今日は「コットンの日」だそうですよ。
「コッ(5)トン(10)」と読む語呂合わせと
木綿(コットン)が夏物素材として使用され
5月に店頭販売の最盛期を迎えることからだそうです。
木綿のシャツとか肌触りが良くて
気持ちが良いですよねぇ…
初夏の気持ちよさが感じられてよいですね。
そういえば子供の頃に
「木綿のランニング」(死後(笑))を着せられて
それ1枚と半ズボンで外で遊んでましたねぇ…
なんか懐かしい景色が
いろいろと頭に浮かんできてしまいます(笑
さてさて
本日は「ミノルタSR-2」のカメラ修理を行っています。
1958年発売のカメラです。
ミノルタ初の一眼レフ機です。
「SR-1」のほうが後の登場で
「SR-2」のほうが上位モデルとなります。
数が大きい方が上位モデル…ということですね。
シャッター速度はB・1秒~1/1000秒で
シャッターダイヤルは一軸不回転式ではありますが
不等間隔の持ち上げ式です。
この辺りは時代を感じます。
絞りも完全自動絞りではなく
レリーズで絞り込まれ巻上で開放になる
「半自動絞り」です。
多少クセのあるカメラですが
慣れてしまえば問題ないレベルかと思います。
余談ですが私のじいさんも
ニコンFを手に入れる前に
「SR-2」をメインで使っていたようです。
さすがに私の生まれる前ですが
その「SR-2」はちゃんと今でも手元にあって
元気に動いています。
お預かりしている「SR-2」はシャッター切れず
巻上できずで固着している状態です。
幕位置から判断してチャージはできているものの
レリーズできないという状態のようです。
レリーズボタンは押し込めない状況です。
「SRシリーズ」もプリズムの腐食が多いカメラですが
今回の「SR-2」も激しく蒸着が剥離しています。
プリズムに接するモルトを起因とするものです。
ファインダー内には横方向に太い黒い帯が出ていて
視野をかなり邪魔しています。
「SR-2」や「SR-3」前期の「SR-1」は
フィルム室には全くモルトを使わなくて
裏ブタやボディの形状で遮光しているのに
プリズム周辺にはモルトを使っているのですよね…惜しいですね(苦笑)
まだ取り掛かり始めの段階です。
わかりにくいですがプリズムの剥離も写っていますね。
プリズムは交換で対応します。
シャッターが切れない原因はレリーズ機構から
シャッターへの連携が動作不良によって
できないことが原因用です。
いったん巻上機構等も含めてある程度分解して
戦争整備の上、組み立てて調整することで解決しそうです。
シャッターの精度も出ていなさそうなので
そのあたりの整備調整も並行して行っていきます。
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