オリンパス35EDのカメラ修理

今日は「図書館記念日」だそうです。
1950年(昭和25年)のこの日に
「図書館法」が公布されたことが由来になっているようです。
ほんの数年前までは結構頻繁に図書館は利用していました。
私は小説や文庫本等はほぼ読まないので
興味の湧く分野の専門書等を借りて読むことが多かったです。
あと貸出禁止のものも多いのですが
その図書館のある地域の文化や歴史を紐解いた資料とかも
よく読んでいました。だから自分の住んでいるところ以外の
図書館も見つけると立ち寄ったりもしていましたね。
こう思い返すとこの仕事始める前のほうが
時間的にも精神的にも余裕があった気が。。。(汗)
そういえば中野区民になってから図書館に行ってない。。。。
今はコロナの影響でもちろん休館中ですが
落ち着いたら行ってみることにしましょう。。。

さてさて

本日は「オリンパス35ED」のカメラ修理を行っています。
オリンパス35シリーズは1948年の「35Ⅰ」から続く
歴史あるレンズ固定式コンパクトカメラのシリーズです。
1960年代末あたりからはコンパクト化も進み
様々なカメラがラインナップされます。
結構、種類が多くてわかりにくいのですが
「トリップ35」、「35DC」、「35RC」
「35SP」、「35EC」、「35EC2」、「35ECR」
このあたりが1960年代末から70年代前半に発売された
35シリーズのカメラです。
今回ぼ「35ED」は1974年発売で
35シリーズのカメラとしては最終モデルではないかと思われます。
モデル名が「E」で始まるということで
電子制御シャッター機です。
シャッタユニットはミノルタハイマチック等でお馴染みの
セイコーESFシャッターです。
レンジファインダーを搭載し、レンズはコンパクトな
38mmF2.8を搭載します。
スペック的にはECRの進化版といったところでしょうか。。。

今回お預かりの35EDですが
電池を入れてもシャッターが全く動きません。
電子制御シャッターなので
とりあえずは電源が入らないことには話になりません。
電池室周りの問題だけであれば何とかなるかとは思いますが
シャッターユニット内部まで腐食が進んでいると
もはやお手上げの可能性もあります。

とりあえずはある程度分解してみないと何ともいえません。
かなり長い間、動かないままで眠っていたと思われます。
ご依頼者様のおじさまのカメラと聞いています。
何とか復活させる方向で進めていきたいと思います。
まずは中身の現状をチェックすることから取り掛かります。

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