コニカⅢAのカメラ修理

今日は「UFO記念日」だそうですよ。
アメリカで最初にUFOが目撃された日だそうです。
世界中のUFOマニアが観測を行う日になっているようです。
私も子供の頃はUFOの本はたくさん読んだなぁ
残念ながら目撃したことはありませんが。。。
なににせよ、夜空(UFOは夜とは限らないか)を見上げて
星を眺めながらいろいろ観測するのは楽しいですよね!
季節柄、なかなか晴れ渡る夜空もご無沙汰ですが。。。

さてさて

本日は「コニカⅢA」のカメラ修理を行っています。
招きネコのような巻上が楽しいコニカⅢですが
ⅢAは通常のⅢに
「画角自動修正機能付きの等倍ファインダー」が装着されたモデルです。
要はレンジファインダー機だと実際に写る範囲と
ファインダーで見えている範囲が近距離だと大きくズレてしまうのですが
ブライトフレームを動かすことで自動的に補正する。。。というものです。
50mmF1.8が付いているのがⅢAと覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが
搭載レンズは50mmF1.8と通常のⅢと同じ48mmF2の2種類が存在します。
等倍ファインダーは右目でファインダーを覗く方なら
両方の目を開けてファインダー視野外も確認しながら
撮影ができるのですよね。試しにやってみると非常に便利で快適です!
私は普段は左目で覗くのですが
せっかくの等倍ファインダーなら右目で覗きたいですね。

お預かりしているⅢAはレリーズボタンを押すと
シャッターが作動する音はかすかにするのですが
シャッター羽根がピクリとも動きません。
レンズシャッターでよくある羽根粘りかと思いきや
後でわかったのですが羽根を駆動している部品に問題がありそうです。
絞り羽根は1枚外れて奥に引っ込んだままになっているようで
絞っていくと絞りの形が三角形になってしまいます。
コニカⅢ系は絞り羽根外れは比較的多いカメラですね。
粘り等で動きの悪い場合、無理に動かすのはやめましょう。
今回は大丈夫でしたが羽根が外れるだけならまだしも
絞り羽根を留めるピン(ダボ)が脱落してしまうとかなり厄介です。

Ⅲからはセルフコッキングとなっていて
随分使いやすくなりました。そのためボディ側との連携もありますが
リンク関係はシンプルで整備製も良好です。
シャッターユニットは取り外してここから整備を始めます。

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