日別アーカイブ: 2018年10月8日

オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「体育の日」ですね!
でもね。。。昭和40年代生まれの私としては
やはり体育の日といえば10月10日のイメージで
その日は全国的に「大運動会」なのですよねぇ。。。(笑)
今は「運動会」は春に行うところも多いそうですが
春に行う運動会はちょっと小規模な「小運動会」で
やはり10月10日は「大運動会」で
年に一度の大イベント、朝から夕方までみっちり行われます。
1ヶ月くらい前から体育の時間はもちろん
朝の全校集会も運動会の練習になります。
各個別競技の練習は比較的少なくて
練習のほとんどは開会式・閉会式の行進の練習です。
運動会自体は大好きだったけど
この「行進の練習」は大嫌いだったなぁ。。。。(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
数あるペンシリーズの中でも「EE系」と並んで
非常に人気のあるモデルですね。
初代ペンの上級モデルとして1960年にデビューし
レンズはD.ズイコー3cmF2.8、しゃったースピードは
きちんと倍数系列で1/8-1/250の6速+Bを装備しています。
よりきめ細かい撮影に対応できるようになりました。
露出計のない目測カメラなので
ネガフィルムを詰め、今日の露出は日なたでこのくらい
日陰でこのくらい、と大雑把に決めたら
ピントも被写界深度に任せる感じで
気の向くままにパシャパシャ撮っていく。。。というスタイルが
向いていると思います。
ハーフ判でもありますし非常にコンパクトなカメラなので
そういう撮影スタイルに向いていると思います。

お預かりしているペンSはシャッター羽根が開きません
ペンでよくある。。。というよりレンズシャッター機では
定番の羽根固着です。
ビハインドシャッターなのでフィルム室側に
シャッター羽根が露出しているので
羽根の重なった部分をそっとチェックしてみると
やはり油がしっかり付着しています。
その他、ファインダーのクモリ、レンズにはカビが見受けられます。
もちろんフィルム室のモルトも全滅です。

まだ現状チェックを行っただけの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

余談ですが。。。
このペンSや初代ペンEEやEESは裏蓋を完全に取り外して
フィルム室の開閉を行うタイプです。
このタイプの裏蓋の底部分に貼られているU字状の
モルトは他のカメラのフィルム室によく使われる
1.5m厚のモルトでは例え新品でも
光漏れの確率が非常に高くなりますので2.5mm厚のモルトを使います。

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