ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「頭髪の日」だそうですよ。
「とう(10)はつ(20)」(頭髪)と読む語呂合わせからだそうです。
毎月18日も「とう(10)はつ(8)」(頭髪)と読む語呂合わせで
同じく「頭髪の日」となっています。
頭髪…というか髪型とか昔に比べると
随分気にしなくなりましたが大事ですよね
意外な程に髪型で印象変わりますものね…
ここ数年でかなり白髪が増えてきたので
対策を打つべきか否か最近よく考えます。
やはり白髪が多いと老けて見えますものねぇ…(苦笑)
いや…別に老けて見られて
もはや大きな問題はないのですが
お店をやっている以上、対峙する方に不快感をなるべく与えないように
清潔感だけはなるべく保ちたいものです。
その点でも髪型は服装はある程度は
気にしなくてはダメですねぇ…
オシャレに気を使う余裕はありませんが
身だしなみには気をつけます!

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
過去に何度も「SR-1」の修理をするたびに
当時のミノルタ一眼レフトップモデルは
SR-2、SR-3、SR-7とモデルチェンジのたびに
モデル名も変わるのにそれらをベースとした
普及機のSR-1は中身が変わってもずっと「SR-1」のままで
同じSR-1でも種類が多くて少々ややこしい…なんて
話をしています。
今回の「SR-1」はニューSR-7がベースとなる
「ニューSR-1」です。
1965年発売のカメラです。
ベースとなるニューSR-7から露出計と1/1000が
省略されています。
それ以外の内部機構はほぼニューSR-7と同一です。
ニューSR-7登場時にダイキャストと内部機構が一新され
後に登場するSR-T101の土台となるものになっています。
ニューSRー7とSR-T101の主な違いはTTL露出計搭載と開放測光なので
ニューSR-1は大雑把に言えば「露出計のないSR-T101」と言っても
あながち間違いではないかと思います。
ただ「SR-T101」は超ロングセラーなので
基本的構造は同じでもモデルライフ内に
小変更はいろいろ加えられてかなり細かいところは改良されて
最終モデルに至っています。
話がそれました…すなわち「ニューSR-1」は
それまでの「SR-1」とはスペックは大差なくても
中身は全く別モノです。
小型化された外観やこれまで以上に感触の良い巻き上げに
違いが表れていると思います。

お預かりしている「ニューSR-1」は一通りは動作している状況です。
ベースがほぼSR-T101なので丈夫さも同様です。
ただやはり各所油切れの兆候は出ていて
巻上の感触やシャッター音でもそのあたりは感じられますし
実際にSS計測を行ってみても
やはり先幕後幕の幕速バランスは崩れていて
高速シャッターの精度は出ていません。
スローガバナも少々粘り気味です。
内部モルト(少ないですが)も含めてモルトは全滅で
ファインダー内にもゴミがたくさん混入しています。
やはり全体的にリフレッシュして
快適に使えるように整備が必要です。

まだ取り掛かり始めですが
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
内部構造は連動糸と露出計回路のない
SR-T101とも言えますので
当然ながら整備性は非常に良好です。
フィルムカウンターの形状や巻上レバー直下に配置される
スローガバナとかやはり明らかに「SR-T101」と同様ですね。

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