今日は3月12日…
語呂合わせで「サ(3)イ(1)フ(2)」
「サイフの日」だそうです。
毎日触れて持ち歩くものですからいいものを使いたいですよね!
そういえば私も昨年、財布を買い換えました。
それまで使っていた財布も
思い入れもあり相当気に入っていて
手に入れてからかれこれ20年近く使っていたのですが
お札入れもあちこちほつれてきて
小銭入れに至っては一部破損したままここ数年使っていたので
「さすがにみっともないし残念だけど買い換えなきゃ…」と思っていたところに
中学生の頃、憧れていた国内ブランドがまだ健在であることを知り
その頃欲しがっていた、いかにもガキっぽいものでなく
今持ってても「あーこれはいい!」と思えるものもあったので
長財布を新調したのです!
(まぁいわゆる海外ハイブランドに比べれば
全くもってたいした価格ではないですが…)
10代の頃にあこがれたものを手に入れるのはやはり満足度高いですねぇ
使い始めて半年たちますが毎日触るだけで
少し嬉しくなってきます。
これも20年くらい持つかなぁ…じゃぁもうこれが最後の財布だな…(笑
さてさて
本日は「マミヤ35スーパーデラックス」のカメラ修理を行っています。
様々なモデルがって非常に複雑でわかりにくい
「マミヤ35シリーズ」の一員ですが
今回の「スーパーデラックス」は見た目からしてわかりやすいカメラです。
モデル名の刻印も前面にありますが
なんといっても目立つのは「セコール48mmF1.5」の大口径レンズ…
F1.7搭載モデルと2種類存在するようですが
今回はF1.5搭載モデルです。
もはや当時の最高級一眼レフに組み合わされるスペックといえますね。
見た目にも大迫力で
まさにその名の通り「スーパーデラックス」ですね
レンズ一体式のレンジファインダー機なので
ジャンルとしては「コンパクトカメラ」に分類される形式ですが
全くコンパクトではありません。
それでもボディだけを見比べれば当時の
(スーパーデラックスは1964年発売)
「ミノルタハイマチック」や「ヤシカエレクトロ35」あたりと
ボディサイズはさほど変わらないので
現在の感覚ではいえば「コンパクト」ではありませんが
びっくりするほど大きいわけでもありません。
でもレンズを含めるとやはりかなり大きいです。
そしてレンズが大きいということは重いです
(ガラスは重いですからね)
ほぼ1kg近くあるのですね。
それでもこの大口径レンズと直線的なデザインのボディは
非常に魅力的なカメラだと思います。
お預かりしている「スーパーデラックス」は
もともと調子が悪く使われなった上にそこから
かなり長い間仕舞い込まれていた個体化と思われます。
電池室及びその周辺にはかなり緑青が見られ
配線は当然断線してしまっています。
もともと距離計二重像は薄めですが
さらにファインダー内の曇りも酷く
ほぼ二重像が見えない状態になってしまっています。
落下歴も過去にあるようで外装も一部破損しています。
外装破損部は交換部品がないので
できる限りの修復してかできませんが
全体的にかなり汚れて動きも悪い状態なので
一通りの整備清掃で何とか使える状態にしていきます。
肝心のシャッター周りとレンズは
清掃整備で問題ない状態に復帰できそうです。
露出計本体は生きていますが
このカメラの露出計は絞り・SSリングに
電気的抵抗で連動するタイプで
この形式の露出計にありがちな摺動抵抗の剥離よる
動きの不安定さは全て改善とはいかないと思われます。
できる限りの整備調整で
何とかある程度は使える状態にはできそうです。
巻上機構にもトラブルを抱えていましたが
そちらは問題なく改善できそうですね…
なんといってもレンズに大きなダメージがなく
一通りのカビ取りと清掃で問題なく本来の性能を発揮できそうです。
どんな写真が撮れるのか楽しみなカメラですね
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