キヤノネットQL17G-Ⅲのカメラ修理

今日は7月23日ですね。
毎月23日はご存知の方も多いとは思いますが
郵政省が設定したいわゆる「ふみの日」です。(1975年制定)
その中でも文月(ふみづき)である7月23日が
本来の「ふみの日」(1979年制定)のようで
毎年記念切手も発行されているらしいですね。
手紙どころか文章を手書きすることすら少なくなりましたね
たまには誰かにラブレターでも出してみるか。。。(笑)

さてさて

今日は「キヤノネットQL17G-Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
色々な歴代モデルが存在しているキヤノネットの中で
最も人気のあるモデルではないでしょうか
確かシャッタースピード優先オートにマニュアル露出設定もでき
レンズは明るい40mmF1.7
で、ここが一番大事なような気がしますが小型軽量!
人気があるのがうなづけるスペックですね。

今回の個体はそんな大人気のG-Ⅲの中でも
さらに人気のブラックモデルです。
外装に多少ダメージが見受けられますが
これはこれでカッコ良いともいえます。

肝心の動作状況ですが
ファインダーのクモリが多少酷く明るいところだと
白っぽく見えてしまいます。
さらにオートを司る露出計がかなり不安定です。
良く振るときだと-2段ほどオーバー目に出てしまいますが
何かのきっかけで+1段ほどにまで振れなくなり
しばらくそのままです。
どこかで電圧をロスしているものと思われます。

以前もどこかで書いたような気もしますが
G-Ⅲは電圧変換タイプの電池アダプタを使うと
バッテリーチェックランプが点灯しなくなることが多いです。
今回も1.5V電池を使うことを想定して
本来の1.3Vではなく1.5Vでの露出計設定を行います。

IMG_8275

まずはこれからシャッターユニット部の点検整備を行います。
その後、レンズ清掃、露出計、オート制御、ファインダー。。。と
各部点検整備一式を行っていきます。

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