ニコンEMのカメラ修理

今日は雑節のひとつ「半夏生(はんげしょう)」ですね。
それに関連して「うどんの日」や「タコの日」が制定されています。
うどんは好きなのですが慣れ親しんだ味を求めると
呉に帰省した時に食べる「呉の細うどん」に行きついてしまいます。
こっちで食べるうどんにもだいぶ慣れましたし
西日本風となれば讃岐系の太くて固めのうどんなら
こっちでも気軽に食べられるのですが
やっぱり違うのですよねぇ…(苦笑)
あの優しい出汁に細くてやわらかい麺がいいのです…
…ということで帰省した時には頻繁にうどんを食べてます(笑
茹でたタコの薄切りも美味しいですよねぇ
これからの季節にピッタリですね。
手軽にスーパーで手に入りますし…
たまに日本酒の肴として無性に食べたくなります。
タコの日であれば当然今夜の酒の肴に
スーパーで買ってこなくては…

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
1980年発売のニコン初のいわゆる「エントリーモデル」です。
他メーカー同カテゴリのライバル同様
絞り優先オート露出専用機とし、エンプラを多用したカメラです。
それでもニコンらしい部分は随所にあり
特に電池がなくても作動するM90でシャッターが切れることや
これも電池の必要ない「B」も備えており
非常に使い勝手の良いカメラです。
同時期に発売されたフラッグシップ「F3」と同様に
ジウジアーロデザインで洗練された外観も魅力的です。
残念ながら当時高級機メーカーのイメージが強かったこともあり
「ニコンらしくない」ということで
国内販売は思ったほど販売は振るいませんでしたが
後に中古市場では人気モデルになっています。
…とはいえエントリーモデルということもあり
それなりに売れてはいますので現存台数も多く
当店に修理依頼も多いカメラです。

お預かりしている「EM」はシャッターは切れているのですが
非常に露出計が不安定です。
指針がフラフラするという感じではなく
振り切ったり全く反応しなくなったりと極端な動きをするようです。
おそらく接点や摺動抵抗の接触不良かと思われます。
加えてまだ検証はできていないのですが
フィルムが終わっても巻上ができてしまうことがあるようで
最終コマが何度も多重露光されてしまうようです。
こちらはいろいろとテストを行いながら原因を調べていきます。

今回は過去にフィルム室のモルトを交換されいるようなのですが
貼り付けが上手くいっておらず
裏蓋がなかなか開かないような状態にもなっています。
ニコン機は比較的モルトが劣化していても
光線漏れの起きにくいカメラが多いのですが
この「EM」の場合はエントリークラスということもあって例外で
モルトが劣化してくると光線漏れが起きやすいカメラです。
特に蝶番部のモルトが劣化してくると
かなりの高確率で光線漏れが起こります。
もちろん今回は劣化したままになっている内部モルトも含めて
モルト交換もキチンと行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。