今日は「さかなの日」なのだそうですよ。
魚介類をたくさん食べて
もっと身近に感じてもらおうという日だそうです。
今でこそ私も魚大好きですが
子供の頃は本当に苦手で
やっぱり骨がわずらわしかったり
調理にもよりますが微妙な生臭さ等がダメだったりで
あまり積極的にl口にすることはありませんでした
一気に好みが変わったのは
やはりお酒…それも日本酒を飲むようになってからですねぇ
酒の肴…と考えるとやはり魚介類は最高です。
食事と一緒に嗜むならやはり主張の強すぎない
純米酒が最適で刺身でも焼き魚でも煮魚でも
何にでも合うと思います。
そうしてお酒と魚の組み合わせの美味しさを知っていくうちに
いつのまにかお酒ナシでも普通にご飯のおかずとしての
焼き魚とか煮魚も大好きになっていきました。
一時期は釣ってきたきた魚を何でも自分で捌いて
調理するようにまでなっていたのですが
今やすっかりそんな手間をかけることも
なくなってしまいました(汗)
でも時間の余裕がるときはスーパーで買ってきた
魚を適当に調理して酒の肴にはしています。
最近はそれもお手軽な干物が多いのですが。。。(苦笑)
コロナ禍でなかなか今は難しいですが
本格的魚料理はやはり外食で楽しみたいですねぇ
そのためにも今はがんばって仕事するか~(笑)
さてさて
本日は「アイレス35ⅢC」のカメラ修理を行っています。
たまに修理依頼のあるカメラですね
アイレス自体は前身のヤルー光学の頃から
当時非常に人気のあった二眼レフの生産でスタートしたメーカーです。
アイレスフレックスは当店にも修理依頼で
よく入ってくるカメラです。
並行して35mm判カメラの生産にも乗り出し
レンズ固定式のレンズシャッター機のアイレス35シリーズは
それなりに好調に販売されていたようです。
そのアイレス35シリーズの中で
今回の35ⅢCは1957年に発売されますが
それまでのアイレス35のイメージは完全に切り捨てて
確信犯的にライカM3のスタイリングそっくりに作られました。
そのルックスのせいもあり35ⅢCは
今でもなかなか人気の高いカメラです。
こうしてみると確かにぱっと見は「M3」ですねぇ
でもアイレスはあくまでもレンズ固定式のレンズシャッター機です。
中身の構造は根本的に全くジャンルの異なるカメラです。
それでも裏蓋の開け方とかも明らかに「M3」を
意識しているのは明らかでこの時代ならではのカメラだと思います。
搭載されるレンズはアイレス製Pコーラル4.5cmF2.4で
シャッターユニットはこの時代ではお馴染みの
セイコーシャMXLです。
レンジファインダーを装備しパララックス自動補正機構も装備します。
こうして書き出してみるとスペック的には
この時代の王道ともいえるレンズシャッター機です。
お預かりしている35ⅢCはまずはレンズシャッター機定番の
シャッター羽根固着によりシャッターが開きません
SS設定リング、絞りリング共に非常に動きが重く
レンジファインダーの二重像もかなり見えにくい状態です。
セルフタイマーも一部破損していて使えない状態です。
機能的には問題ありませんがなぜかレリーズボタンも
カバー部が欠落しており軸がむき出しの状態です。
全体的にもかなりコンディションの悪い状態でした。
上の写真は整備完了後の状態で
現在、少し様子見して最終チェック待ちという状態です。
リング類は絞り羽根の張り付き等もあり
動きが悪い状態でしたがおそらく過去に落下歴もあり
微妙に歪んでいた部分もありました。
できる限りの修復と清掃整備でまずはスムーズに
操作できる状態になっていて精度的にも問題ない状態になりました。
ファインダー内の見えにくさは
内部反射ミラーがかなり劣化して曇っていたことが主な原因です。
もはや清掃では対処できない状態だったので
ミラーは交換で対応してあります。
その上でできる限りの清掃を行い
お預かり時とは見違えるほどクリアになり
二重像もくっきりと見えるようになっています。
結果的にかなり手はかかりましたが
気持ちよく使っていただける状態になったと思います。
ご依頼者様には見違えるほどに回復した
35ⅢCで撮影をお楽しみいただければと思います。
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