オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「オープンカーの日」だそうですよ。
「4月」が桜の舞う中を走れる
オープンカーにとって最高のロケーションの時期であることと
オープンカーは「五感」に訴えかける車であることから
4月5日に制定されたそうです。
確かにこの季節も非常に気持ちよいですが
オープンカーは真夏以外はどの季節でも
気持ちよいですよね。
バイクも開放感ありますがヘルメット不要で
気軽な服装で乗れるオープンカーはさらに開放感ありますね。
真冬でもシートヒーター搭載車なら
十分に暖かいのですよねぇ
反対に冷たい風が気持ちくらいです。
いざとなれば幌閉めればいいだけの話だし…
私も過去にオープンカー乗っていた時期がありましたが
天気の良い日は四季を問わず幌を開けてました。
もう所有して乗ることはおそらくないでしょうが
気持ちよいのは間違いないですね

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
もはや他に比べるものもない
孤高の存在のハーフ判一眼レフカメラです。
ハーフ判一眼レフカメラというだけなら
他にも少ないながら全くないわけではないのですが
ハーフ判であることに特化して
35mm判とは全く違う構造でハーフ判であることの
メリットを最大限に出そうとしているカメラは
私の知る限りでは「ペンFシリーズ」だけかと思います。
いつも書いているので割愛しますが
ロータリーシャッター採用、
独特のファインダー光路とその構造
それらに伴う独特のデザイン
機械構造的にも他で見られない部分が多いカメラで
それだけで非常に魅力的です。
最初の「ペンF」は1963年に発売され
その後、露出計、セルフタイマーを内蔵し
巻上をダブルストロークからシングルストロークに変更した
「ペンFT」が1966年に発売されています。
今回お預かりしているのはシンプルな最初の「ペンF」です。

独特の構造で小型化を進めているせいもあって
生産から60年経過した現在では
いくつかのウィークポイントも見られるカメラではあります。
今回もそうですがミラー駆動部に比較的動作不良が起こりやすく
未整備で汚れや油切れを起こしてしまうと
ミラーアップしたまま固着してしまうという現象が起こりやすいカメラです。
加えて最高速の1/500以外のシャッタスピードでは
ガバナを使用してシャッタースピードの制御を行っているのですが
そのガバナが粘ったり固着を起こしたりする症状も
よく見受けられます。
今回お預かりしている「ペンF」でも両方の症状が確認されています。
他にも今回の「ペンF」では問題ないのですが
プリズムが腐食してしまっている個体が
比較的多いと思われます。
ちなみに当店では既に「ペンF」の交換用プリズムは在庫がありませんので
残念ながらこれに関しては対応不可能となります。

他のカメラでは全く見られない独特の構造ばかりのカメラですが
そのあたりが把握できていて手順さえわかっていれば
整備性は良好なカメラです。
今回はいずれにトラブルも積年の汚れや油切れが原因と思われるので
とにかく各駆動部をスムーズに動作できるように
整備を行っていきます。
「ペンF」は当店でも修理依頼が多いカメラなので
そのあたりの手順はさすがに頭に入っています。
…とはいえ、デリケートな部分が多いカメラなので
慎重に分解整備を行っていきます。

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