ニコンFのカメラ修理

今日は3月4日ということで
「3・4」の語呂合わせの記念日が多いですね。。。
「ミシンの日」、「サッシの日」、「三線(さんしん)の日」
「雑誌の日」。。。
そういえば昔、実家に「足踏み式」のミシンが合って
用もないのに踏むところを手で押して遊んでいた覚えが。。。
これを調べていて初めて知ったのですが
ミシンって「Sawing Machine」のmachineがなまったものなのですね。

さてさて

本日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
もはや日本が世界に誇る伝説の一眼レフと言って良いカメラだと思います。
一眼レフカメラそのものはFより前にいくつか発売されていますが
この時代にこれだけきちんと作り込まれて
現在でも通用する高い堅牢性を持つカメラは他にないと思います。
しっかり整備されている「F」をゆっくり巻き上げながら
耳を澄ましてみると精巧なギヤやカムが
噛みあっている音がかすかに聞こえるのですが
その音だけでも精密な造りが伝わってくような気がします。

お預かりしている「F」は一通り動作はしているのですが
長い間、ノーメンテだったとのことで
各部点検整備一式をご依頼いただいた個体です。
スローが若干、粘り気味なことと
少々、油切れの兆候が見られます。
加えて、ご依頼者様からもご指摘いただいているのですが
装着されているアイレベルファインダーの
ボディ前側の噛み合わせが少々悪いようで
ロックした状態で上に引っ張ると
少しファインダー前部だけ浮いてしまいます。
(要はガタついている状態)
外れることはないし、普段は浮いてしまうこともないのですが
気がつくと気になってしょうがない部分だと思います。
この症状、たまにFで見かけます。
大抵の場合がボディ側のツメの磨耗または変形によるものです。
そこの部品だけ交換するというのは不可能なので
ガタが出ないように修正していくことで対処します。

分解するたびに思いますが
本当に「F」の部品はひとつひとつが
これでもかと言わんばかりに頑強にできています。
普通に使っていて定期的に清掃・注油さえしておけば
まず致命的な壊れ方をすることはないのではないかと思います。
泣き所はファインダープリズムの腐食くらいでしょうか。。。
これから本格的に各部点検整備一式に取り掛かります。

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