キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「消防車の日」だそうですよ
火事は怖いですよねぇ…
自分のところが火元になることだけは
ないようにお店閉めて帰るときは
いろいろと確認して帰るようにしています…
火事に限らずこういう災いは
「まさか自分のところで…」って油断しているときに
思わぬことが起こりがちですものねぇ
常に最悪の事態を想定しておかなくては…
それはさておき、消防車といってもいろいろな種類があります
子供の頃にそういう「働くクルマ」の図鑑とか
穴が開くほど毎日見ていましたねぇ
消防車と言えばポンプ車とハシゴ車ですが
ポンプ車も通常の消火栓・防火水槽などから水を吸いあげるものと
水槽付きで現場についたら迅速に消化に取り掛かれるものもあります
化学消防ポンプ車というものもありますね
ハシゴ車も大きなビルに対応できるものから
屈折ハシゴ車のような狭いところでも対応できるものがあり
ポンプ車やハシゴ車以外にも
レスキュー隊が使う救助工作車や
コンテナを積み替えることで多目的に対応する
災害対応多目的車というものもあります
一言で火事と言ってもいろんな場合があって
迅速に消火・救助にあたるために
消防車もいろいろなものがあるのですね

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
「F-1」に関しての説明は毎度毎度同じようなことを
ここでも書いていますが
今回お預かりの「F-1」はちょっと変わり種です。
1978年発売の「OD F-1」と呼ばれるモデルで
1976年発売のF-1改(F-1N 後期F-1)のカラーバリエ―ションモデルです。
先に写真だけ載せてしまいますと…

いわゆるオリーブ色ですね
「OD F-1」の「OD」はOlive Drab(オリーブ・ドラブ)の略です。
当時の若者に人気のあったU.S.アーミーカラーのF-1ですね。
オリーブグリーンのカメラは他メーカーでも
いくつか存在していますがどれもちょいとレアモデルです。
この「OD F-1」も現存台数が少なく
なかなかお目にかかることが少ないカメラです。
おまけにこの個体の外装は非常にコンディションの良い状態です。
基本的にはカラーバリエーションモデルなので
中身や機能は「F-1改・F-1N」と同様です。
前期のF-1に対して下記の仕様変更が行われています。
巻き上げ角180度、予備角15度の仕様を
迅速巻き上げの要望により139度、30度に変更。
フィルム感度使用域の高感度側をISO 2000から3200へと拡大
巻き上げレバーに指当てを追加
シンクロターミナルのソケットを抜け止め式にする等
13項目の細部にわたり改良が施されています。

ご依頼者様は通常のF-1も所有されていますが
このオリーブのF-1を以前から探されていたのだそうです。
そしてやっとコンディションの良さそうなものを見つけ
手に入れたそうなのですが
外装のコンディションは良いとはいえ
さすがに発売から40年以上経っているカメラです。
保管状態は良いと思われますが
それだけ使われていない(動かされていない)こともあり
動きの悪い部分があちこちで散見されます。
特に問題のはやはりシャッターで
幕軸に汚れ粘りがある状態で
1/2000・1/1000は動作はしても全くシャッターが開かない状態でした。
低速シャッターもこちらはスローガバナに粘りがあり
やはり動作不良を起こしています。
露出計・バッテリーチェックもSW部の接触不良により
全く動作しない状態です。
ただ、どれも動かしていないがための動作不良で
どこかが破損しているといった類のトラブルではありません。
レアなモデルということもあり
おそらくほとんど実用として稼働していなかったのではないと思われます。
ひたすら動作部分や接点の清掃を行い
通常の動きを取り戻す作業を行います。

結果的にはシャッタスピードも問題ない精度に安定し
各部の動きも非常にスムーズになりました。
こういうモデルの運用・維持は考え方次第ではあるのですが
やはりある程度は実用として使っていただければとは思います。

オリーブのF-1。。。ぶら下げて歩いているだけでも
カッコいいですね。。。なかなか羨ましい限りです。

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リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は「道の駅」の日だそうですよ。
言われてみれば「道の駅」っていつ頃から始まったのだっけ?と
思って調べてみると
1993(平成5)年4月22日に103ヵ所の
「道の駅」が第1回登録されたのが始まりだそうです。
今日の記念日もこの日付が由来なのですね。
それから「道の駅」はどんどん増え続け
2020年3月時点で「道の駅」の全国登録数は1173ヵ所に上るのだそうです。
高速道路では昔からSAがそれなりに充実していましたが
一般道ではなかなかこういうものはありませんでしたものねぇ
休憩にも使いやすいですし
お土産や地元特産品も手に入ったりしますし
ドライブ途中で見かけると「ちょっと寄ってみようか」って
気になりますものねぇ…
まぁ私は今やクルマ持ってないので
立ち寄ることもないのですが…(笑)

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オートハーフもコンスタントに修理依頼のあるカメラです。
露出はセレン光電池を利用する露出計に連動して自動
ピントは固定焦点でこれまた合わせる必要なし
さらに何と言ってもオートハーフの特徴でもある
ゼンマイ仕掛けの自動巻上
あらかじめゼンマイを巻いておく必要はありますが
シャッターボタンをおしてシャッターを切れば
すぐに次のコマに自動で巻き上げてくれます。
そりゃ90年代以降のオートフォーカス機ならそれも当たり前ですが
電池さえ使う必要なくてこれだけ自動化されているのですよ
それも1960年代に…
こういう機械仕掛けは撮影していも楽しくなりますよね
何もかも自分で設定するマニュアル機も操作する楽しみがありますが
気軽に構えるだけでパシャパシャ撮れるオートハーフは
また違った意味での楽しさのあるカメラです。
さらに何と言っても他のカメラと間違えようのない
このデザインもいいですよねぇ…
オートハーフもいくつかの種類がありますが
今回のSEはオートハーフEをベースにセルフタイマーが追加されたものです。
ちなみに…オートハーフEはオートハーフSから
セルフを省いたものなのですが…
まぁその辺を言い始めるとややこしくなるからやめましょう(苦笑)

SEは鏡面仕上げのシルバーと波紋柄黒の2色が発売されており
今回は鏡面シルバーの個体です。
かなり長い間使われずに仕舞い込まれていた個体とみられ
レンズ・ファインダーにはかなりのカビやゴミが見受けられます。
ファインダーレンズの一部は接着剤の影響かと思われますが
四隅が一部溶けてしまっていてこのままでは
清掃しても視野に悪影響がある状態だったので
ここは中古良品と交換します。
オートハーフの特徴でもあり問題点ともなる
フィルム室裏に大量に貼られた遮光用モルトはもちろん全滅です。
最も心配の種となるセレン光電池は多少の劣化はあるものの
調整でなんとかなる程度に起電はできています。
起電できない状態のセレン光電池も多く
そうなるとなかなか使えるセレン光電池を入手するのも
最近は難しくなってきたので修理が難しくなります。
最大のセールスポイントでもあるゼンマイ巻上は
油切れで多少動きが悪いものの
整備を行えば問題ない状態に改善できそうです。

そうして整備が一通り完了したオートハーフSEは
非常に快適に動作するようになりました
ファインダーもレンズも非常にクリアな状態で
露出計やオートの精度も問題ございません。
ゼンマイ巻上も非常に歯切れよく快調に巻き上げてくれます。
フィルム室内は劣化したモルトの影響で
塗装が剥がれてボロボロな部分も多かったのですが
そこもできる限りキレイに仕上げました。
気持ちよく使っていただける状態になっていると思います。
造られた時代が時代のなので
サイズ的には非常にコンパクトなのですが
重量は見た目とは異なりずっしりとしています。
この時代ならではのモノの質感とも言えますね。
カバンの隅にでも気軽に入れて置けるサイズなので
どこにでも持って行ってもらって
いろんな写真を撮ってもらえればと思います。
ハーフ判でたっぷり撮れるのもいいですよね!

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ペンタックスSVのカメラ修理

今日は記念日はピンとくるものがないのですが…
何か4/21に起こった出来事ないかな…と思って調べていると
1934年のこの日にイギリスの新聞がネス湖で撮影された
ネッシーの写真を掲載していますね。
「外科医の写真」と呼ばれた
ネッシーが水面に首をもたげている有名な写真です。
小学校の頃、いろんな本や雑誌でこの写真何度も見ましたねぇ~
実際に撮影したのは「外科医」ではなくて「産婦人科医」で
さらに撮影者が晩年(1993年)に
トリック写真であったことを白状したことでも
話題になった写真ですね。
…とはいえこの有名な「外科医の写真」は本人が白状する前から
周りの水面の波の大きさ等からトリック写真ではないかという
疑惑は1960年代から出ていたのだそうです。
本人としてはエイプリルフールのジョークのつもりだったようですが
世界的に注目されたことで引くに引けなくなったそうです。
ネッシーの存在云々はともかくとして
ちょっとした冗談が引くに引けないことになることはありすよねぇ
まぁこれはちょっと極端な例ですが…
特に現在ではネット等で自身の発言や行いが思いもよらぬところから
注目される可能性もあるので
昔よりも怖いですよねぇ…
便利にはなったけど難しい世の中になりました…

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
数日前にも「SV」の修理をここでも書きましたが
「SP」もそうですがペンタックスM42マウント機の
修理整備依頼はコンスタントに入ってきます。
やはり大ヒット作でもある「SP」が圧倒的に多いですが
比較的現存台数の多いSVやS2・S3も多いですね。
ただし「SP」だとそれほどひどいものはまだみかけませんが
S2,S3,SVの場合だとシャッター幕が劣化しているものが非常に多いです。
一般的な布幕の場合、ゴム引き幕と呼ばれるもので
片面はゴム素材が貼られています。
このゴム部分が長年の経年劣化で傷んできてしまいます。
保管環境によってはゴム部分がいったん溶けてしまい
再び固まったような様な状態になっているものもあり
こうなると粘着質になって
シャッターが動かなくなっているものも多く見られます。
もちろん動いたとしてもゴム部分にひび割れや裂けができていたりして
本来の役目である遮光自体ができなくなっているものもあります。
そこまでは劣化が進んでなくてもゴムの痛みにより
幕が硬化しているものも多く見られます。
硬化しているので巻きグセがついてしまっていて
遮光そのものはできていてもスムーズに走行することはできません。
これも症状は様々ですが
シャッターが最後まで走り切れなくなって
途中で止まってしまうものも多く見られます。

今回お預かりしているSVはシャッター自体はどうにか動いていたものの
ご依頼者様のご要望もあり幕交換を行いました。
やはり外してみるとよくわかりますが
硬化はそれなりに進んでいて本来のしなやさかさは全くなく
これがバネの力でスムーズに動くわけがないよなぁ…という状態です
当然、幕交換を行うということはシャッター周り
巻上周りの設定は最初から調整しなおします。
貼った後の調整も大事ですが
幕自体を正しい位置に貼り、
先幕・後幕の位置関係が正しい状態になっていることが大前提で
ここが上手くいっていないといくら後で調整しようとしても
まともな精度はでないことになります。

画像は一通りの整備が終わった後の状態で
手前に写っているのが元々貼られていたシャッター幕です。
画像ではわかりにくいですが
硬化はそれなりに進んでいて波打った状態で
固まってしまっているのがわかります。
交換後はシャッタースピードの精度は
1/1000から全く問題なく安定して出ており
巻上の軽さやスムーズさも申し分ありません。
当分の間、気持ちよく使っていただける状態になったと思います。

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コニカFTAのカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「穀雨」ですね。
この頃には田畑の準備が整い
それに合わせて春の雨が降る。
この春雨は穀物の成長を助けることから「穀雨」と呼ばれます。
種まきや育苗に適した時期であるそうです。
今日もどんより曇天でときおり小雨が降っているようですが
これが穀物の成長を促すわけですねぇ
次の節気はもう「立夏」なのですが
昨日の午後や今日のように陽射しが途絶えると
まだ少し肌寒さを感じますねぇ
私が個人的に寒さに弱くなってしまったせいもるでしょうが
まだ足元のオイルヒーターが手放せないのですよねぇ
数十年前はGW前後にはタンクトップで出かけていたような
記憶があるのですが…(苦笑)

さてさて

本日は「コニカFTA」のカメラ修理を行っています。
コニカARレンズマウントの一眼レフです。
発売開始は1968年です。
それまでのオートレックスが外光式の露出計だったのに対して
FTAではTTL露出計となりました。
露出計指針挟み込み式のシャッタースピード優先は
オートレックスと同様ですがFTAは35mm判専用機で
ハーフ判への切り替えはできません。
シャッターはコパルスクエアSを搭載します。
60年代の一眼レフなので少々大柄で重いですが
非常にしっかり造られたカメラです。
前期モデルは露出計SWが上カバー背面部に配置され
後期の「ニューFTA」になるとシャッターレリーズ部に移設されます。
今回お預かりしているのは前期モデルです。

お預かりしているFTAは
まずミラー駆動部の動きが悪く
空シャッターを繰り返していると段々レリーズして
シャッターが切れるまでの時間が長くなっていきます。
レリーズしてミラーガ動き始めるまでの時間が
段々長くなっていく感じです。
そのまま続けているとレリーズしてから
シャッターが動き始めるまで10秒近くかかかるようになってきます。
そのうちシャッターが切れなくなりそうです。
シャッター羽根の動きも少々粘りがあるようで
高速シャッターの精度は全く出ていません。
そして電池を入れてSWをオンにしても
露出計は全く動きません。バッテリーチェックも同様です。
そしてこれはFTAの持病と言っても良いと思いますが
ファインダーもクモリが酷いです。
露出計の指示盤が読み取れないほどです。
このファインダーのクモリはFTAの場合、
接眼レンズが曇っている場合がほとんどで
それも汚れて曇っているのではなく
接眼レンズの変質が原因で雲っている場合がほとんどです。
そうなると清掃では残念ながら除去できません。
そして交換しようにも曇っていないFTAの接眼レンズが
これがまたなかなか見つからないのです。

まずはその接眼レンズの状況から確認します。
その曇り具合から「これは交換しないと難しそうだけど
交換できるほどキレイなものもうちにはないし
どうしようかな…」と考えていたのですが
いろいろ考え付く手段をあれこれ試してみたところ
今回は運よくかなりクリアにすることができました。
今回は本当にたまたまです。
大半のケースでは上手くいかず結局交換することになるのですが
その交換する接眼レンズも多少なりは
除去できない曇りを抱えていることがほとんどです。

ミラーやシャッターは
通常整備で本リアの動きを取り戻せると思われます。
露出計は電池室底部(マイナス側)裏の端子が腐食していて
断線状態でした。ここからバッテリーチェックSWへとまず
接続されるのですが配線自体も腐食してしまっています。
このあたりは端子を磨いて配線交換で対処します。
画像は上カバーを外して接眼レンズを外しただけの状態ですが
このカメラも糸連動が多い上に挟み込み機構部のリンケージもあるので
ミラーボックスの取り外し及び再組立てはなかなか大変です。
まずは糸の処理に細心の注意を払います。
オート時の絞り制御機構もなかなか独特で
見た目のオーソドックスさとは裏腹になかなか独創性の高いカメラです。

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ペンタックスSVのカメラ修理

今日は「ハローワークの日」だそうですよ。
20代の頃は職を転々としてたからよく通いましたねぇ
その頃は比較的求職するには良い時代で
あまり細かいこと言わなければ仕事はいろいろあったし
若けりゃ経験なくても雇ってもらえたしな…
今じゃそうはいかないでしょうねぇ
私が最初に行った頃はまだ「ハロワ」の呼び名はなく
いわゆる「職安」でした。
求職情報も今みたいに端末で自由自在に見られるなんてことはなく
職種別に棚に並べられたファイルを取り出して
閲覧するといったものでした…それも懐かしいですねぇ…
コピー取ってもらうのもいちいち受付してもらわなくてはいけなくて
面倒だった記憶が…(苦笑)
ちなみに「職安」または「職業安定所」の呼び名が
いかにも暗く古臭いということで新しい愛称を全国から公募して
1990(平成2)年1月8日から「ハローワーク」の愛称で
呼ぶこととなったのだそうです。
そういえばこの頃の求人情報誌と言えば「B-ing」ですね。
これまたちょっと懐かしい(笑

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
「SP」以前のアサヒペンタックス系の末裔モデルですね。
AP→K→S→S2→S3→SVとモデル変遷してきました。
正確に言うとSVの後に「S2スーパー」というモデルもありますが
これは構造的にはSVからセルフタイマーを省略したモデルなので
やはりSシリーズの最終は実質このSVということになると思います。
Sシリーズで初めてセルフタイマーが内蔵されたモデルです。
モデル名の「SV」の「V」は
ドイツ語でセルフタイマーを意味する”Voraufwerk”の頭文字です。
この時代の他のカメラでもセルフタイマーレバーに
「V」の刻印があるカメラは多く存在します。
基本的な構造も前モデル「S3」からかなり改良・高品質化され
自動復元式フィルムカウンターも装備されています。
S3で完全自動絞りになったことと合わせ
このSVで内蔵露出計以外の装備は
いわゆる全盛期の「フィルム一眼レフ」の
装備・機能を満たしていると言えますね。

SV…というよりもSPより前のペンタックスM42マウント機は
時代的にシャッター幕の劣化が進んでいて
穴があいてたり裂けていたりリボンが切れていたり…
そこまでいかなくてもガチガチに幕が硬化していて
まとも動作しなかったりと
幕交換するしかない状態の個体が非常に多いのですが
今回お預かりしている個体は幕の状態はそれほど悪くないようです。
ただそれでもシャッター幕はまともに動作しておらず
後幕が最後まで走り切らず少し隙間が開いているような状態で
シャッター幕が止まってしまいます。
もちろん幕走行が完了していないのでミラーアップしたままです。
幕軸の汚れやら古い油分やらがかなりの抵抗になっているようです。
古い汚れは全て洗い流して新たに注油することによって
問題なくスムーズに動作するようになりそうです。
そこまで行けばあとは微調整で精度が出せるかと思われます。

まだ分解途中の状態ですがここからミラーボックスも分離して
一通りの整備を行っていきます。
露出計がないため電気回路は
フラッシュ接点関連だけです。
機械的にはシンプルでしっかり造られた構造です
めちゃくちゃ堅牢な部品や
精度の高いダイキャストを使っているわけではありませんが
キチンと整備してさえやれば
そう簡単に壊れるような構造ではありません。
80年代当たりの電子制御機と比べると
その構造のシンプルさとあまりの違いに少々驚きますが
本来、これだけで十分に撮影に使えるのですよね。
こういうシンプルな機械構造のものはやはり良いですね。

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ミノルタハイマチック7sのカメラ修理

今日は「エスプレッソの日」だそうですよ
香りが強くて苦みもコクも強くて
美味しいのですよねぇ…
以前勤めていた会社に来客用のエスプレッソマシンがあって
社員・スタッフは勝手に飲んじゃいけないのだけど
朝っぱらにそーっと給湯室に行って
いただいていたなぁ…あの苦みは朝一に気合入るのですよねぇ(笑
でもお茶請けにガツンと甘いものが欲しくなっちゃうのですよねぇ
一時、海底用のエスプレッソメーカー買おうかな…と
思ったこともあったのですが
「いやいや、逆に甘いモノの消費が増えてまう…(汗)」と思って
断念したのですよねぇ…
まぁ、手っ取り早く濃い緑茶でも淹れておきます(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック7s」のカメラ修理を行っています。
昨日、紹介したSR-7と同じく
初代ハイマチックのOEM「アンスコオートセット」が
「フレンドシップ7号」に乗って宇宙に行ったことから
モデル名が「7」となったカメラです。
ハイマチックとしては2代目にあたります。
今回の「7s」は「7」とは少々異なるモデルで
「7」の次期モデル「ハイマチック9」から
フラッシュマチックを省略したモデルです。
発売時期は「7」が1963年12月、「9」が1966年3月
「7s」が1966年8月となっています。
レンズはロッコールPF45mmF1.8
シャッタユニットは「7」と同じくセイコーLAです。
基本的な構造は「7」から「11」までは共通となっています。
それだけ「7」の基本設計は優れていたということかと思います。

お預かりしている「7s」は外装もレンズもなかなかキレイなのですが
まず露出計は電池を入れても全く動きません。
加えて絞り羽根が固着しているようで
マニュアルだろうとオートだろうと全く出てきません。
絞りリングをどこに設定しようと常に絞り開放です。
さすがにこれでは普通に使うことはできません。

絞り羽根固着は単純に羽根汚れによるものでした。
シャッター羽根と併せてしっかり洗浄清掃いたします。
分解してわかったのですが
この個体、以前に整備されているようですね。
素人かプロかはわかりませんがキチンと
内部モルトも交換されていて
ハイマチックではトラブル原因になりやすい
指針抑え部の滑り止めも交換済みです。
その割には電池室裏ハンダ部の腐食は酷く
私が開けたときには完全に断線してしまっている状態でした。
ここまで開けているのであれば
配線交換してくれればいいのに…(苦笑)
まぁその時はまだ大丈夫だったのかもしれません。
今回は腐食が進んで上部の基板にさえも及びかけているので
配線はもちろん交換して基板側の接点やハンダ部も
磨いて処置いたします。
小型化・軽量化の進む前のレンズ固定式カメラ
(当時としてはコンパクトカメラ)は
内部の寸法・設計に余裕があるので
整備性は良好で調整幅も大きく取られています。
分解整備を行って長く使うことを前提に考えられているカメラです。
今回もしっかり整備を行って
まだまだ長く活躍してほしいと思います。

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ミノルタSR-7のカメラ修理

今日は「いちご大福の日」だそうですよ!
餡子大好きで苺大好きな私としては無敵の組み合わせです!
しかしいつも思うけど最初に思い付いた方は天才ですね!
ドラッグストアやコンビニやスーパー
いたるところでお目にかかるいちご大福ですが
見かけるとついつい1個買ってしまいますものねぇ
でも気をつけないとまた血糖値が…(苦笑)
日付は「よ(4)いいち(1)ご(5)」と読む語呂合わせと
いちご大福の旬の時期との思いから。
いちご大福の魅力をより多くの人に知ってもらい
味わってもらうことが目的だそうです。
制定したのはいちご大福の専門家集団として
いちご大福に関する情報を世界に向けて発信する
「早稲田大学いちご大福研究会」だそうです。
2018年(平成30年)に
一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
比較的最近認定された記念日なのですね!
そういえばいちご大福や苺のショートケーキあたりが
あんなに最高に美味しいのだから
最近多いフルーツサンドもきっと美味しいのでしょうねぇ…と思いつつ
コンビニで見かけるために立ち止まるけど
まだ買ったことも食べたこともないのです。。。(笑
でも元々大福好きで餡子大好きだから
フルーツサンドよりやっぱりいちご大福だな!

さてさて

本日は「ミノルタSR-7」のカメラ修理を行っています。
世界で初めてCdS素子使用の外光式露出計を内蔵した一眼レフカメラですね!
1962年発売のカメラです。
前モデルは「SR-3」で「3」からいきなり「7」になったのですが
これは例のハイマチック(正確にはアンスコオートセットの改造モデル)が
フレンドシップ7号に乗って宇宙に行ったことに由来しています。
ミノルタからの発表ではそれと併せて
「マイナーチェンジを含めれば通算7代目のミノルタ一眼レフカメラ」だからとも
発表していますが…ちょっと強引かな…(笑)
ミノルタ機の中では初めてミラーアップ機構が搭載されたカメラでもありますね。
ミラーアップしないと装着ができない超広角レンズに対応するためです。
最大の売りである外光式の露出計は明るさによって
感度を二段階に切り替えて使用します。
シャッタースピードダイヤルに連動して絞り表示版が動き
指針が指す値の絞りを手動でレンズ側でセットして露出を合わせます。
オンオフSWは底部にあり使用電池はこの時代の定番MR9水銀電池です。

お預かりしているSR-7は巻上がロックされている状態で
レリーズボタンは押せるのですがシャッターも動かない状態です。
シャッター幕の位置から判断すると
シャッターはチャージ状態のようです。
こういう場合でありがちなのがミラーチャージが何らかの理由で
正常に完了しておらずレリーズしてもミラーが動かないから
シャッターも動かない…というパターンですが…
ある程度分解して調べてみると…やはりミラーチャージがされていないようです。
試しに強制的にミラーチャージしてみるとチャージロックはかかり
その状態でシャッターを切るとシャッターは切れるようです。
それでは…と巻上げてみると…
ミラーチャージしようと巻上機構は動作するのですが
ストロークが足らずチャージロックまで届かないで
チャージできずに巻上が完了してしまうようです。
ミラーチャージと巻上機構のリンク部品が変形して
十分に届いていないようです。
手動でとりあえず補助してミラーチャージが完了し
シャッターが切れたとして…さらに今度は巻上時にかなり高い確率で
ミラーが巻上動作に連動して上がってしまいます。
当然、ファインダーは真っ暗です。
ミラーダウンロックの動きも悪くてロックが上手くかからないようですね…
おそらく過去に動きの悪い状態で使い続けてきたために
チャージ部品の変形や動きのさらに悪い部分が出てきてしまっているようです。
変形部分は何とか修正して動きの悪い部分を
徹底的に清掃することで対処していきたいと思います。

SR-7ではちょっとめずらしいブラックボディです。
シルバーと比べると印象が随分変わって精悍なイメージです。

大体、現在の状況と対処方法の道筋がついたところで
本格的に分解整備に取り掛かります。
心配される露出計の方はSW部で少々接触不良が見られましたが
重大な腐食等もなく比較的問題のない状態です。
シャッター周り、巻上・ミラー周りの修理・整備完了後に
微調整である程度の精度も出していきたいと思います。

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ペンタックスKXのカメラ修理

今日は「椅子の日」だそうですよ。
「よい(4)いす(14)」(良い椅子)と読む語呂合わせからだそうです。
私はお店の作業机に1日軽く12時間以上は座っているので
椅子とその椅子に敷く座布団やクッションは
めちゃくちゃ大事です。
違和感あるまま座っていると確実に身体のどこかに不調が出ます。
今の椅子も使い始めて2年ほど経ちますが
最初はちょっと違和感あって
長時間座っているとお尻が痛くなってきていたのですが
敷物にジェルクッション使い始めてからなかなか快適です。
でも背中のあたりに微妙に違和感があるのですよねぇ
気分転換も兼ねてそろそろ次の椅子も検討しようかな…
家具の椅子も車やバイクのシートもそうですが
椅子やシートってコストがかかっているかどうかが
割とわかりやすく出る部分ですよねぇ
短時間しか座らないものであれば
少々なんだって構わないような気もしますが
長時間身をゆだねるものであれば
少しの違和感も妥協しない方が良いと思います。
腰や背中やお尻、場合によっては全身に影響出ますものね
そういえば座ったり寝たり服着た時とかに
妙に違和感が合ったり体に合わなくて不快な状態を
私の育った広島・呉では「いたしい」という言葉で表現します。
標準語に直訳すると「難しい」とかに置き換えられますが
「難しい」とは微妙に違うのですよねぇ…なんといったらよいやら…
椅子に座ったりして何となく違和感がある状態って言うのは
まさに「いたしい」なのですよねぇ
そういえば幼いときに寝かされたり服着せられたり
おんぶされたときとかに、じいさんもばあさんも
必ず「いたしゅうないか?」って口癖のように聞いてきたなぁ…

さてさて

本日は「ペンタックスKX」のカメラ修理を行っています。
「Kシリーズ」はレンズマウントをそれまでのねじ込みM42マウントから
独自バヨネットマウントのKマウントに変更した最初のシリーズです。
1975年6月に「K2」、「KX」、「KM」の3機種でスタートしましたが
翌年の冬には一気に小型軽量化を進めた「Mシリーズ」に
バトンタッチすることとなりシリーズとしても
非常に短命に終わりました。
しかしながらそれまでのM42機で培った技術を
さらに熟成させて展開しているKシリーズはボディサイズに余裕があることもあり
非常によくできたカメラだと思います。
ただトップグレードの「K2」は70年代半ばの
古い電子制御機ということもあり
前身となるESやES2もそうですが何かトラブルが起こると
修理が困難な場合がほとんどです。
中核を担うのが今回の「KX」で機械構造的には
M42マウントの大ヒット作であるSP系の造りを継承しており
実績と信頼のある構造と言えると思います。
その基本構造に加えて受光体はSPDを搭載し、
ファインダー内表示も2針式の直感的にわかりやすいものを採用し
ペンタプリズムもそれまでのアルミ蒸着ではなく
銀蒸着となっています。
絞り値もレンズ刻印を直読できる構造で
メータードマニュアル機として使いやすいファインダーとなっています。

お預かりしている「KX」は一応一通り動作してはいるのですが
まずファインダー内のSS設定指針(緑色の指針)が
シャッタースピードを変更しても追従してくれません。
指針動作部の固着と思われます。
露出計指針もたまにうんともすんとも動かなくなることがあり
何かの拍子でまた動き出すような状態です。
どこかで接触不良が起きていると思われます。
高速シャッターの精度も出ていない上に不安定です。
やはり全体的に整備清掃調整が必要な状態であると思います。

SPと同様にプリズム周りに遮光材を巻く悪しき習慣は
まだ引き継がれています(苦笑)
今回はプリズム腐食はまだありませんが
巻かれている遮光材は慎重にいったん取り除いて
接着面がプリズム側にならないように
腐食しにくい素材に交換します。
KシリーズもSP系やMシリーズ同様に内部モルトが多く
またその多くが劣化して腐食や緑青を引き起こしています。
もちろん今回の分解で全て交換していきます。
指針の動作不良は結構しつこい固着になっていて
元の動きを取り戻すのに少々苦労しましたが
問題なく修理でできそうです。
機械的部分、露出計を中心とする電気的な部分それぞれに
一通りの整備を行っていきます。

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キヤノンAE-1のカメラ修理

今日は「喫茶店の日」だそうですよ。
都内ではまだ上野あたりに行けば
昔ながらの喫茶店がそれなりにありますが
それ以外の地域では喫茶店も見なくなりましたね。
今ではスタバに代表されるコーヒーショップに
取って代わられましたし…あ、でもコメダとかは喫茶店か…
それでも昔とは様変わりしていますよね
だいたい普通にタバコ吸えないですし…
(まぁ私も止めてから随分経つので現状はよくわからないのですが)
喫茶店といえばインベーダーゲームが組み込まれたテーブルとか
やたらと銀色を多用した食器とかを思い出しますね
(世代がばれますよねぇ)
ゲーム機のテーブルはさておき
テーブルの隅にはガラス瓶に銀入りの蓋の砂糖入れがあり
コーヒーが出てくれば小さな銀色のミルク入れが付いてきて
もちろんスプーンも銀色で…
なんならカレーや焼き飯やチキンライス頼んだら
銀色の皿に銀色のスプーンで出てきます。
懐かしいなぁ…今からでも全部そろえたくなりますね!

さてさて

今日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
つい先日も同じ「AE-1」や「AE-1P」の修理もやりましたね。
重なるときには重なるのですよねぇ
おそらく先述した昔なからの喫茶店全盛期だったであろう
1976年発売のカメラです。
ちなみにスペースインベーダーゲームが発売されたのは
その2年後の1978年です。
ゲーム機にしても家電にしてもカメラにしても
電子化が一気に進んだ時代でもあります。
その最先端の電子制御カメラとしてキヤノンが社運を賭けて
開発し、キヤノンAシリーズの1号機となったのが
この「AE-1」です。
いつも書きますが以降のAシリーズは付随する制御回路はモデルごとに
進化していきますが機械的な基本構造は全てこのAE-1がベースになっています。

お預かりしている「AE-1」はまず巻上時に「ギャッ」という
少々不快に感じる異音が鳴っています。
シャッター動作時ではないので例の「シャッター鳴き」とは異なるのですが
同じような音質の異音です。
スプロケット部の油切れが原因でおこるものですが
これもAシリーズ共通で起こる不具合です。
そしてそれよりもご依頼者様からも困っていると指摘されているのが
露出計表示で正しい値よりも4段前後オーバーに指示されるようです。
例えばASA100でLV15の光を当てた時に
正しい露出計であれば1/125・F16を指すのが正解ですが
このAE-1はSSを1/125に設定すると露出計の絞りはF4を指してしまいます。
当然それに連動してオート制御も動作するので
露出は大オーバーです。さすがに写真も白っぽくなるでしょう…
それに加えてこれもAシリーズ定番ですが
オート時の絞り制御レバーの動きも悪く絞り制御も不安定です。
つまり露出計・オートはほぼ使い物にならない状態です。


絞り制御の動作不良は単純に油切れですが
表示値がやたらとオーバーなのは抵抗やらSPDの状態やら
色んな原因が考えられます。
考えられる部分の整備清掃を一通り行った結果、
最終的には可変抵抗の微調整で何とか実用できる状態まで
持っていくことができそうです。
もちろん定番のシャッター鳴き等のトラブル予防の処置も行っておきます。
マニュアル時のSSも高速で少々不安定だったので
機械的な幕軸の清掃整備も行っておきます。
そうして再組立てしたAE-1はかなり気持ちよく動作する状態になりました。
これであれば当分安心して使うことができるかと思います。
歯切れの良いシャッター音はFシリーズとも共通する
キヤノンらしい部分ですね。

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ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「教科書の日」なのだそうです。
そっか…季節的にも新学期だし
新しい教科書をもらって使い始める頃なのですね。
中学・高校の頃にはもうどうでもよかったですが(苦笑)
小学校に入学したときの
真新しい紙の匂いのする教科書を何冊ももらったときは
ちょっとした感動でしたねぇ…いまだに覚えてるな…
さらに授業で使う小道具類のセット
(おはじきやら時計の模型やらそろばんやらが入ったもの)を
もらってさらに舞い上がっていたのを思い出しますねぇ
あ、忘れちゃいけないもちろんランドセルも!
あんな新鮮な感動をすることはもうないのかもしれませんねぇ(笑
いけんいけん、最近子供の頃のこととかを
やたらと思い出すことが多いのですよ
余程、未来に希望がないのか…それとも死期が近いのか…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
つい先日も同じカメラの修理を行いましたが
実はこのブログ、
これで5回連続電子制御シャッターの一眼レフなのです。
当店も修理不可な電子制御カメラはたくさんあり
お断りすることも多いのですが
それでもこれだけ集中するのですよねぇ
修理できるところが少なって来たのもあるかもしれません…
ME系は電子制御機と言っても比較的構造はシンプルで
基板もプリズムとミラーボックスを囲む部分で完結するので
整備性は良いほうです。
それに素人分解品でもない限り
その電子基板内で何かトラブルが起こることも少なく
電気的トラブルの大半は電子基板から繋がる部分のハンダやら
基板以外での接点の不良だったりする場合がほとんどです。

今回のMEスーパーはたまにミラーアップしたままになってしまう
トラブルを抱えています。
ME系のミラーアップといえば例のミラー駆動部のブッシュ劣化が
原因のものが非常に多いのですが
今回はそれとはちょっと違ってシャッター羽根の動作不良が原因で
ミラーダウン動作にうまくリンクできていないような感じです。
シャッター羽根の動きが悪いので
高速シャッターの精度も出ていない状態です。

当然、いつものミラーアップの原因となる
ミラー駆動部のブッシュもチェックしてみましたが
やはりボロボロに劣化しており
現在は動きにまだ問題はでていないのですが
このまま放置して置くと近いうちにトラブルの原因になりそうな状態でした。
もちろんしっかり処置を行いトラブルを予防します。
MEスーパーのみに装備されている
底部のエアダンパーの清掃整備もしっかり行います。
加えてこれも毎回書きますが
この時代のペンンタックス機はありとあらゆるところに
内部モルトが貼ってあり
それが劣化して脱落し場合によってはトラブルの原因になります。
これも全て交換していきます。
トラブルが出ている部分はもちろんなのですが
分解すると結構処置しなくてはいけない部分の多いカメラでもありますね。

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