今日は言わずと知れた「七夕」であり
四十八節気でいうところの「小暑」でもありますね。
7月7日はこれだけではなく
色々な記念日が制定されています。
(七夕絡みが多いですが)
「ゆかたの日」、「川の日」、「竹・たけのこの日」
「香りの日」、「乾麺の日・そうめんの日」
「ポニーテールの日」、「カルピスの日」、「ギフトの日」
「恋の日」、「冷やし中華の日」、「高菜の日」、
「ドリカムの日」。。。等々。。。
それにしても毎年のことですが
七夕は梅雨真っ盛りで
なかなか織姫と彦星を見ることはできませんね。。。
さてさて
本日は「ミノルタXD-s」のカメラ修理を行っています。
世界初の両優先AE(絞り優先AE、シャッタースピード優先AE)を搭載した
XD発売の翌年(1978年)に発売されたカメラで
XDのアイピースシャッターを省略し
代わりに「視度補正機能」を搭載したモデルです。
視度補正を標準装備したカメラはXD-sが世界初だそうです。
ボディカラーはブラックのみで国内販売専用機です。
視度補正機能以外は基本的にXDと同一です。
スペックもさることながらXD同様に
秀逸な使い心地が非常に魅力的なカメラです。
お預かりしているXD-sは
XD系定番のトラブルとも言える
シャッターレリーズ後のレスポンスが悪いという症状が出ています。
レリーズボタンを押してシャッターが実際に切れるまでの
レスポンスが非常悪い状態で
明らかに一呼吸置いてからシャッターが作動するという感じです。
絞込みレバーが作動してから
ミラーが動き始めるまでのタイミングに妙な間があり
ミラーそのものの動きも少しゆっくり目です。
主な原因はエアダンパーの粘りかと思われます。
加えて高速シャッターの精度が全く出ておらず
1/1000は開ききらないこともあります。
露出計の値はほぼ問題ないのですが
オート露出は絞り優先AE時に明らかにオーバー傾向で
+2段以上オーバーとなってしまうようです。
シャッタースピード優先時にはそこそこ正しい値が出ています。
エアダンパーの清掃整備、各マグネットや接点の清掃
シャッター幕軸の清掃注油等々一通りの整備を行っていきます。
写真は一通りの整備を終えて
組み立て直し電装系の調整を行っている段階です。
整備前に把握していた問題箇所は解消していますが
少し様子見の時間も必要です。
巻上の感触やアキューマットスクリーンによるピントの見え具合等
いつもながら操作していて非常に気持ちの良いカメラです。
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