コニカLのカメラ修理

今日は「徒歩の日」だそうですよ。
たまにはゆっくり歩いて近所を散歩するのもいいですねぇ。。。
駅からすぐ電車に乗って移動したり
駐車場からすぐクルマに乗って移動していたりすると
近所のちょっとした路地だとか
いつもは通らない場所にあるお店だとかに
気づかないことも多いのではないかと思います。
時間に余裕のあるときは
近所のそれも普段歩かないような道を歩いてみると
新しい発見があってきっと楽しいと思います。

さてさて

本日は「コニカL」のカメラ修理を行っています。
ここのブログでも初登場ですね!
ちょっと見かけることの少ないカメラだと思います。
まずはどんなカメラなのか、写真から。。。。

レトロかつキュートなデザインでなかなか魅力ですね!
コニカLの「L」はLadyの頭文字からだそうです。

セレン光電池を使用した露出計を備えており
シャッターは基本的にシャッタースピードと絞りの組み合わせが
決められたプログラムシャッターです。
プログラムシャッターのリングを回すと
連動して露出計が動き、指針が真ん中に指せば
そのリングの位置が適正露出という仕組みです。
プログラムシャッターではありますが
シャッター羽根は絞り兼用ではなく
独立した絞り羽根が存在し、バルブやフラッシュ時には
任意の絞りを設定することができます。
露出計の指針はカメラ上面でも確認できますが
ファインダー内でも確認することができます。
なかなか凝った仕組みですね。

搭載されるレンズはコニカ・ヘキサー40mmF2.8です。
ピント合わせは目測で行います。

実は上の写真は既に一通りの整備が完了した後の写真です。
預かり時にはシャッターが全く切れない状態でした。
レンズシャッター機では定番のシャッター羽根の粘りが原因でした。
その他にも動きが悪いところやレンズ・ファインダーの汚れ等も
かなり見受けられたので
全体の点検整備一式を行いました。
ファインダーやレンズはできる限りの清掃ですが
通常の撮影には問題ないレベルに仕上がったと思います。

これをぶら下げて撮影散歩なんて
なかなかオシャレですよね!
ちょっと個人的にも欲しくなるカメラです。

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