コニカⅠのカメラ修理

今日は「放送記念日」だそうですよ。
1925(大正14)年のこの日に
社団法人・東京放送局(現:NHK東京放送局)が
日本初のラジオ仮放送を開始したことが由来となっています。
同年の3月1日に試験放送が開始され
3月22日に仮放送が開始され
7月12日から本放送となったそうです。
おおよそ100年前なのですね。
すごく昔のような気もしますし
意外と近年なような気もしないでもないですね。
AM放送は段階的に中止・廃止の方向に動いていますが
やはり少し寂しいものがありますね。
いまだに自宅でたまにAMラジオを流していることもあり
あのなんともノイジーな部分も含めて好きなのですが…
これも時代の流れでしかたがないのでしょうね。

さてさて

本日は「コニカⅠ」のカメラ修理を行っています。
一般向けに発売されたカメラでは
コニカブランドとして最初のカメラです。
1948年発売のカメラです。
小西六や六桜社としてはもっと昔のカメラもありますが
「コニカ」としてはこれが最初になるのですね。
これ以前に対米輸出および米軍PXでのみ発売された
「コニカスタンダード」とほぼ同一のモデルです。
最初のモデルはヘキサー50mmF3.5が搭載され
1950年にヘキサノン50mmF2.8搭載モデルが追加されています。
レンズはいずれにしても沈胴式です。
シャッターユニットはコニラピッドSでB・1s~1/500をカバーします。
シャッターチャージもレリーズもシャッタユニットから
直接出ているレバーで操作し、フィルム巻上はノブで行います。

お預かりしている「コニカⅠ」は
50mmF2.8搭載モデルです。
おそらくかなり長い間使われずに
しまい込まれていたものと思われます。
保管環境はそれほど悪くなかったのだと思われますが
さすがに動かしていない時間が長すぎることと
積年の経年劣化や汚れの影響で
ありとあらゆる部分が固着してしまっていて
全く使えない状態でした。
まずシャッターチャージレバーが
がっちり固着していてチャージすらできません。
何とかそこは応急処置でいったんは動くようにしたところ
今度はシャッター羽根が固着で動きません。
もちろん絞り羽根も粘っています。
いつも書きますが無理に動かすことは厳禁です。
さらにスローガバナーもかなり粘っています。
全ての駆動部分を徹底的に洗浄清掃して
動きを良くする必要がありました。
その上の調整が必要です。

画像は一通りの整備が終わった状態でのモノです。
シャッターチャージからレリーズまで
現在は非常にスムーズに動作するようになりました。
レンズ・ファインダーもできる限りの清掃を行い
撮影に影響がないレベルで非常にクリアになっています。
ヘリコイドのグリスアップも行って
沈胴動作もそうですがピント合わせも非常にスムーズに行えます。
これで快適に撮影に使っていただけると思います。
古い油脂類を一旦徹底的に除去して新しく
注油。グリスアップを行っているので
動きが馴染むまで少し様子見をしていましたが
問題ないようなのでこれから最終テスト行って
問題なければ完成となります。

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