オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「ソフトクリームの日」だそうですよ。
1951(昭和26)年のこの日に
明治神宮外苑で行われた米軍主催の
「アメリカ独立記念日」(7月4日)を祝うカーニバルで
ソフトクリームの模擬店を立ち上げ
日本で初めてコーンスタイルの
ソフトクリームが販売されたことが由来だそうです。
同年の9月には百貨店で本格的に販売され大人気となったそうです。
ソフトクリームって本当に美味しいし
この季節には欠かせないアイテムですよねぇ
今、私はクルマ持っていないので機会があまりありませんが
クルマでちょっとした遠出して高速道路のSAに寄ると
絶対買っちゃいますよねぇ(笑
そりゃ昔ながらのバニラが王道ですが
今はいろんな味のものがあるのですよねぇ
そういえば以前に江の島に行ったときに
めちゃくちゃいろんな種類のソフトクリーム売ってるお店があったなぁ。。。
普通のアイスクリームならスーパーやコンビニで
いつでも買えますが意外とソフトクリームって
近所では買えないのですよねぇ
そのうちどこか出かけた時にまた食べましょう~

さてさて

本日も「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
もちろんと昨日とは違う個体です。
2日連続同じカメラの整備って割と珍しいのですが
これも依頼の多いOM-1ならではですねぇ
今日はシルバーボディのOM-1で
MD対応ではない初期の個体ですが
フィルム室のスタッドは2本でフィルム圧板が横長なタイプです。
4本スタッドの最初期ではなく
「MD」になる前の時期の個体です。
まずシャッターは1/1000がほとんど開きません。
たまにわずかに開きますが1/4000くらいの細いスリットしか開かず
写真の端ではほぼ間違いなく閉じてしまいます。
1/500は何とか開きますがやはり1/2000くらいのスリットになってしまっています。
先幕と後幕の幕速バランスが崩れていることもありますが
後幕蹴りだしのタイミングも少し狂っているものと思われます。
そして露出計はほとんど動かない状態です。
明るいところに向けてSWを入れるとピクリと指針が反応するのですが
指針が上がっては来ないような状態です。
生産時期から考えて「たぶん。。。」と思いながら
電池室をチェックしてみるとやはり電池室底部のマイナス側端子が
グラグラで今にも取れそうな状態です。
非MD対応でフィルム室スタッド2本の生産から
MD対応になってからある程度の生産時期までは
マイナス端子を留めるネジに絶縁の為、樹脂製のネジが使われていて
これが樹脂だから経年劣化で脆くなって折れるのです。
樹脂製のネジが使われていない生産時期のものは
通常のネジ+樹脂製のワッシャで絶縁されています。
ちょっと厄介なのは通常のネジが使われている個体は
そのネジは普通のサイズなのですが
樹脂製のネジが使われている時期のものは
そのネジは通常より少し太いもので
現在では通常作られていないサイズのネジなのです。
もちろんボディ側はそのネジに合わせてネジ穴が切られているので
そのサイズを使うしかありません。
ネジなんてオーダーすれば特殊なサイズのものでも
入手できないことはないのですが
そこはコストとのバランスでなかなか難しいものがあります。
幸い樹脂製のネジならばダイスさえあれば作成は簡単です。
樹脂製のネジを新たに作成してネジ留めしていきますが
今回はネジ穴側にも少々問題があったので
さらにネジ周りに補強を入れて対処していきます。

またまた作業に夢中になっていて
分解時の画像を撮るのを忘れました。。。(苦笑)
露出計はさらに調整を行い
問題ない精度が確保できています。
シャッターも幕軸清掃、調速カム周りの整備・調整を行い
1/1000だけでなく全体的にも問題ない精度になっています。
もちろんミラー駆動部、巻上機構も入念に整備いたしました。
やはりOM-1はその独特の巻上フィールと
上品なシャッター音がたまりませんね
人気の要因はやはりその軽量コンパクトなボディサイズにあるとは思いますが
それに加えてこの使い心地の気持ち良さも大きな魅力だと思います。

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