ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

9月15日…といえばいまだに「敬老の日」と思ってしまいます(笑
ハッピーマンデー関連の他の祝日
(成人の日や体育の日)もそうですが…
もう敬老の日が9月第三月曜日に変わってから
20年になるのですねぇ…そりゃいい加減慣れないとダメですね。
ただ以前の「敬老の日」の名残で今日は「老人の日」となっています。
さらに以前の「敬老の日」に関連して
「シルバーシート記念日」や「ひじきの日」が制定されています。
「ひじきの日」は「ひじきを食べると長生きをする」ということで
「敬老の日」に関連付けられて今日が記念日なのだそうです。
一時期。かなり積極的に毎日「ひじき」を
食べるようにしていた時期があったのですが
いつの間にか忘れてしまっていますね(苦笑)
まぁ何かの影響で「毎日食べるぞ!」って意気込んで
しばらくすると有耶無耶になってしまう献立は
これまでにもたくさんあるのですが…
でも「ひじき」はミネラル・食物繊維が豊富で
本当に身体によいのですよね。
これも子供の頃はかなり苦手な食べ物で
給食に出てくるとかなり食べるのに苦労した思い出が…
よくその頃に「髪が黒くなるから食べなさい」と言われてたなぁ
今ではこれも普通に美味しくいただけます。
惣菜で出来合いのものを飼うことが多いですねぇ
たまには「ひじき」も食べなきゃダメですね。
今度見かけたら買って帰ります!

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
F2のボディに「フォトミックAファインダー(DP-11)」を
組み合わせたカメラです。
ファインダー交換式のニコンF2には用途に合わせた
様々なファインダーがアクセサリーとしても用意されていたのですが
最もベーシックな「アイレベルファインダー」と
露出計内臓の「フォトミックファインダー」が
ボディに組み合わされて発売されていました。
その露出計内臓のフォトミックファインダーだけでも
5種類が存在します。
今回の「フォトミックA」は最初に発売された「フォトミックファインダー」を
Aiレンズ対応としたものです。
非Aiのフォトミックとは異なりレンズ側の「カニの爪」では連動せず
Ai連動爪でフォトミックファインダーと連動します。
従来の非Aiレンズも物理的には装着可能ですが
その場合、Ai連動部が干渉してしまうので
ファインダー側のAi連動爪を引っ込めておいて装着します。
Ai対応となったことでファインダー内絞り値表示も
レンズ側の刻印を直読する形となりました。
ここに関しては従来の非Aiのほうが視認性が良いと思います。
ベースは通常のフォトミックファインダーなので
露出計表示は指針式で受光体はCdSです。

お預かりしている「F2フォトミックA」は
これもかなり長い間仕舞い込まれていた個体だと思われます。
ただ、ちゃんと電池は抜いて保管されていたようで
F2でよくある電池室周りのトラブルはなさそうです。
それでもSW周りに多少の接触不良があるようで
露出計のon/offが少し不安定です。
ボディ側の機械的動きは一応一通りは動作していますが
やはり動きは本来の状態ではなく
多少の動作不良を抱えながら何とか動いているような印象です。
幕軸や巻上には油切れや古い汚れの粘り等も見られ
高速シャッターの精度はやはり出ていません。
ファインダーにもかなり汚れやカビが見られ
もちろんモルトは全滅です。
動いてはいるけどこのまま使うには問題があるという状態です。

まだこれから本格的に分解整備に取り掛かる段階です。
当時のフラッグシップ機で最高級機ですから
整備性に関しても非常によく考えられていて
定期的に分解整備を行って長く使っていくことを
考えられた内部構造になっています。
それに加えて初代の「F」同様に非常にクオリティの高い
丈夫な部品が使われており
スムーズに動くようにしっかり整備してやれば
その整備にしっかり応えてくれるようなカメラです。

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