カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

キヤノンデミのカメラ修理

今日は「畳の日」だそうですよ。
考えてみると畳のある部屋に住んでいたことって
もう随分昔の話になってしまいます。。。
真夏に扇風機を付けたまま
畳の上で昼寝するのは最高に気持ちよいですよね~
そんなこと書いていると
やたらと畳の部屋が恋しくなってきました。
畳の間がある部屋に引越ししようかな。。。(笑)

さてさて

本日は「キヤノンデミ」のカメラ修理を行っています。
「デミ」はフランス語で「半分」を意味します。
英語に言い換えればそのものズバリで「キヤノンハーフ」ですね。
いわゆるハーフ判カメラといえば
やはり「オリンパスペンシリーズ」が最も有名で
人気も高いですが
「キヤノンデミ」も決して劣るところはありません。
贅沢にプリズムを使用した実像式ファインダーを備え
ハーフ判カメラとしてはめずらしく
きちんと巻上レバーを装備し
セレン式の露出計とプログラムシャッターで
オートではないものの素早く露出を決定することができます。

個人的にはレンズの真上に装備されたファインダーと
予想以上に滑らかに操作できる巻上レバーのポイントが高いと思っています。

お預かりしているデミは
明らかにかなり長い間、仕舞いこまれていて
放置されていたものだと思われます。
ボディにはサビや汚れがかなり目立ち
シャッターは全く切ることができません。
レンズ・ファインダーにはクモリ・カビが多く
大量に使われているフィルム室のモルトは
既に大部分が剥離してしまっています。
ただし、心配されるセレン光電池はそれなりに起電しています。
シャッターは切れないものの
おそらくシャッター羽根がかなり強烈な油汚れで固着しているだけだと思われます。
もちろん、汚れやサビで動きの悪いところだらけですが
清掃・洗浄を行うことで
ある程度は普通に動作するのではないかと考えます。

まだ最中構造のカバーを取り外しただけですが
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
まずはべったり固着してしまっている
シャッター羽根の清掃から取り掛かります。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「海王星の日」だそうですよ。
1846年のこの日に海王星が発見されたそうです。
地球の3.88倍の大きさで
太陽の周りを約165年かけて1周します。
。。。ということは。。。
もし人類が海王星に住むとしたら
(住めるようなところじゃないのはわかっていますが)
海王星時間での1年も生きられないのですね(汗)
でも自転周期は16時間で
地球の1日よりも海王星の1日のほうが短いのですね。
太陽からの距離は45億440万kmです。
全くピンときませんね。。。光の速さで4時間ほどのようです。
ちなみに地球は太陽から光の速さで約8分です。
この話を書き始めてから
ドリフが全員集合で学校か何かのコントでやってた
「すいきんちかもくどってんかいめい」が頭から離れません(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
他に比べるもののないハーフ判の一眼レフです。
一眼レフとはいえハーフ判なので当然小さいのですが
それだけに留まらず、ミラーを横配置として
正面から見てボディの左側に
メインのプリズムとシャッターユニットを備え
ボディ上部でさらにミラーで折り返し
接眼レンズの直前にもプリズムを配置する独特の構造です。
そのためペンタプリズムの突起がなく
低く横長なこれまた独特のフォルムを実現しています。

最初にペンFがデビューした後、
露出計・セルフタイマー付きのペンFTもデビューしましたが
個人的には2回巻きで巻上ストロークも短く軽快な
ペンFが好みです。FTに比べてファインダーが明るいのもいいですね。

ペンF系に多いのはスローガバナ関連のトラブルと
(構造上最高速以外のSS全てにガバナが関与します
だから「スロー」ガバナというのはあまり正しくないですね)
ミラー駆動周りの動作不良、そしてプリズム腐食です。

今回お預かりしているペンFは
レンズを付けるとシャッターが切れないという症状です。
ミラーアップすらしません。
レンズを外すと普通にシャッターは切れます。
こういう場合はまずはボディよりも
レンズ側の絞りの粘り或いは固着を疑うのですが
今回はレンズの問題ではないようです。
ミラーボックス側の絞込みレバーの動作不良が原因のようです。
負荷が何も掛かっていない状態では動作するのですが
レンズをつけて絞り込みレバーの負荷がかかると
もう全く動けない。。。という状況です。

それだけではなく
やはり全体的に汚れや油切れのため動作が悪いです。
ミラー周りだけでなくシャッターユニット、巻上部等々
動作部分の清掃・注油を行います。

やっぱり花文字付きのペンFはカッコ良いですね!
一時期、本気で欲しかった時期があったのですが
1台、お散歩用に今でもちょっと欲しいですね。。。
(欲しいもの全て手に入れていたら
膨大な数のお散歩カメラに囲まれそうですが。。。(苦笑))

写真は一通り整備完了後のものです。
新しい油が馴染んで動きが安定するまで
しばし様子を見て最終テストを行っていきます。

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オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「国際ビーチクリーンアップデイ」だそうですよ。
世界中で海岸のゴミ掃除をしようという日です。
夏の間に大量のゴミが溢れてしまいますものね。。。。
山や海にゴミを捨てて帰る人は
そこで自然の恩恵を受ける資格がないと思うのですが。。。
少々、話が逸れますが
そろそろ海の水もより澄んできてキレイになる季節ですね。
山も海も中秋~晩秋が一番キレイだと思います。
写真撮りに行きたいですね~

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
初代ペンの高級バージョンとして発売されたのが
今回の「ペンS」です。
シャッターはコパルXで
速度も1/8からちゃんと一段刻みで1/250まであり
Bも備えます。レンズはD.ズイコー30mmF2.8です。
ピントはもちろん目測式です。
ハーフとはいえ写りに定評のあるカメラで
トラブルの元になりがちな露出計もなく
シンプルなマニュアルカメラです。
そのせいか現在も人気が高いカメラです。

お預かりしているペンSは
シャッターが全く切れません。レリーズは押せるのですが
全くシャッターが反応しません。
もうパターン的に予想されるかもしれませんが
シャッター羽根が固着してレリーズしても切れないのですね。
油や汚れによる固着です。
レンズシャッター機全般で定番のトラブルですが
ペンはビハインドシャッターで羽根がフィルム室側に露出しているせいか
固着率がかなり高いような気がします。
羽根が露出しているので
とりあえず応急処置で少しだけクリーナーを羽根に付けると
シャッターが切れることもあるのですが
(あくまで応急処置なのでそのままではしばらくするとまた固着します)
今回はそういった応急処置では全く動きません。

まずはレンズ及びシャッターユニットを分離します。
ペンの主要な機械部分はほぼこのユニット内に収まっています。
ボデイ側は巻上とカウンターのみです。
クモリの酷いファインダーは上カバー裏に取り付けられています。
後でもちろんこちらも清掃していきます。
これから本格的にシャッターユニット分解に取り掛かり
シャッター羽根、絞り羽根の清掃から行っていきます。

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ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

今日は「世界アルツハイマーデー」だそうです。
うーん、まだ大丈夫だと思いますが
私が今発症すると「初老期認知症」(40-60歳)だそうです。
もうとっくに「若年性」ではないのですね。(ちょっとショック)
気がつけば。。。認知症だけじゃなくていろいろ何が起きても
おかしくない年齢なのですよねぇ。。。いやだいやだ(苦笑)
5年前には大病もあったし
もう少し健康に気をつけなくては。。。
でも今の私の身体の諸悪の根源は、やはり「太りすぎ」
1日中、座りっぱなしで甘いもの好きでお米大好きじゃ
それはダメですよね。。。本気で少し引き締めなくては。。。(汗)

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
毎度、書いていますがニコンF2はファインダー交換式カメラのため
取り付けられたファインダーにより機能が変わります。
フォトミックファインダーは露出計が装備されたファインダーで
下記の4種類が存在します。
CDS受光体で指針式露出計の「フォトミック」
CDS受光体でLED式露出計の「フォトミックS」
SPD受光体でLED式露出計の「フォトミックSB」
「フォトミック」をAi化した「フォトミックA」
「フォトミックSB」をAi化した「フォトミックAS」
今回、お預かりしているのは
「フォトミックA」なので装着するレンズはAiニッコールが基本です。
非Aiレンズも装着できますが絞込み測光となってしまいます。

お預かりしているF2フォトミックAですが
後幕が引っ込んだまま全く動きません。
どういうことかというとシャッターをレリーズすると後幕が引っ込んだままだから
開きっぱなしになるという状態です。
レリーズすると巻き上げは可能です。
うーん、あまり見かけないトラブルです。
根本的に後幕にロックがかかってる。。。と考えていると
とりあえず原因はわかりました。
バルブの状態でそのまま後幕にロックがかかり外れないようです。
結局シャッター周りの油切れあるいは汚れ等による動作不良です。
とりあえずロックを解除すると
シャッター速度も全く精度が出ていなくスローガバナは固着といった状況です。
いつものように動作部分の清掃注油を慎重に行います。
露出計もトラブルの多い箇所ですが
そこは若干の調整で良い程に動作していました。
しかしながらボディ側の接点は一部腐食でボロボロでした。
よく通電しているな。。。といった状況です。
もちろん接点の清掃・磨きで対応しています。

写真は一通りの整備が終わった時点でのものです。
非常にスムーズに動作するようになりSSの精度もしっかり出ています。
F2の同時期のライバルといえば
やはりキヤノンF-1ですが
F-1がスマートでスタイリッシュなカッコよさであれば
F2フォトミックはちょっと武骨だけど頑健で迫力のあるカッコ良さですね。
F2アイレベルももちろん良いですが
ファインダー内でSSや絞りが確認できるフォトミックはやはり使いやすいです。

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ミノルタXEのカメラ修理

今日はバスの日だそうですよ。
首都圏在住になってからは
電車・地下鉄が速くて安いから
バスに乗ることは少ないですが
私の生まれ育った呉では
鉄道は呉線しかありませんから
中学・高校の頃は毎日のようにバスに乗っていました。
まだ床が板張りのバスが多くて
雨の日はやたら滑って転びそうになったことをよく覚えています。
そういえば私がまだ小さい頃は一部の路線で
まだボンネットバスが走っていたのですよ。
普段使うような路線ではなかったので
数えるほどしか乗ったことはありませんが
まだ観光用で走っているのかな。。。

さてさて

本日はミノルタXEのカメラ修理を行っています。
XEの修理、しばらくぶりですね。
ちょっと大柄で重いですが
軽やかな巻上で非常に使い心地の良いカメラです。
昔、BMW直6エンジンがそのスムーズさで
シルキーシックスと言われていましたが
(そのフィールに惚れ込んで何台か乗りました)
XEはシルキー巻上ですね。
そのシルキーな巻上を実現している要因は
ライツ・コパル・ミノルタの3社で開発した
コパルライツシャッター(CLS)です。
その後、発売されたライカR3のベースとなったカメラでもあります。
発売は1974年です。ミノルタXシリーズのカメラとしては
X-1に続いて2台目のモデルとなります。

XEは初期の電子シャッター機ということもあり
長らく未整備で放置されている個体には
何らかのトラブルを抱えているものが非常に多いです。
今回、お預かりしているXEも
シャッタースピード、オート共に不安定です。
加えて露出計は3段以上アンダーとなっており
巻き戻しクランク下の摺動抵抗の劣化が疑われます。

さらにXE。。。というかXシリーズ全般に見られる
プリズム腐食が発生しています。
プリズム前面に貼られたモルトが加水分解することが原因です。
実はSRTも同じ場所に緩衝材を貼っているのですが
Xシリーズとは違い腐食しない材質を使ってあります。
今更ですがXシリーズもモルトではなく
何故この素材を使ってくれなかったのかと思います。
XEのプリズムは子プリズムが接着された形状で
他のモデルからの代用は一切できません。
プリズムにキレイなXEはいまや絶滅危惧種です。

まだ現状チェックを行っただけで
整備はこれから取り掛かります。
外観は非常にコンディションの良い状態なので
中身をしっかりメンテナンスしてやれば
非常に気持ちよく使えると思います。

自慢のシルキー巻上も油切れで
少々、フィーリングが良くないので
そこもできる限り対応していきます。

付属の50mmレンズもカビが見受けられる上に
最小絞りが妙に大きい(1絞り半ほど)ので
今回はレンズの分解整備清掃を行います。

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ミノルタSRT102のカメラ修理

今日は「苗字の日」だそうですよ。
私の苗字は「迫田(さこだ)」です。
西日本では割とある苗字なのですが
どうやら関東ではあまり見かけない苗字らしく
こちらにきてからやたら「追田」と間違われます。
(こっちのほうがまず見かけない苗字かと。。。(笑))
メールでも間違われることが結構あります。
「さこだ」で変換すると出てくるはずなのですが。。。(汗)
ちなみに「迫田」が多い都道府県1位は鹿児島県で
2位は私の出身地の広島県。3位は大阪府だそうです。
「山間の小さな谷にある田んぼ」という意味らしいです。
すみません、個人的な話を長々と続けてしまいました。。。

さてさて

本日は「ミノルタSRT102」のカメラ修理を行っています。
「101」じゃないですよ。「102」なのです。
この頃のミノルタカメラは海外にも相当な台数を輸出していますが
そのときにネーミングを変えて輸出したものがいろいろ存在します。
中には国内モデルにない仕様だったりするものもあります。
今回の「ミノルタSRT102」、ネーミングからして
「SRT101の輸出モデルかな。。。」と思ったのですが
よく見ると「SRT101」ではなくて「SRTスーパー」のようです。
ペンタプリズム周りのデザインがまるっきり「SRTスーパー」で
絞り直読窓も付いており、スクリーンはスプリットです。

お預かりの「SRT102」は
ご依頼者様が最近入手されたもので
非常に外観の状態の良い精悍なブラックボディです。
シャッターは一応動作していますが
油切れの兆候が見受けられます。
露出計はアンダー気味で
今回、整備するにあたり1.5Vの電池使用で
適正な値になるように調整いたします。
加えてスクリーンに結構なキズがあるようなので
ご依頼者様と打ち合わせの上
状態の良い中古スクリーンと交換することになりました。

ちなみにこの頃のカメラ内蔵の露出計は
電圧調整回路等もなく
基本的に電池室からダイレクトに電圧がかかります。
そのためもともと水銀電池で1.3Vで調整されているものに
1.5VのLR44等をそのまま使用すると
1.5段ほどアンダー気味になってしまいます。
回路的には1.5Vで何も問題はないので
こういう整備の際には指定していただければ
1.5V仕様で調整いたします。

まだまだ途中ですが
これからさらに分解を進めて各部点検整備一式を行います。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「敬老の日」ですね!
それはもう皆さんわかっているでしょうから。。。
他には。。。と調べるとみると。。。
今日は「イタリア料理の日」だそうですよ。
パスタにピザにリゾット、ミネストローネ。。。ティラミスも。。。
私が知っているイタリア料理なんて
ほんの一部でしょうが、それでも美味しいものばかりです!
若い頃に「イタ飯ブーム」なんてのもあったから
昔はカッコつけてよく行ったなぁ(笑)
でも堅苦しくないトラットリアくらいで
たまには良いイタリア料理食べたいですねぇ。。。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
OM-1もこのブログでの登場回数の多いカメラです。
軽量コンパクトなのはもちろんのこと
使い勝手や使い心地が良いのが
圧倒的人気の原因のような気がします。
シャリッとした適度な手応えの巻上と
上品なシャッター音は他のカメラとは明らかに異なります。
そのコンパクトなボディと静かなシャッター音を実現するために
色々な工夫を凝らされており
他の一般的な一眼レフとは構造が異なる部分も多いカメラです。
そのため、多少、華奢な部分と
綿密な調整が必要な部分もあり
整備する側としてはなかなか一筋縄でいかないカメラです。

お預かりしているOM-1は
まず光漏れが起きていることと
高速シャッターは精度が全く出ておらず
低速シャッターはガバナ固着でこれも精度が出ていない状況です。
光漏れはフィルムを一見してわかるモルト劣化のせいだと思われます。
シャッター動作不良はガバナの固着はもちろん
幕軸の汚れ等による動作不良が原因と思われます。
いずれも通常のメンテナンスで対応できそうです。

かなり長い間、整備されていない個体と思われますが
調整は必要なものの露出計は生きています。
ノーメンテの個体でめずらしいな。。。と思って
トラブルの多い電池室周りをチェックしてみると
随分昔だとは思われますが修理した痕跡がありました。
しっかりここは手が入っているので大丈夫そうです。

プリズムも一見キレイだし、ここも何か対策されているのかな。。。と
上カバーを開けてみると。。。

写真ではわかりにくいですが接眼レンズとプリズムの間に
いつもの劣化して粘着質となったモルトが蔓延っています。
「よくこの状態でプリズムに腐食がないなぁ。。。」と思うほどです。
モルトを取り除いてみると
プリズム塗装面には多少侵食しているものの
蒸着面には問題ないようです。
このまま放置しておいたら、まず間違いなくプリズム腐食になる状態でした。
まだ間に合うタイミングで本当に良かった。。。

あとは分解を進めて
シャッター周り、ミラー駆動部、露出計周りの配線・SW等々の整備です。
OM-1らしく気持ちよく使っていただけるように
整備を行っていきます。

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ペンタックスSVのカメラ修理

今日は「競馬の日」だそうですよ。
うーん、実は競馬ってやったことないのですよねぇ。。。
競馬だけじゃなくて、
競輪・競艇、パチンコ、マージャン。。。
いわゆるギャンブルってほとんどやったことないのですよねぇ。。。
宝くじすら買ったことない(笑)
。。。とはいえ、個人事業主しているくらいだから
安定志向でもなく、衝動買いも多いのですよねぇ。。。
普段の生活がギャンブルみたいなものだから
これ以上、博打性の高いものはいらないのかも。。。(汗)

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
ペンタックス第一号機である「アサヒペンタックス(AP)」から続く
ペンタックスSシリーズの完成形といえるモデルだと思います。
SVの次のモデルとなると
実質的にはSPとなりますが
SPは内部も含めてかなり変更が行われましたので
いわゆるSシリーズの最終期といえばSVで良いのではないかと思います。
自動復元式フィルムカウンターが装備され
モデル名の由来となっているセルフタイマーも装備されています。
(SVの「V」はドイツ語でセルフタイマーの意味を持つ
「Voraufwerk」の頭文字です。一部レンズシャッター機にも
セルフタイマーに「V」と書かれているものも多いですね)

ペンタックスSVというと発売から既に50年以上が経過しており
布製のシャッター幕が劣化していて
交換しなければまともに動かないものも多いのですが
今回、お預かりしているSVはその点は大丈夫なようです。
しかしながら、シャッター幕の走行には問題があり
肉眼で見ても後幕はキレイに走りきっていません。
当然ながらシャッター速度は全く精度が出ていない状態で
低速シャッターだとミラーアップしたままになってしまいます。
お預かり時には「B」が全く効かなかったのですが
これも原因は同じだと思われます。

時代を感じさせるデザインでなかなか魅力的です。
露出計のないカメラなので
中身は機械で動く部分しかございません。
動きが悪い時に無理して動かして
部品の変形や破損がない限りは
こういうカメラの場合はとにかく分解して
あらゆるところをひたすら洗浄・清掃し
古い油やゴミを取り除き注油を行った上で
調整すれば本来の動きに戻る場合がほとんどです。
今回も見違えるようにスムーズに動くようになりました。

まだまだ撮影をたっぷりお楽しみいただけるカメラです。
是非、オーナー様のお手元に戻って
大活躍していただきたいと思います。

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ミノルタX-7のカメラ修理

9月15日というと。。。
「敬老の日」のイメージが強いのですが
今は9月第三月曜日で今年は17日ですね。
でも現在でも15日は「老人の日」と制定されています。
1964年までは「としよりの日」だったそうです。
「としより」という言い方がひどいとのことで
「敬老の日」に改められたそうです。
それにしても今の時代、幾つから「老人」なんでしょうね。
もちろん個人差も大いにあるでしょうが。。。

さてさて

本日は「ミノルタX-7」のカメラ修理を行っています。
X-7はちょっと久しぶりですね。
宮崎美子さんのCMでお馴染みのカメラです。
(これをリアルタイムで見ているのは
もう結構なおじさんです。。。私もですが。。。(笑))
CMソングで使われた「いまのキミはピカピカに光って」は
最初はCM用でサビの部分しかなかったのですが
このCMがあまりにもヒットしたため
急遽、シングル化してレコードリリースされたそうです。
オリコン最高位9位で20万枚のヒットだったそうです。
志村けんさんがパロディで真似ていたのも強烈に覚えています(笑)

この時代は各メーカー、エントリーモデルとして
軽量コンパクトな絞り優先AE専用機を用意していました。
(ニコンEM、ペンタックスMV1、オリンパスOM10等々。。。)
そんな中、上記のCMのヒットもあり、X-7は大ヒットしたカメラです。
先行販売していたXGシリーズを基本として作られています。
機械的な部分はXGーEと共通する部分も多いですね。
ミノルタ機らしく使い心地の良さが魅力的な1台です。

お預かりしているX-7は長い間使われていないようで
まず電源が全く入りません。
全速電子制御シャッターなので電源が入らないと
シャッターを切ることができません。
電池室周りの接触不良が原因だと思われます。
取り急ぎ応急処置をして電源が入るようにしたのですが
今度はオート時の露出計もシャッタースピードも
非常に不安定です。
電池室だけではなく基板周りの接点で接触不良が起きているようです。
古い電子制御機だとよくあるトラブルです。

80年代のカメラですからフレキで覆われています。
底部分からフレキが繋がっているので
基板を外すのは結構な重作業です。
電池室へのアクセスはいいので
とりあえず電源を入れることは何とかできたのですが。。。(汗)
今回のX-7は大丈夫だったのですが
X系といえば定番なのがプリズム腐食です。
プリズム前面に貼ってあるモルトの加水分解が原因ですが
今回のX-7も
「よくこの状態でプリズム腐食が起こらなかったなぁ」と思うほどに
モルトは酷い状態でした。もちろん予防策を打っておきます。

余談ですが
巻き戻しクランク部にあるメインスイッチを留めてあるカニ目は
受け側がプラスチックです。
劣化して脆くなっているものも多く
締めすぎると簡単に破損します。
破損するとSWがグラグラになり接触不良を起こします。
ジャンク箱に入っているX-7に結構この症状の個体を見かけます。
これからX-7を手に入れようとお考えの方は
要チェック箇所です。ここを交換するには
フレキをめくらなければならないので結構面倒なことになります。

このX-7はご依頼者のお父さまからいただいたものだとのことです。
きっといろいろな思い出を写してきたカメラですね。
当時と同じように軽快に写真が撮れるように
これから本格的に分解整備を行っていきます。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「メンズバレンタインデー」だそうですよ。
初めて聞きましたが男性から女性へ
下着を贈って告白する日なのだそうです。
それとは別に今日は「セプテンバーバレンタイン」というのもあって
ホワイトデーからちょうど半年で
紫色のものを身につけ白いマニキュアを付け
緑色のインクで書いた別れの手紙を渡す日だそうです。
有名でないものを含めると
恋愛関係の記念日は本当にいろいろありますねぇ。。。
まぁ、私には関係のないものばかりですが。。。(苦笑)

さてさて

今日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
今月も既に2回目かな。。。修理依頼の非常に多いカメラです。
それだけ人気があって使っている人も多いということだと思います。
適度な大きさで絞り優先オートも搭載し使いやすいカメラです。
使いやすい多重露出機能も搭載され
一通りのことが難なくこなせるカメラです。
ファインダー内情報もシンプル且つ必要な情報が
一目で確認でき、非常に使いやすいと思います。
シャッターはコパル製の金属羽根縦走りシャッターで
最高速は1/1000、電子制御なのでスローシャッターに強く
8秒までのシャッタースピードが可能です。
露出計の受光素子はSPDで反応も非常に速く安定しています。

お預かりしているFEはどうやら電源が全く入らないようです。
FEはニコンのカメラらしく電源が入らない(電池がなくても)
M90(機械制御1/90)とBはシャッターが切れます。
今回の個体は電池を入れてもM90・B以外のシャッターが切れず、
ミラーアップしたままになってしまいます。
実はこれも同じFEでも生産時期によって違っていて
電源が入らない場合は全てM90で切れてしまうものと
今回のようにミラーアップだけしてシャッターが切れないものがあります。

どうやら電池室から電子基板へ
電源が上手く伝わらないようです。
電池室はキレイな状態なので
電池室裏のハンダ付けあたりに問題があるものと思われます。
後でわかったのですがバッテリーチェックSWや
感度ダイヤル下の摺動抵抗にかなり汚れが付着しており
接触不良も起こしているようです。

まだ上カバーを外しただけですが
FE/FM・ニコマート系といえば
接眼レンズ下の座布団モルトですね。
フィルム室やミラー受部のモルトは過去に交換歴があるようですが
ここはおそらく一度も交換されていないようです。
写真でも少しわかりますがボロボロで
軽く吹いただけで周りに屑が撒き散らされます。
ニコン機は内部にモルトを使っている部分は非常に少ないのですが
ここだけは分解したら必ず交換です。
(他のほとんどのメーカーも一眼レフでは内部モルトは少ないです。
ただ1社だけ内部モルトがやたら多いメーカーがありますね)

これから分解を進めて電池室周りをチェックしていき
シャッターユニット、ミラー駆動部、巻上部等々の整備を行っていきます。
最終的には上の写真でも見える
調整用半固定抵抗を調整して精度出しをしていきます。
8個ある半固定抵抗は全てを触るわけではありませんが
露出計、オート露出、シャッタースピードの調整が可能です。
単に+-を調整するわけでなく
特性曲線も調整できるようになっています。
どの調整抵抗が何を調整するものか
しっかり理解できていないと
しっちゃかめっちゃかになりますので
慎重に調整していきます。

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