マミヤ6のカメラ修理

今日は「柿の日」だそうですよ。
まだ今シーズンは柿を口にしていないですね。。。。
秋はいろいろ旬のものが多くて
何から食べたらいいか迷ってしまいます。
普通に食べる柿もいいけど、干し柿のほのかな甘さもいいですよねぇ
白ワインが合いそうだな。。。(笑)

さてさて

今日は「マミヤ6」のカメラ修理を行っています。
1950年代にかけて2眼レフとともに
多くの種類が生産された、いわゆる「スプリングカメラ」です。
マミヤ6が他のスプリングカメラとちょっと異なるのは
他の多くのメーカーがレンズを前後に動かして
ピントを調整するのですが
マミヤ6はフィルム面を動かしてピントを調節する
「バックフォーカス方式」を採用しています。

今回お預かりした個体は
ご依頼者様のお父様の形見だそうです。
ただ、随分長い間、使っていなかったと見受けられ
いろいろ問題が発生しています。
マミヤ6もこの時代のカメラらしく
同じマミヤ6でも色々種類があり、判別しにくいカメラですが
今回のカメラは「マミヤ6ⅣB」(おそらく後期)だと思われます。
(搭載シャッターがSEIKOSHA-MX、スタートマークを合わせ
1枚目以降は巻き止めがあるセミオートマット)
発売開始は1950年です。
このモデルはシャッターチャージとフィルム巻上げを
別途に行わなければならないカメラですが
シャッターをレリーズすると
巻上げを促す意味でファインダー内に大きな「赤ベロ」が出てきます。
そして「赤ベロ」を引っ込めるレバーを引くと
巻止めも解除され巻上げができるようになります。
なかなか面白い機能です。

img_8850

写真はまずシャッターユニットが見える状態にして
動きを確認している段階なのですが。。。
現時点でわかっているトラブルは
・「赤ベロ」動作不良
・レンズにかなり激しいクモリ
・ファインダーにも激しいクモリ
・スローガバナ固着
細かく見ていくと他にもありそうですが
どちらにせよ全体をくまなくチェックして
各部点検整備一式を行います。

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