今日は「やまなし桃の日」だそうですよ。
初夏から夏にかけての果物といえば
やはり桃が一番ですよね!
子供の頃、暑い季節になってくると
朝ご飯の最後に桃が良く出ていたので
桃といえば夏の朝のイメージです。
個人的に果物の中で一番好きかもしれません。
で、山梨の桃がこれがまた美味しいのですよねぇ。。。
南アルプスや八ヶ岳に頻繁に登っていた頃は
帰りに果樹園や道の駅でよく桃を買って帰りました。
それなのに今年はまだ食べてない。。。
とりあえず帰りにスーパーで桃買って帰ろう!
もちろん今日は山梨産で!
さてさて
本日は「オリンパスフレックス」のカメラ修理を行っています。
二眼レフブームの頃には小さなメーカーがたくさんあって
色々な二眼レフが作られていました。
後の時代にも残る大手メーカーとしては
ミノルタやヤシカ、リコーが二眼レフメーカーとしても有名ですが
オリンパスも二眼レフを生産していました。
それが今回の「オリンパスフレックス」です。
オリンパスはそれまでも他のメーカーの二眼レフや
フォールディングカメラにズイコーレンズを供給していましたが
このオリンパスフレックスで満を持して二眼レフデビューだったわけです。
オリンパスフレックスと言っても幾つか種類があるのですが
今回お預かりしているのはおそらく「BⅡ」型だと思われます。
75mmF2.8のズイコーレンズを搭載します。
F2.8の大口径は国産としては初めてのものだそうです。
フィルム装填はスタートマーク式のセミオートマット
セルフコッキングこそ装備されていませんが
二重露光防止のための切替SWが装備されています。
レンズの間にあるダイヤルでSSと絞りを設定しますが
二眼レフではめずらしくSS・絞りともにクリックがあり
これも二眼レフとしては珍しくダイヤルそのものに値が刻印されています。
お預かりしているオリンパスフレックスは
まずシャッターが切れません。
シャッターの粘りもあるようですが
どうやらレリーズロックが悪さをしているようです。
さらに問題なのは絞り羽根が一部外れているらしく
絞ったときの絞りの形状がおかしなことになっています。
後で分解してわかったのですが
絞り羽根を留めてあるピン(ダボ)は無事で単純に外れていただけでした。
絞り羽根にも粘りがあったので
おそらく動きにくい状態で無理に動かしてしまったため
外れてしまったものと思われます。
二眼レフだけではなくレンズシャッターで絞りが重い場合は
決して無理に動かさず、修理・点検に出されることをお勧めします。
この時代のズイコーレンズは他の二眼レフやフォールディングカメラに
搭載されているものも含めクモリが酷い場合が多いのですが
今回は清掃で問題ないレベルまでキレイにすることができました。
写真は一通り整備が終わった後のものです。
様子見も終わり後は最終チェックを行って問題なければ感性です。
さすが最高級機といったところで
見た目も操作感も非常に質感の高い1台です。
こういうのを見ているとやたらと二眼レフを集めたい衝動に
駆り立てられてしまいます(汗)
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