ニコンEL2のカメラ修理

今日は「歩道橋の日」だそうですよ。
1963(昭和38)年のこの日に
大阪駅前に日本初の横断歩道橋が完成したことに
由来しています。
思ったよりも近年なのですね。
私の生まれ育った田舎町でも
実家のすぐそばに生まれた時から歩道橋があって
よく利用していたからもっと昔から
あるものだと思っていました。
横断歩道がもちろん楽ではありますが
幹線道路を渡る歩道橋もいいですよね。
毎晩のウォーキングのコースに
環七を渡る歩道橋が2本あるのですが
歩道橋の上から行き交うクルマを見ていると
何だか飽きずにずっと見ていられます。
まぁ休憩ばかりもしていられないから
そんなには立ち止まらないのですが…(笑
過去に何度か歩道橋の上から夜景を撮ったりもしましたが
意外と大きく揺れますよね…歩道橋の上…(苦笑)
ブレ対策に苦労した記憶が…

さてさて

本日は「ニコンEL2」のカメラ修理を行っています。
1977年発売のカメラです。
機能的には「ニコマートELW」をAIレンズ対応としたカメラです。
モデル名は「ニコマート」ではなくなり
「ニコンEL2」となりましたが分類的には
このカメラまでが「ニコマートELシリーズ」ですね。
ただ、このカメラ発売の翌年には
フルモデルチェンジとなる「ニコンFE」が発売され
「EL2」の開発は「FE」と並行して行われています。
なので中身的、特に電子制御関連に関しては
には従来のニコマートELよりも「FE」に近いカメラです。
受光素子も「SPD」に変更され基盤もフレキになっている他
多くの新しい機構がみられます。
中身的には「EL」とはもはや別物です。

お預かりしている「EL2」は
一通り動作してはいるのですが
シャッター羽根に油滲みが見受けられます。
その影響もあって高速シャッターでの精度が出ておらず
1/1000に関しては一部が閉じそうなほどです。
油が滲んでいるのが先幕のため
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれそうな状態です。
他、オート露出制御が少々不安定なことと
撮影には直接関係ないですが
バッテリーチェックボタンが異様に深く
指で押しただけでは全く点灯せず
竹串の先で押しこんでやっと点灯する…という状態です。
内部も含めてモルトも劣化しており
やはり全体的に整備が必要な状況です。

この類のカメラとしては整備性は悪くはないのですが
過渡期ということあり
やはり「FE」のほうが構造的には
整理されて分解組立はやりやすい印象です。
「EL系」はやったことがある方ならわかると思うのですが
シャッタースピードダイヤル下の
リングが固着していると
外すのに異様に時間がかかったりしますよね(苦笑)
とっかかりのないリングですが元々もそんなにトルクをかけて
締めていない部分なので通常は割と簡単に外れるのですが
長い年月の間の汚れ等で固着していると
とっかかりがないだけに難易度が急上昇します。
ただもうわかっているので何とか外しますが…(笑
いずれにしても古いカメラはネジ1本外すのも
固着等で異様に苦労することも多く
やってみないと時間が読めないことが多々あります。
そういう部分も場数を踏むと
時間がかかるとはいえ随分とスムーズに進むようになります。
何事もそうですがとにかく反復して
脳に経験を叩き込むことが必要ですね…

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