今日は2月10日で語呂も良いこともあり
記念日の設定が多い日ですねぇ
「ニットの日」、「ふとんの日」、「ニートの日」
「二重の日」、「封筒の日」…
そんな中、今日は「トムとジェリーの誕生日」なのですね!
「トムとジェリー」(Tom and Jerry)の
第一作となる短編作品「上には上がある」(原題:Puss Gets The Boot)が
アメリカで劇場公開された1940年(昭和15年)2月10日が由来となっています。
日本では1964年にTBS系で放送されて以来
何度も再放送も行われています。
私も子供の頃、再放送でしたが毎週欠かさず見てましたねぇ
30分放送で3話構成なのですが
1・3話がトムジェリで2話目はトムジェリではなくて
他のキャラクターの話だったのですよね
この通称「真ん中の話」も好きでしたねぇ
ドルーピーとかロードランナーとか…
うーん…DVD買おうかな…(笑
さてさて
本日は「ミノルタSR-7」のカメラ修理を行っています。
SR-7は途中で大きなモデルチェンジを行って
ダイキャストボディの変更等も行われています。
そのモデルチェンジ後のSR-7は「ニューSR-7」と呼ばれ
ダイキャストも後のSR-T101のベースになるものです。
今回の「SR-7」は1962年発売の前期モデルです。
「SR-7」の前モデルは「SR-3」だったのですよね。
ここでも「フレンドシップ7」にハイマチックが持ち込まれたことの影響で
ハイマチック同様いきなり「7」になったわけですね。
この時代以降、ミノルタのカメラは区切りのモデルや
力の入ったモデルに「7」を多用することになります。
世界で初めてCdS素子使用の外光式露出計を内蔵した一眼レフカメラでもあります。
実は露出計周りもそうですがシャッターの構造等も
なかなか独特な造りをしているカメラで
修理・整備する立場から見るとちょっと難儀なカメラなのです。
「ニューSR-7」になるとかなりオーソドックスな造りに戻るのですが
この前期のSR-7とそれをベースとしているSR-1は
なかなか難しいカメラかと思います。
お預かりしている「SR-7」はミラ-アップしたまま
固着している状態でお預かりしました。
ミラーアップそのものは幕軸やミラー駆動部の粘りが原因で
その辺りを少し解消してやれば
とりあえずは動作するようにになったのですが
幕速を始めとにかくシャッター動作が不安定で落ち着きません。
幕ブレーキ関連の部品の摩耗による動作不良が酷く
まともに動きが落ち着くまでにかなり苦労をさせられました。
さらに露出計もあちこちの接点がダメで
まともに動く状況ではなく
さらに露出計本体にも問題が多い状態でした。
こちらも詳細を書けばキリがないので割愛しますが
かなり苦労して何とか使える状態には修理できました。
最終的にシャッター、巻上、ミラー駆動部、露出計
全ての機能が問題なく使える状態にすることができました。
画像は一通りの整備が終わった状態でのモノです。
もう少しだけ様子見をした後に最終チェックを行い
問題なければ完成となります。
SR-7は前モデルのSR-3やこの後のモデルになるSR-T101に比べると
なぜか苦労させられる印象の強いカメラです。
でき上がってみればミノルタらしく
非常に気持ちよく使える良いカメラなのですが…(苦笑)
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