今日は「靴の日」らしいですよ。
1870(明治3)年のこの日に
実業家・西村勝三が
東京・築地入船町に日本初の西洋靴の工場
「伊勢勝造靴場」を開設したことに由来しているそうです。
靴は大事ですよねぇ
ちゃんと合っている靴を履いているかどうかで
1日過ごす快適度が全然変わってきますものねぇ…
会社員時代には革靴にもいろいろこだわって
小まめに手入れもしていましたし
山に行っていた頃は登山靴には予算も手間も
めちゃくちゃかけていましたが
今は手がかからなくてお安くて
履きやすいスニーカーみたいなものばかりになってしまいました(笑
なんならサンダルの類が非常に多いです(苦笑)
でもしばらく履いて足に馴染んだ履物は
本当に快適で負担がないのですよね
そういえば…ここ数年普段はゆるゆるの履物ばかり使っているせいか
足の形が少し変わったようで
足の甲が少し高くなったのか
新しい革ブーツ履こうとすると足入れが大変で
困ることが多いのです…(笑
いずれにしても用途やシチュエーションによって
いろいろな靴や履物を履きますが
どれもしっかり馴染ませることが大切ですね!
さてさて
本日は「ミノルタハイマチック7」の
カメラ修理を行っています。
1963年発売のカメラです。
ハイマチックとしては2代目ですが
初代ハイマチックのOEM製品であったアンスコオートセットが
宇宙船フレンドシップ7号に使用されたことから
それにちなみ名称に「7」が採用されています。
これ以降ミノルタのカメラ製品において「7」の型番は
特別な意味を持つこととなり
SR-7・X-7・X-700・α7000等に引き継がれています。
初代のハイマチックはセレン光電池使用の露出計と連動する
プログラム露出+プログラムシャッター専用機でしたが
「7」となって機能は一新し露出計はCdS使用となりました
オート露出は変わらずプログラムオートですが
マニュアル露出も可能になっています。
シャッターユニットはセイコーLAを搭載し
組み合わされるレンズはロッコールPF45mmF1.8大口径レンズです。
小型化の波が来る前のカメラなので
それなりに大柄ですがその分しっかりホールドでき
非常に使いやすいカメラです。
内部にも余裕があって整備性も良好なカメラです。
お預かりしている「ハイマチック7」は
かなり長い間仕舞い込まれて放置されていた個体かと思われます。
シャッターを切ると作動音はするものの
シャッター羽根は固着していて全く動きません。
当然写真は何も写らない状態です。
露出計も電池を入れても全く動きません。
レンズ・ファインダーにも盛大にカビが発生しています。
とはいえ、どこかが破損しているというわけでもなさそうですので
全体的にリフレッシュしてやれば
普通に動作するのではないかと思われます。
初期のキヤノネットあたりもそうですが
この時代はレンズ固定型カメラでも
ある程度の大きさや重量感がないと
高級感がないと思われていた時代なので
内部には余裕がありますし
部品もしっかりとしたものが使われています。
そして分解して調整することが前提となっている構造なので
先述しましたが整備性は良好です。
積年の汚れや内部のゴミ、劣化したモルトなどを取り除き
本来の動きができるような処置を施していきます。
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