今日は「敬老の日」で祝日ですね。
それに関連して今日は「海老の日」なのだそうです。
「海老」は、長いひげを持ち
腰の曲がった姿が凛とした老人の相に似ていることから
長寿の象徴とされているのですね。
「海老」美味しいですよねぇ
普通にボイルしたものも美味しいですし
クルマエビなんかはシンプルに塩焼でもいいですねぇ
天ぷらも絶品ですよねぇ~日本酒にもビールにも合いますねぇ
刺身や生での寿司ネタとしてもいいですよねぇ
寿司ネタだとボタン海老が大好物です。
甘みが非常に強くて寿司ネタに合うのですよねぇ
そういえば長らくボタン海老の寿司なんて食べてないなぁ…
寿司ネタや刺身であれば甘エビもいいですね~
いけん、また無駄に食欲を刺激してしまいます。
でもボタン海老はたまには思い切り堪能したいですね…
どこかリーズナブルで気軽に行けるお店あるかな…
ちょっとあとで調べてみます(笑
さてさて
本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
軽量コンパクトな機械制御シャッターの一眼レフというジャンルで
文句なしに第一人者といえるカメラですね。
この大きさを実現するために様々な工夫や独自の構造で
作られたオリジナリティの非常に高いカメラでもあります。
こういうカメラはやはりオリンパスですね。
ただ単に小さいだけではなく
シャッター音や巻上フィールもとても上品な感触で
使い心地も非常に気持ち良いカメラです。
OM-1を使い慣れた方がなかなか他のカメラに
乗り換えないのもわかるような気がします。
修理整備依頼の非常に多いカメラでもあり
登場以来50年以上経過しますが
等から現在にいたるまでどの時代でも
高い人気を誇るカメラだと思います。
お預かりしている「OM-1」は
シャッターは一応切れてはいるのですが
いろいろと問題を抱えた状態です。
古いカメラの多くがそうですが
やはり機械的な動作不良を起こしている状態です。
まず幕軸周りの動作不良で
高速シャッターの精度が出ておらず
1/1000は開ききらない状態です。
この状態で1/1000を使って写真を撮ると
明らかに写真の1/3程が真っ黒になってしまう状態です。
他の高速シャッターでも写真の一部が妙に暗くなる状態だと思われます。
そして巻上にも少々問題があり
一度の巻上できちんとチャージができず
もう1/3ほど巻き上げないときちんと巻上が完了しない症状が出ています。
実際には余計にフィルムを巻き上げるわけではなく
少し余分に巻き上げればチャージも今のところは完了するのですが
これをそのままにしておいてさらに悪化すると
巻上が空回りするような状態になり
なかなか巻上が完了しない…という状況にもなってしまいます。
さらに露出計は電池を入れても全く動きません。
配線等も含めて全体的に整備が必要な状態です。
画像は上カバーを外した段階でのモノです。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
プリズム留めのバネが4本掛けで
フィルム室のスタッドが4本…ということで最初期のOM-1ですね。
以前に(といってもかなり昔だと思われますが)
プリズム腐食対策を行っている形跡があり
プリズムのコンディションは良好です。
シャッターや巻上に関しては症状だけで
原因がすぐにわかるのでいいのですが
露出計に関してはなるべく先に原因を確認したいところです。
まずはメーター本体が問題ないかどうかを調べてみると
直接電圧をかけると元気に反応するのでここは問題ないようです。
電池室は比較的キレイで電池室から上部on/off-sw手前までは
問題なく電圧も来ています。
しかしながらスイッチ部の接点は真っ黒に変色していて
onにしても電圧はSWより後にはかかりません。
まずはここが動作しない原因のようです。
SWの清掃等を行って再度試してみると
間違いなくメーター本体まで電圧はかかっているのですが
メーターは全く反応しません…
ん?本体は最初に行ったテストでは反応したのにおかしいですね…
いろいろ調べてみるとどうやらメーターの吸い込みが酷いようで
指針が張り付いたままCDS経由の小さな電圧では動けない状態のようです。
指針の上下端にある指針止めと指針自体を入念に清掃を行っていきます。
これで露出計の動き自体は大丈夫かと思われます。
もちろんこの上で精度を出す調整を行っていきます。
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