日別アーカイブ: 2018年10月13日

オリンパス35DCのカメラ修理

今日は「引越しの日」だそうですよ。
私も長く一人暮らししていますから
引越しも何度も経験していますが
いろいろと面倒くさいですよねぇ。。。
。。。とはいえ。。。
しょせん一人ですから家族で引っ越すことに比べれば
めちゃくちゃ身軽だとは思います。
思い返してみれば
通勤時間がかかるのがとにかくイヤで
仕事場(異動等も含めて)が変わるたびに
極力近いところに引っ越すっていうのがパターンでしたねぇ
。。。ということは。。。
これからはお店が潰れない限り(汗)
引越しとは縁がないかな。。。。(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
このカメラも修理依頼の多いカメラですね。
今日、整備を行う個体以外にも
修理順番待ちの中にあと3台はあったような気がします。
レンジファインダー搭載のレンズ固定式レンズシャッター機です。
非常に評価の高いズイコー40mmF1.7を
気軽に味わうことのできるカメラです。
露出はプログラムオートで撮影します。
シャッターそのものは機械制御で電源がなくても駆動しますが
露出計がある程度振れていないと
「光量不足」と判断しシャッターロックがかかります。
そのため、電池がちゃんと入っていないとシャッターを切ることができません。
ただし、暗いところやレンズキャップをしている場合でも
強制的にシャッターを切ることができます。
前期型の場合は底部の「F」ボタン
後期型の場合はBCボタンを押しながらシャッターボタンを押すと切れます。
もちろんこの場合も電池がセットされていることが条件です。

。。。ということで、35DCは露出計不動により
シャッターも切れない。。。という個体が多いのですが
今回、お預かりしている35DCも同様です。
電池室は一見キレイなのですが
端子根元部分にわずかに緑青が見受けられるので
おそらく電池室裏側は結構な腐食で断線しているものと思われます。

まだ現状チェックを行っている段階なので
まずは露出計を動くようにしないとシャッター周りのチェックもできません。
他の部分で現在わかっているのは
二重像が非常に薄く、ほとんど見えないことと
自慢の40mmF1.7レンズにかなりカビが確認できます。
電源周りも含めて一通りの整備が必須な状況です。
ちなみに今回お預かりしている35DCはいわゆる後期モデルで
ファインダー横にBC(バッテリーチェック)ランプが付いています。
以前にも書きましたがこのBCランプ、電圧変換型アダプタを使用すると
電池容量があっても点灯しないことが確認されています。
キャノネットG-ⅢやキヤノンEFと同様です。
今回はお客様と打ち合わせの上、1.5Vで調整します。
無変換タイプの電池アダプタであれば普通に点灯します。

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