ペンタックスSPⅡのカメラ修理

今日は「や(8)さ(3)い(1)」(野菜)と読む語呂合わせで
「野菜の日」だそうですよ。
「野菜」大事ですねぇ~肉やら米やら玉子やらは
気が付かない間に食べ過ぎになってしまいがちですが
野菜は意識していてもなかなか十分な量が摂れないですよねぇ
1日350g以上の野菜を摂りましょう…とよく言われますが
野菜で350gって結構な量なのですよ。
おまけに何種類も摂ろうとするとなかなかハードル高いです。
とはいっても特に私のような生活習慣病を抱えている場合は
意識してなるべく摂るようにするしかありませんね
子供の頃は野菜は全般的に苦手だったりしたのですが
大人になってからは苦手ではなく
いろいろと野菜を美味しく食べる術も知ってきたので
手間とか予算とかを考えなければ
野菜大歓迎ではあるのですが…(笑
ただ気をつけたいのは野菜と言っても漬物だったり
ドレッシングや塩で塩分摂り過ぎになってしまう場合もあるので
そこには注意がまた必要です…
あーいろいろと身体に関して
気を使うことが多くって本当にめんどくさいですよね…
食べたいものを食べたいだけ食べても全く平気だった
うん十年前が懐かしいです(苦笑)

さてさて

今日は「ペンタックスSPⅡ」のカメラ修理を行っています。
「SP」自体は1964年発売のカメラですが
「SPⅡ」は1974年発売のカメラです。
その前年の1973年には開放測光に対応した後継の「SPF」も
発売されているのですが
従来の「SP」が海外で特に根強い人気で
復刻の希望に応えて発売されたのが「SPⅡ」です。
復刻機なので基本的には従来の「SP」と変わりません。
ただアクサリーシューに接点が追加されて
「ホットシュー」となっているのが唯一の変更点です。
「SPⅡ」が出た翌年の1975年には
ペンタックスはついにM42マウントから「Kマウント」へ
マウント変更を行い「Kシリーズ」を発売します。
「SPⅡ」はM42マウントのペンタックス機の最終モデルでもあります。

お預かりしている「SPⅡ」は
一通りは動作しているのですが
やはり長年の汚れや古い油脂類の影響もあり
動きの悪い状態です。
高速シャッターの精度は出ておらず且つ不安定で
何度か切っているとたまに1/1000や1/500で
シャッターが開ききらないこともあるようです。
露出計も値がズレている上に不安定です。
やはり機械動作的には各部の清掃注油が必要で
電気的には接点の清掃やハンダのやり直し
一部配線の交換が必要な状態です。

これから本格的に分解整備に取り掛かります。
従来のSPやSPFも含むと
いわゆる「SP系」のカメラは相当依頼の多いカメラです。
開放測光に対応したSPFは電気的に少々ややこしいですが
基本的には整備性もよくメンテの行いやすいカメラです。
今回も気持ちよく撮影に使えるように
入念に整備を行っていきます。

ただ…今回は過去に対策を行った形跡もあり無事でしたが
ファインダー周りの遮光材に起因するプリズム腐食の
非常に多いカメラでそこには注意が必要です。
交換するためのキレイな中古プリズムも
年々入手が難しくなってきています。
(当店では再蒸着は行っておりません)

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