キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「うどんの日」だそうですよ。
個人的にはうどんは大好きなのですが
残念ながら関東に住んで15年近くになるのに
未だにこっちのうどんにはなじめません。。。
やはりあのしょうゆ味の濃い汁が苦手なんです。。。
では、現代ではこちらでも簡単に食べられる
「讃岐うどん」は、というと。。。これもあまり得意ではありません(汗)
太くて腰がありすぎるあのボリューミーな麺はちょっと。。。
(何てわがままなんでしょう(笑))
大好物なのはやはり地元・呉の細うどんなんですよねぇ
これなら何杯でも食べられちゃう!
ほんの少し甘めの汁も絶品なんですよ
東京で気軽に食べられるところはないのかなぁ。。。

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
一時期、集中的に依頼のあったFTbですが
ちょっと久しぶりの登場ですね!
キヤノンF-1を開発した技術をベースに造られた
機械制御シャッターの中級機です。
発売開始は1971年
ちょっと大きく重いですが
とても丈夫で使いやすいカメラです。
デザインはそれまで存在していたFT系をベースとしており
中身はF-1に近く、外観はFTに近いという感じです。

今回、お預かりしたFTbは
元々はご依頼者様のお父様が中学生の頃
お買い求めになったものだそうです。
中学生で当時のFTb。。。奮発されましたね。
最近はしばらく使われてなかったようですが
このたび、ご依頼者様がお使いになるということで
現状の確認も含めてご来店されました。

外観はかなり使い込まれていますが
凹みやアタリはなく状態は悪くありません。
まずは露出計が全く動作しません。
バッテリーチェックも同様です。
シャッター速度を計測してみると
やはり幕軸の動きは悪く高速シャッターでは
精度が出ていない状態です。
スローガバナも粘り気味ですので
やはり全体的に動きの悪い状態です。
モルトは当然ながら全滅といった状況です。
FTbはプリズム腐食が多く見受けられるカメラでもあるのですが
今回はプリズムは大丈夫のようです。
基本設計がF-1と共通ということで
このFTbでもシャッターバウンドが起こっている個体もよく見かけます
これが出ていると修理が少々大変なのですが
今回は問題ないようです。

これからさらに分解を進めて各部点検整備一式を行います。
シルバーももちろん良いですが
やはりキヤノン機は精悍なブラックが似合いますね。

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