今日は「レインボーブリッジ開通記念日」だそうですよ。
1993(平成5)年のこの日に
東日本最大のつり橋「レインボーブリッジ」が開通しました。
今年で30年になるのですね!
港区芝浦地区と台場地区を結ぶ東京タワーとはまた異なる意味で
首都圏のシンボルと言える存在だと思います。
深夜0時まではライトアップもされていて
深夜の首都高11号台場線を通ると
周りの夜景も含めてなんとも美しいのですよね
わき見運転はいけませんが。。。(苦笑)
実は橋の周辺の土地が狭く両脇のアーチ部分に
ケーブルを長く引くことができず
中央部のケーブルが作るアーチに比べて
両脇のアーチ部分が短く力学的にもバランスがとても悪いのです。
このバランスの悪さを解消するために
レインボーブリッジは陸地から通常の橋よりも強い力でケーブルを牽引し
安全面での問題もクリアしているのだそうです。
限られたスペースに建造物を作るのは本当に難しいのですね…
レインボーブリッジを見るたびに
こういうこともついつい考えてしまいます。
さてさて
本日は「ヤシカフレックス」のカメラ修理を行っています。
昨日に続いて二眼レフですが
「ヤシカフレックス」も同じ「ヤシカフレックス」という名前で
様々なモデルが存在し、モデル名で判別ができないため
種類を特定しようとするとなかなかややこしいカメラです。
その点は昨日の「プリモフレックス」以上ですね。
今回お預かりしている「ヤシカフレックス」は
レンズ間にSS・絞りのダイヤルはなく
赤文字の「Yashica」+楕円のロゴがあり
フィルター枠はBay1バヨネットであることから
C型かと思われます。
搭載シャッターユニットはコパルで
最高速は1/300
レンズはヤシコール80mmF3.5です。
フィルム装填はスタートマーク合わせのセミオートマットです。
本来は実用的で非常に使いやすい二眼レフです。
ただし整備前の今回の「C型」それなりにトラブルも抱えており
そのままではとても撮影に使える状態ではありません。
今回も何かが破損している…というような状態ではありませんが
積年の経年劣化がいろいろなトラブルを引き起こしています。
まずシャッターは羽根が粘っていてゆっくりと作動します。
もうこの時点で普通には撮影はできません。
加えてレンズ・ファインダーにはかなりのカビが見受けられ
ファインダーミラーはいつものパターンで劣化で曇っています。
やはり全体的にしっかり動ける状態に復元して
光学系に入念な清掃が必要です。
画像でも多少わかりますが
ミラーは半端なく曇っていて
いくらファインダーやビューレンズを清掃しても
ミラーがこれではファインダーはまともに見えません。
ここまで劣化していると清掃ではどうにもならないので
表面鏡は切り出して新品と交換します。
まだ本格的な整備はこれからですが
しっかり整備すれば先述したように
非常に使い勝手の良いカメラですので
存分に撮影を楽しんでいただけるようになると思います。
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