ニコマートFTNのカメラ修理

今日は「役所改革の日」だそうですよ。
1969年(私の生まれた年だ。。)当時の松戸市長であった
松本清氏(マツモトキヨシ創業者)が
「すぐやる課」を作った日だそうです。
そうですよね。手続きや段取りが大切なことも多くありますが
杓子定規ではなく柔軟に対応しないといけないこともありますよねぇ
今も昔もそのあたりのバランスが難しいのだとは思いますが。。。

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
ニコンFを旗艦機としていた時代の普及モデルですが
とても頑丈にしっかり造られているカメラです。
そのため少々大きく重いですが
やはり信頼性の高いカメラは安心して使えます。
致命的なダメージを受けている個体が比較的少ないカメラですが
露出計周りにトラブルが出ているものが多い印象です。

今回、お預かりした個体もシャッターはしっかり切れていて
シャッタースピードもそこそこ出てはいるのですが
露出計が1.5段~2段オーバーという状態です。
あとは巻上げに油切れの兆候が見られます。
モルトはミラー受け部だけは交換されているのですが
肝心のフィルム室のモルトは全く用をなさない状態です。

余談ですが。。。
最近、ミラー受け部のモルトのみ交換されている個体をよく見かけます。
おそらく。。。目立つからここだけはとりあえず交換した。。。
ということだとは思いますが。。。
フィルム室のモルトが劣化していては使えないので
中古品等々をチェックされる場合は
フィルム室のモルトも必ずチェックすることをお勧めします。

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まずは、いつものようにシャッター周りの点検整備から始めます。
そして、巻上げ部、ミラー駆動部、ファインダー周り、露出計周り。。。と
各部点検整備一式を行います。

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