日別アーカイブ: 2020年4月4日

ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は「あんパンの日」でもあり
「どら焼きの日」でもあるのですよ
どちらも美味しいですよねぇ。。。
とにかく餡子が大好きなので
他にも大福やたい焼き、もみじ饅頭
今川焼(大判焼き、私の地元では「びっくり饅頭」)
呉名物のフライケーキ、
白餡だけど松山銘菓の母恵夢(ぽえむ)
どれも甲乙つけがたく美味しいですよねぇ。。。
緑茶のお茶請けでもいいですが
個人的には牛乳と一緒にいただくと無敵です(笑)
ただ長年、糖尿病持ちだから
無制限に食べられないのですよねぇ(汗)
先日の脳梗塞だって10年近く患っている糖尿病と
若いころからの長年の喫煙(もちろん既に止めています)が
原因のひとつであることは間違いないところで
既に止めている喫煙はともかく
甘いものの食べすぎには気を付けないと。。。
あぁ。。。でも餡子は美味しいですよねぇ(笑)

さてさて

本日はミノルタオートコードのカメラ修理を行っています。
いろいろ好みや考え方によるとは思いますが
個人的にはやはり国産最高峰の二眼レフといえば
やはりオートコードではないかと思います。
振り子式のピントレバー、
SS・絞り値は構えた状態で確認できるレンズ上部での表示
クランク式の巻上・セルフコッキング
平面性を重視し上から下へ巻き取るフィルム巻上
明るくピントの山もわかりやすいファインダー
なんといっても秀逸な写りをする
ロッコールレンズ。。。魅力的なポイントの非常に多いカメラですね。
デビューは1955年ですが
細かいマイナーチェンジを繰り返しながら10年以上にわたって生産されます。
今回、お預かりしているのはオートコードのみならず
ミノルタの二眼レフとしての最終モデルとなった
「オートコードⅢ」です。同年に発売された「CdS」同様に
レンズは新コーティングの「ニューロッコール」となり
220フィルムにも対応しています。

ご依頼者様はこのオートコードを
某ネットオークションで入手したそうです。
外観は非常にキレイな状態で
レンズも比較的状態がよく巻上・ピントレバーも
正常に動作しています。
ただ。。。シャッターユニット及びシャッター羽根
絞り羽根が油まみれです。
レンズシャッター機でよく見かける経年で
自然と機械部分から染み出した。。。なんてレベルではなく
明らかにシャッターユニット内に大量の油
(おそらくCRC)を注入したものではないかと思われます。
当然、シャッターは粘っていて
レンズ前玉ユニットを外してみるとレンズ枠にも
べったり油漬け状態です。
これはなかなか大変です。
これだけ油漬けになっていると普通に清掃しても
どこからともなく染み出してくるものと思われます。
できる限り分解して根気よく清掃していくしかなさそうです。
あくまでも注油はしっかり古い油を除去したうえで
「必要最小限に!」です。
大量の油を後から脱脂すrのは大変ですからねぇ。。。

これから本格的に作業に取り掛かります。
ちょっと根気の必要な長期戦になりそうです(苦笑)

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