ミノルタSRT101のカメラ修理

今日は「喫茶店の日」だそうですよ。
子供の頃は喫茶店といえば
少し薄暗い店内で
テーブル型のインベーダーゲームや
ブロック崩しが置いてある楽しいところ。。。っていうイメージで(笑)
高校生になると学校帰りに
バイトまでの空き時間に必ず立ち寄る場所になり。。。
大人になってからは。。。
スタバとかのコーヒーショップとかには
時間つぶしで立ち寄ることはあっても
昔ながらの喫茶店は行くことないですねぇ。。。
都内には比較的、レトロな喫茶店は残っていて
うちの店の近くにも何件かあるのですが
今度行ってみようかな。。。

さてさて

本日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
このカメラも修理依頼の非常に多いカメラですね。
ミノルタ初の開放測光を採用したモデルで
非常にたくさん売れたカメラです。
SRT101だけでも約7年間生産され
その後のSRTスーパーやSR101・SR505あたりも含めた
SRTファミリーは相当な数が現在も残っていると思われます。
押入れから出てきたカメラがSRTだったということも
かなり多いのではないかと思われます。
基本的に非常に丈夫なカメラで
少々の不調を抱えていても
健気に何とかシャッターは切れる。。。といった個体が多いと思われます。
現存数の多さから
中古市場にお求め易い価格で出回っていますが
シャッターは何とか切れていても未整備のものは
そのままで使用するには苦しい状況なものがほとんどです。

お預かりしているSRT101は
ご依頼者様のご実家で眠っていたカメラのようで
おじいさまが元々使われていたカメラとのことです。
今回のSRTも何とかシャッターは切れているのですが
動きの悪い駆動系を何とか動かして
息も絶え絶えに動作している感じです。
高速シャッターは全く精度が出ておらず
幕軸の動きが悪いため、1/1000も1/250程度しか出ていません。
低速シャッターはスローガバナは何とか動作しますが
幕の動作が悪いため頻繁にミラーアップしたままになってしまいます。
露出計は電池を入れても全く動きません。

いろいろ問題は抱えていますが
どれも長年の汚れや油切れのために動きが悪いだけで
分解してしっかり清掃してやれば直ると思われます。
さすがは丈夫なSRTですね。
製造番号を見てもわかりますが
シルバーのボディに
SSダイヤルの基部が黒いということ初期モデルです。
外装もかなりくたびれていますが
できる限りピカピカに仕上げたいと思います。
ところで。。。この時代の旧ミノルタロゴの
金属製レンズキャップはレトロで良いですねぇ。。。

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