰と言われることも多い
「オートコード」ですが1955年に最初のモデルが発売され
1970年代初頭まで発売され続けます。
これはいわゆる「二眼レフブーム」が過ぎ去った後にも
生産し続けたということにもなりますね
その間に分類の仕方や輸出モデルを含めるかどうかにもよりますが
8種類のモデルが登場しました。
今回はその中でも最終モデルとなる「オートコードⅢ」です。
なぜ「Ⅲ」なのか昔は不思議に思っていたのですが
オートコードは大きく前期型と後期型に分かれますが
後期型になったときに場b号を一度リセットし
最初の後期型を「オートコードⅠ」としたのです。
そのため後期型から数えて三代目となる最終モデルが
「オートコードⅢ」となるというわけだそうです。
(CDSもモデル違いとカウントするとまた変わってくるのですが。。(苦笑))
Ⅲ型の少し前に発売された「CDS型」から
高分散・低屈折の新種ガラスを使ったニューロッコールレンズとなっています。
これがⅢ型の大きな魅力でしょうね。
従来のロッコールレンズも非常に評価の高いレンズでしたが
さらに洗練された写りとなっていると個人的にも思います。
加えてⅢ型では220フィルム対応となり
(輸出仕様Ⅱ型でも既に対応はしていたが13枚目でリセットするタイプ)
カウンターが1-24まで連続して続くようになりました。
最後に登場したオートコードは「CDSⅢ型」なのですが
70年代に入り先に「CDSⅢ型」のほうがカタログ落ちしたので
「Ⅲ型」が最後のオートコードであり
ミノルタ最後の二眼レフでもあります。

お預かりしている「オートコードⅢ」が非常にキレイな外観で
使用感もあまり感じられない個体ですが
おそらくかなり長い間仕舞い込まれていたものと思われます。
保管環境そのものはそれほど悪くなかったようで
レンズには多少のカビや汚れが見られるものの
大きなダメージはなさそうです。
ファインダーはさすがに結構な汚れが目立ちます。
それよりも大きな問題は巻上クランクが全く動きません。
でもよく見るとシャッターはチャージされている様子です。
。。。となればクランクは回らなくて当然です。
ではレリーズボタンを押してみます。
。。。。うんともすんともいいません。。。。
おそらく強烈にシャッター羽根が固着しているようです。
羽根固着していてもシャッター音だけはして
実際は羽根が開かないというパターンが多いのですが
今回は羽根駆動部から固着しているようですね。
そのためチャージも解除されない状態のようです。
シャッターユニットの清掃・整備
シャッター羽根のの洗浄・清掃で修理できるのではないかと思います。

オートコードと言えばハラキリ式のピントレバーですが
これも動きがかなり重いです。
ここが固着あるいは非常に重い状態で無理に動かしていて
レバーを折ってしまっている個体が多いです。
もちろん今回はヘリコイドのグリスアップも行いますので
ピントレバーも軽く仕上げていきたいと思います。
画像ではわかりにくいですが後期型オートコードの特徴でもある
専用ストラップ用の取り付け金具は汎用性の高い前期のものに
取り換えられていますね。
個人的にはこれが正解だと思います。
後期型の専用ストラップ。。。
うっかり抜けることもたまにあるらしいので。。。(汗)

まだ現状チェックを行っただけで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
整備性も非常に良いカメラです。
隅々までしっかり整備して
できる限り本来の姿に戻したいと思います。

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ヤシカエレクトロ35GSNのカメラ修理

11月ももう27日。。。27日といえば
お店の家賃やらいろいろと引き落とされる日で
ネットで口座を見るとがっくりとくる日です(笑)
27日で金曜日。。。
あ、もうそろそろみなさん
忘れてしまっているかもしれないし
これの恩恵を受けている方が
世の中にどれだけいるのかわかりませんが
今日は「プレミアムフライデー」ですよ。
これもコロナ禍の影響もあって
積極的に早めに仕事を終わらせて
食事や旅行に出かけましょう!とも
言ってる場合じゃなくなっちゃいましたねぇ
そもそもリモートで出社していない方も
多少はいらっしゃるとは思いますが
通勤していらっしゃる方は早めに終わらせて
家で美味いものでもいただきましょう
じゃ、私も。。。とはならないですねぇ(苦笑)
作業は遅れ気味だし月末近いし
週末は稼ぎ時ですし
気合い入れてラストスパートです。

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GSN」のカメラ修理を行っています。
うーん、本当に最近、エレクトロの仕事多いですねぇ
「GSN」はいわゆる初期のエレクトロの集大成といえるモデルです。
これ以降のエレクトロ35は小型化され
スペックや基本的構造はともかく
外観的には初代の面影がなくなっていくのですが
この「GSN」までは基本的に初代エレクトロの
マイナーチェンジ版といっても良いと思います。
初代と同じ大きさ、ほぼ変わらないデザインのカメラです。
内部的にはモデルが変わることに
部品の材質等に小さな改良を重ねてきていますが
基本的な構造は初代とそれほど変わりまりません。
前モデルの「GS」で変更された新コーティング採用の
カラーヤシノンDX45mmF1.7レンズは引き継がれ
写りの評価も非常に高いカメラです。
「GS」からの変更点はアクセサリーシューに接点が追加され
ホットシューとなったことくらいでしょうか。。。
個人的にはこの初代からの流れをくむデザインが
やはりエレクトロらしいと感じますし
特にシルバーモデルはヤシカらしいギンギラギンの派手なシルバーが
何とも言えず好みです。

お預かりしている「GSN」はその特徴的なシルバーが
非常に際立つほどキレイな外観を保ったモデルです。
このカメラの場合は「ピカピカです」というより
「ビッカビカです」というほうがしっくりきますね(笑)
電池室の腐食の多いカメラですが
この個体は電池が長期間入れっぱなしになったこともないようで
電池室蓋も内部の端子も非常にキレイです。
電池を入れてバッテリーチェックを押すと
まぶしいほどカウンター部のランプも光ります。

。。。でも、シャッターが全く制御されないのです。

シャッターを切ると明るさに関係なく同じように切れてしまいます。
電池を抜いても同じ動きなので
電気的制御が全くされていない様子です。

よくあるパターンとしては
根本的に電池室から電源が供給されない場合が多いですが
今回はバッテリーチェックも点灯しますしそんなことはありません
あと、エレクトロで多いのは電源は入っているのだけど
シャッター羽根駆動部の粘り・固着により全く制御されないという
パターンも多いのですが
その場合は明るぎる設定にしてみたり少し絞って薄暗い場所に
向けると赤・黄の警告灯は点灯するのですが
今回は警告灯も全く反応しません。
シャッターユニット(オート制御部も含む)に
全く電源が供給されていない感じです。

とりあえずある程度のところまで分解して
テスターでいろいろ当たってみると
やはり制御部手前まではちゃんと電源はきています。
。。。ということは内部のどこかで断線しているのか
接触不良になっている可能性が高いと思われます。
これはちょっと厄介そうです。
接点や配線をひとつずつチェックしていくしかなさそうですね。
時間はかかりそうですが
とりあえず:取り掛かっていきたいと思います。
根本的な原因がわかったところで
他部分の通常整備にも取り掛かっていきます。
何となく勘ですが何とかなりそうな気がするのですが。。。
こればかりはこの類のカメラはやってみないとわかりませんね

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