今日は「焼き鳥の日」だそうですよ。
「や(8)きと(10)り」(焼き鳥)と読む語呂合わせと
焼き鳥の最高の友であるビールとともに
この上なく美味しい真夏の日であることからだそうです。
確かにこの季節の焼き鳥とビールはたまりませんねぇ
熱い焼き鳥をほおばった後に
キンキンに冷えたビールで口の中の脂ごと
流し込むあの感覚。。。いや~いいですねぇ。。。
まだ午前中なのにもう口が焼き鳥とビールになってしまいます(笑
焼き鳥の味付けはたれと塩に大きくわかれますが
ある程度年取ってからは
ほぼ「塩」一択になってしまいました。
あまり脂が重いものは少ししんどいのですが
それでも焼き鳥は鳥皮の塩が最強ではないかと思います。
もちろん、モモやネギま、砂肝、ささみ、せせり
手羽先、ぼんじり、なんこつ、レバー。。。どれも美味しいですね!
焼き鳥はやはりお店で焼きたてを食べるのがいいですね…
これも真夏の間…近日中に行ってきます。
さてさて
本日はコニカオートレックスのカメラ修理を行っています。
1965年発売のカメラです。
いわゆるコニカARマウントを搭載した最初のカメラで
交換レンズに刻まれる「AR」はオートレックスの頭文字からきています。
(初期のARマウント(コニカⅡマウント)には
ARの文字がまだないものも存在します)
ARレンズ(コニカⅡマウント)はレンズ側の絞り設定に
「EE」ポジションがあり
ここに設定することでシャッタスピード優先オートで動作します。
このシャッタースピード優先オート搭載も
機能的なハイライトですが
オートレックスの場合、
何といっても注目されるのは
やはり35mm判とハーフ判にフォーマットが
切り替え可能なところだと思います。
それもフィルム装填中にも切替が可能です。
同じ1本のフィルムの中に35mm判とハーフ判を
混在させることができるわけです。
35mm判→ハーフ判の変更は巻き上げてからレバーで切り替え
ハーフ判→35mm判の変更はレバーで切り替えてから巻き上げを行います。
落ち着いて考えてみると
そうしないとコマがかぶってしまうわけですね。
お預かりしているオートレックスは
まずシャッターが開いたままで固着した状態になっていました。
もちろんこの状態から巻上も何も動かない状態です。
シャッターユニットは安定した動作で定評のある
お馴染み「コパルスクエア」ですが
さすがに経年劣化や積年の汚れには勝てない部分もあり
汚れや古い油脂のために固まってしまっているようです。
加えてオートレックスは露出計周りに
トラブルの多いカメラです。
今回も電池室の一部が崩壊してしまっていて
端子がまともに固定できていないような状態でした。
このままではシャッターが直っても
露出計はまともに動かない状態です。
画像は一通り修正整備が完了した時点でのモノです。
シャッターはスムーズに動作するようになり
精度的にも問題ございません。
露出計も安定して動作するようになっています。
精度に関してもできる限りの調整を行い
問題のないレベルになっております。
できあがってみると非常に使い心地もよく
申し分ないといえるのですが
正直にいうと整備性に関してはあまりほめられたものではなく
修理するにせよ一通りの整備をおこなうにせよ
なかなか手間のかかるカメラです。
コニカの一眼レフ全体に共通した特徴でもあるような気がします。
指針挟み込み式のオート制御を行うためもあり
シャッタレリーズが妙に長いことも特徴です。
慣れてしまえばそれほど不自然な感じでもないですが
レリーズストロークの短いカメラに慣れている方だと
ちょっと違和感を感じるかもしれません。
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