日別アーカイブ: 2025年3月13日

ミノルタSR505のカメラ修理

今日は「サンドイッチデー」だそうです。
日付は1が3で挟まれている(サンド1=サンドイッチ)ことからだそうです。
最近はパンを口にする機会自体が減ってはいますが
サンドイッチは美味しいですよねぇ
まぁ食べても出先でコンビニのサンドイッチを食べるくらいですが…
そういえばいつもコンビニで見かけて
少し気になる「フルーツサンド」
実は私食べたことないのですよね
以前までは「甘いサンドイッチなんて…」と思っていたのですが
甘い菓子パン大好きだし
ランチパックの「ピーナッツ」とか普通に美味しいし
きっとフルーツサンドも美味しいだろうし
美味しいからあんなに売ってるんでしょ…と思うようになり
見かけると気にはなのですが
いまだに手に取ったことはないのです(笑
今度こそは見かけたら買ってみます!

さてさて

本日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。
1975年発売のカメラです。
「SR-Tスーパー」の後継機で
同じタイミングで「SR-T101」の後継である「SR101」も発売され
この2機種がSRシリーズの最後のカメラ
つまりはミノルタの機械制御フォーカルプレーンシャッター機の
最後のカメラとなってしまいます。
これ以降は電子制御シャッターの「Xシリーズ」へと移行します。
内部の基本構造はヒット作でロングセラー機でもある
「SR-T101」の設計を引き継いでいて主に使い勝手の点で
細かい改良を行いながら「SR505/101」まで製造が続けられました。
長い期間、安定した販売を達成してきたカメラだけあって
非常に使いやすく丈夫なカメラです。
「SR-T101」や「SRーTスーパー」を含む
「SR-T系列」のカメラはコンスタントに修理依頼のあるカメラです。
基本構造がしっかりしているのでシャッターは動作しているカメラが多いのですが
やはり積年の汚れや古い油脂等の影響もあって
精度が出ていなかったり本来のスムーズさがない個体が多いです。
でも元がしっかりしているカメラなので
全体的にリフレッシュしてあげるとまだまだ本来の動きを
取り戻すカメラでもあります。

お預かりの「SR505」は比較的良い状態です。
シャッターや巻上はさすがに油切れの兆候があるものの
とりあえずは一通り動作していて
露出計も精度はともかくとしても動作はしています。
外観も若干の凹み等がありますが
それほど悪くない状態です。
ただファインダーの中はモルト屑だらけです。
ミラーの受け部やフィルム室のモルトは比較的近年に
交換した形跡がありそれは問題ないのですが
「SR-T系」はファイダー枠の周りにもモルトが貼られていて
そこが劣化して屑がファインダー内に入り込みます。
ここのモルト交換はある程度文化磯をしないと交換ができません。
そこまでは手を入れられてはいないようです。

とりあえずファインダー枠を降ろした状態での画像です。
ここから枠も分解して清掃を行い遮光材を張り替えます。
そしてボディ側は分解を進めて幕軸やミラー駆動部
巻上機構部等、駆動部分の整備を行っていきます。
「SR-T系」の分解整備言えば連動糸の処理がポイントですが
正しい手順を知っていて慣れてしまえば
難しいものではありません。
それどころか整備性は非常に良好なカメラです。
やはりこの時代のカメラは分解を整備を行うことも
考えられて造られていますね。

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