ミノルタXDのカメラ修理

今日は10月7日。。。10(とお)7(なん)ということで
「盗難防止の日」なのだそうです。
最近、何か盗難にあったってことはないですが。。。
あ、いや、先日、コンビニの傘置き場で傘持っていかれたな。。。(汗)
昔は車上荒らしとかにあったことはありますが
せっかく手に入れたものが盗難にあうって
何とも理不尽なことですよね。。。
昔はちょっと外出するときなんて家に鍵かけないのが
普通だったと思うのですが。。。
今はそんなこと絶対できないですよね。
わざわざ盗難防止に
頭やお金を使わなくて良い世の中になってほしいものです。。。

さてさて

本日のカメラ修理は「ミノルタXD」でございます。
世界初の両優先AE(SS優先、絞り優先)を搭載したカメラですね。
これまでの一眼レフは「絞り優先AE」か「シャッタースピード優先AE」か
どちらかを搭載したカメラしかなく
じゃ、どっちのAEのほうが優れているか。。。なんて論争もありましたが
その論争にピリオドを打ったカメラでもありますね。
SS優先AEを行うためにレンズも「MCロッコ-ル」から
「MDロッコール」へ変更もされました。
両優先AEに注目が集まりますが
ファインダースクリーンにはその後のミノルタの大きな魅力ともなる
「アキューマットスクリーン」が搭載され
これ以前のモデルとはファインダーの明るさが全く異なります。
さらにミノルタらしく使い心地にもこだわりが見られ
前モデルのXEに続きライカR4~R7のベースモデルともなりました。
XDは1977年に発売され1982年で生産を終了しましたが
ライカR4~R7はマイナーチェンジを繰り返しながら
1997年まで生産されました。
基本的にミノルタ製なのにミノルタにはなくてライカにはあった
機械制御シャッターとか最高速1/2000とかスポット測光とかを搭載した
XDがあればよかったのに。。。とたまに考えます(笑)

XDは正直言って電気的なものも含め
比較的トラブルの多いカメラだと思います。
今回、お預かりしているXDは
まず電池を入れても機械制御で動く「B」「O」(1/100)以外は
全く動作しません。
電源の入らない原因は電池室周辺にあり
とりあえずは電源は入るようになったのですが
今度は露出計が基本的に振り切ったままで
オートが全く働きません。
さらにXDで多く見かける症状ですが
シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまで
妙なタイムラグがあります。
加えてボディ側のレンズ絞込みレバーがシャッターを切っても
ほんのわずかしか動かずレンズを絞りきることができません。
でも、どれもXDでよく見かけるトラブルです。

これから本格的に分解整備に取り掛かりますが
露出計及びオートの不調は巻戻しクランク下の
摺動抵抗の汚れと劣化が原因と推測します。
シャッターレスポンスが悪いことと
絞込みレバーの動作不良は
おそらくミラーボックス下にあるエアダンパーの動作不良でしょう
電子基板関連の不良で修理不可になることも多い
XDですが今回はそのあたりは大丈夫じゃないかと思います。

とはいえ分解修理するにはいろいろと神経を使うカメラです。
慎重に分解を行っていきます。
短所もいくつかありますが
XDならではのまろやかで上品なシャッター音を聴くと
何でも許せてしまうのですよねぇ。。。
コンパクトでスタイリッシュなボディも含めて
何とも小悪魔的に魅力的な1台です。

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