カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は6月3日ですが。。。
うーん、記念日がないわけではないのですが
あまり興味をそそられるものがないかなぁ(汗)
昨日は火曜日で定休日だったのですが
起きたらお昼過ぎていました(汗)
いや、目覚ましは普通に朝7時にならして
止めたことも覚えているのですが
やはり休みで予定がないと二度寝しちゃいますよね。
ここのところの休みは朝一に毎週、通院の予約があったので
久しぶりに特に予定のない火曜日でした。
。。。とはいっても休みの日くらいでないと
できないことが山積みにされていたのですが
さすがに起きたのが昼過ぎではモチベーションが下がってしまいました(笑)
近所の哲学堂公園ですが1ヶ月半ぶりに写真を撮り
現像を出しに新宿に行き
ヨドバシで興味のあるものを少し見ていたら
すぐ日も落ちて暗くなってしまいました。
で、夜になったら翌日の仕事の準備と
月曜日にやり残した仕事を片付けます。
まぁ予定のない定休日なんてこんなもので
わけわかんないうちに終わります(苦笑)

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
エレクトロはヤシカを代表するレンズ固定式カメラです。
1966年の初代エレクトロから1975年のGXまで
いろいろなモデルが作られました。
初代~GSN(GTN)までの使用電池がHM-4の少し大柄なモデルと
CC以降のコンパクトなモデルに大きく分けられると思います。
今回のGSは初代からぼ流れをくむ少し大きめのボディのカメラで
基本的な構造は初代のものを引き継いでいます。
GSで大きく変更されたのはレンズで
45mmF1.7のスペックは変わりませんが
コーティングが新コーティングとなり
レンズ名も「カラーヤシノンGX」となりました。
この次のGSNの変更点はホットシュー装備くらいなので
このGSが前期エレクトロの完成形といってもよいと思います。

シリーズを通して基本的に大口径レンズを装備し
絞り優先AEで撮影するカメラです。
いわゆる指針式の露出計は持たず
オート制御外や手振れしてしまう設定になるときは
ボディ上面とファインダー内に赤か黄色の警告灯を点灯し
絞り値の変更を促します。これもシリーズ共通の仕様です。
目測のMCを除く全モデルにレンジファインダーを装備します。
こうしてみると非常に高いスペックを誇るカメラだと思います。

お預かりのエレクトロGSは
バルブが効かずに普通に切れてしまいます。
もちろん電池の入った状態です。
マグネットの汚れが原因かと思われます、
電子制御シャッターなので各部の接点が弱点ではありますが
やはり汚れのせいかオート露出は作動するものの
非常に不安定です。
よくエレクトロで問題になるレリーズ部のゴムブッシュに関しては
今回は既に対策品が使われており問題はございません。

写真では既にレンズは外してありますが
前玉は比較的軽症だったのですが
後玉のカビとクモリがかなり酷い状態でした。
できる限りの清掃で対応いたしますが
若干のカビ跡は残るかと思われます。
リード線の多さが非常に時代を感じさせますね。
これから各接点の清掃やシャッターユニットの整備に
本格的に取り掛かります。

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ペンタックスSLのカメラ修理

今日から6月ですね!
6月1日は「写真の日」ということで
このブログ的にも「写真の日」にまつわるお話を。。。と
思ったのですが6月1日はいろいろな記念日が
制定されている日で
その中に「世界牛乳の日」というものもあります!
子供の頃から牛乳大好きで
今でも1日500mlは飲む私としては
こちらを取り上げないわけにはいきません(笑)
牛乳は本当に栄養たっぷりで
タンパク質、カルシウム、脂肪、必須アミノ酸等の
栄養成分がバランス良く豊富に含まれていて
コップ1杯(約200ml)で
1日に必要なカルシウム量の約1/3を摂ることができるのですよ!
日本人は特に大人になってからの
カルシウム不足が深刻ですから手軽に飲むだけで補給できる
牛乳は毎日たっぷり飲みましょう!
牛が育つくらいだから栄養満点なのは当たりまえですよね!
牛乳さえしっかり飲んでいれば風邪なんてひかない。。。と
昔から思っています(笑)
それになんていっても美味しいですものねぇ
甘すぎないし、のどが渇いているときでもグビグビ飲めるし
それほど高くもないし。。。
でも「牛乳」はやはり成分無調整のものに限りますね、
飲みごたえと満足感が雲泥の差です。
それでも「牛乳」であればまだ良いのですが
少しお安い「加工乳」や「乳飲料」には
基本的に手を出しません。。。
あ、昔の呼び名で言うコーヒー牛乳(乳飲料)だけはたまに買うかな(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSL」のカメラ修理を行っています。
「SL」は当時大ヒットしていた「SP」から
露出計を省略したモデルです。
当時は内蔵露出計をまだまだ信用していない人も多く
売れ筋のモデルや高級機には
露出計なしのモデルを各メーカー用意していました。
SLもそんなカメラのひとつです。
私も個人的な考えではこの時代のカメラなら
露出計は付いていないほうが好みです。
50年以上たった露出計の精度的な問題もありますが
それはしっかり調整してあれば信用できますが
平均測光だったり中央部重点測光だったりすると
同一視野内で輝度差が激しい場合にやはり結果を読みにくいですね。
私は今であればコンデジの露出設定をすぐ参考にしますし
10数年前まえでゃスポットメーターを使って
写る範囲内を細かく測光してから値を決めていました。
まぁそれもポジのときだけで
ネガだと内蔵露出計でもいいし
適当に勘でもいっか。。。くらいラフでしたが。。。(汗)
何にしてもマニュアル露出のみでオートのないカメラであれば
いろいろトラブルの起こりやすい露出計は
ないならないでそのほうが良い。という考え方はありかと思います。
露出倍数のかかるフィルターを使う時だけは
TTL内蔵露出計が便利で楽ですが。。。

お預かりしているSLは
一通り動いてはいるのですが
少々動きづらそうな部分が見え隠れしています。
高速シャッターは先幕・後幕のバランスが崩れ精度不良
低速はガバナーの制御がうまくできないらしく
非常に不安定な状態です。
巻上も妙な重さを感じます。
致命的なトラブルを抱えているわけではないのですが
本来の動きからすると程遠い。。。という状態です。

一通り分解して動く部分を徹底的に掃除を行います。
もちろん抵抗にしかならない古い油はキレイに落とします。
もちろんモルトも内部に使われているものを含め
全て交換です。
そうして再組立てした時点での写真です。
全体的に非常に動きが軽快になり
巻上フィールも非常によくなりました。
清掃・注油のみでもある程度SS精度は出るようになりましたが
幕テンションの微調整でさらに追い込みます。
新しい油が馴染むまで幕速は少々不安定だと思われるので
少し時間をおいてから最終調整を行っていきます。

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スーパーフジカシックスMのカメラ修理

今日は「世界禁煙デー」だそうです。
まぁ「百害あって一利なし」ではありますよねぇ。。。
でも私も吸っちゃいけない年齢から
比較的近年まで長らく喫煙していた身ですので
吸いたい気持ちや止めるのが難しいのもわかるのですよねぇ
でも自分が吸っていた頃でも
こちらが食事している近くで吸われたり
歩きたばこされると嫌でしたね(苦笑)
いまや喫煙者は徹底的に悪者扱いですから
中学生の頃みたいに自宅のトイレでしか
吸えなくなるのではないかと思います。
それはそれで切ないですよねぇ。。。
おかげさまで今ではすっかりやめられましたし
脳の血管が詰まるような身体なんだから
今更吸い始めたら命に係わるとは思っています。
(まぁ30年以上吸っていたのだから
既に肺や血管にかなりダメージはあるでしょうが。。。)
でも未だに、ふとしたときに「あぁ、ここで一服すると美味いだろうな」とは
思うことがあります(汗)気を付けなければ。。。
吸い始めたころはカッコつけてただけで
全然習慣にはなっていなかったのですよねぇ
堂々と吸える年齢ではなかったし。。。
やはり働き出してからどこでも据えるようになってから
本数も増えたし完全に習慣になっちゃったのですよねぇ。。。
やはりやめられるものならやめたほうが良いとは思います。。。

さてさて

本日は「スーパーフジカシックスM」のカメラ修理を行っています。
ここをご覧になる方であれば今更書かなくてもいいかもしれませんが
現在の「富士フイルム」のカメラです。
「富士のカメラ」ということで「フジカ」です。
余談ですがフジカ銘のカメラでも自動巻上のカメラ等は
当店で修理不能なものもあるのですが
FUJIFILM銘になっているカメラは間違いなく
当店では残念ながら修理ができません、新しすぎるのですね。。。
話を戻します。
フジカシックスはその名の通り120フィルムを使用する
6x6判スプリングカメラ(フォーディングカメラ)です。
初代は1948年のフジカシックスⅠASで
富士フイルムの最初のカメラです。
今回のスーパーフジカシックスMはシリーズ最終モデルで
1956年の発売です。
なんといっても特徴は1950年代のカメラとは思えない
丸みを帯びた柔らかいデザインのトップカバーです。
もちろん見た目だけではなく
レンズは写りの評価の非常に高いフジナー75mmF3.5を搭載し
シャッターユニットは当時の最高級である
セイコーシャMXです。
当然ながら現在でも非常に人気の高いカメラです。

お預かりしているスーパーフジカシックスMは
一応一通り動作してはいるのですが
かなり長い間眠っていた個体と思われ
外装やフィルム室、レンズ・ファインダーは相当汚れており
古いレンズシャッター機ではもう定番ですが
シャッター羽根の粘りが見られます。
とはいえ全体的にはそれほど悪い状態ではなく
すっかり整備すれば全く問題ない状態に仕上がりそうです。

。。。と書きながらすでに一通りの作業は完了しています。
内外装ともに非常にキレイになり
レンズのカビやファインダーのくもりもクリアになりました。
シャッターの動きも快調で精度もバッチリ出ています。
この状態であればご依頼者様にも気持ちよく使っていただけると思います。
もう少し時間を置いた後に
最終チェックと微調整を行って完成となります。

1950年代のスプリングカメラは魅力的なものが多いですよね。
折りたためるので持ち歩きにも便利ですし
フィルムはブローニー判ですから画質もかなり期待できます。
ただしさすがに作られてから60年以上経過するカメラですので
コンディションの個体差がかなり大きく
コーティング劣化で曇ったレンズとか
蛇腹が破れていたり穴の開いているものは当店では修理不可となります。
でも私も1台欲しいのですよねぇ
マミヤにしようかと何となく思っていましたが
フジカもいいですねぇ(笑)

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ペンタックスSPⅡのカメラ修理

今日は5月30日ということで
「ごみゼロの日」で
さらに関連して「お掃除の日」、「掃除機の日」なのだそうです。
お店は毎日簡単にですが掃除はしていますが
自宅はなかなかきちんと掃除できなくてマズイです(苦笑)
やり始めると徹底的に掃除したくなるので
まとまった時間も欲しいのですが。。。
お店も目に付くところはある程度掃除していますyが
バックヤードあたりはなかなか手が付けられないので
ここも本当はしっかり掃除したいですねぇ
自粛休業中に時間作ってすればよかったのですね(汗)

さてさて

本日は「ペンタックスSPⅡ」のカメラ修理を行っています。
数日前に「SP」の修理を行いブログにも書きましたが
「SPⅡ」は「SP」がデビューした10年後の1974年に
主に海外からの要望で復刻されたモデルです。
前年にはSMCタクマーと組み合わせることで
開放測光が可能なSPFが発売されていますが
「SPⅡ」は一部の部品はSPFと共通化されていますが
ほぼ10年前の「SP」と同様で絞込測光です、
スペック的に変更されたのは
ホットシューが追加されたくらいです。
最初の「SP」は国内でも大ヒットしたカメラですが
復刻されるほど世界的にも大人気だったということが
うかがい知れるモデルですね。
長らく続いたペンタックスのM42マウントモデルは
このSPⅡが最終モデルとなり
次のモデルはKマウント搭載の「Kシリーズ」へと
移り変わっていきます。

お預かりしているSPⅡは
まず露出計が全く動きません、
電池室蓋周辺には緑青がびっしり付着しています。
電池室内側は意外なほどキレイなのですが
蓋側も底側も全く導通しない状態です。
電池室蓋はSP用の電圧変換型電池アダプタ兼用のものが
装着されていましたが残念ながら内部が腐食して
既に使用不可能な状態です。
高速シャッターは古い油や汚れのため
幕速のバランスが崩れていて全く精度が出ていない状態です。
低速側はスローガバナが粘っていて
こちらも全く使えない状態です。
装着されていたSMCタクマー55mmF1.8は
カビが大量に発生しているので清掃も行います。

お預かり時にファインダーを覗いた際に
プリズム腐食が見当たらず「意外だな。。。」と思っていたのですが
分解してプリズムを外してみると
劣化したモルトが張り付いていて
よくこれでプリズムの蒸着が剥がれ落ちていないなぁ。。。と
驚くほどでした。
このモルトは粘着テープでプリズムに貼られていて
普通にはがしてしまうと間違いなく
蒸着を剥がしてしまうので
せっかく生きているプリズムを無駄にしないように
慎重に処置を行います。
もちろんここから分解をさらに進めて
シャッターやミラー、巻上部の整備を行い
露出周りの修理・整備を行います。

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「こんにゃくの日」だそうですよ。
こんにゃくといえばやっぱりおでんかなぁ
子供の頃はあまり好きではなかったのですが
「体の中にある砂が出ていくから食べなさい!」って
よくばあさんに言われていた記憶があります(笑)
砂はどうかよくわかりませんが
老廃物を外に出す働きがあり
「砂おろし」とか「胃のほうき」と呼ばれることもあるそうです。
大人になって日本酒飲むようになってからは
こんにゃくも大好物となりました。
以前、酒田の知人にいただいた「玉こんにゃく」が
すごく美味しかった記憶があるので
今度お取り寄せしてみましょう!
もちろん山形の地酒も一緒に取り寄せなければ。。。(笑)

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
F-1と並んで「キヤノンFシリーズ」の後期を代表するカメラです。
基本的には前モデルのFTと共通部分が多いのですが
FDレンズに対応し開放測光となり
同時期に開発されたF-1と共通する部分も多く
非常に完成度の高いカメラです。
当時はもちろんですが
機械制御さシャッターということもあり
現在でも人気の高いカメラです。

後のAシリーズだと「シャッター鳴き」トラブルが有名ですが
あれはシャッターというよりミラー駆動部が原因のトラブルです。
「Fシリーズ」もそこまでにぎやかではないですが
シャッターの調子の悪い個体は
「ギャン」といった感じの高周波の音がシャッター音に混じります。
これは幕軸や調速カム付近の汚れや油切れが原因で
動作不良を起こしている状態です。
この状態の個体はシャッタースピードを計測してみると
まず間違いなく精度の全く出ていない状態です。
今回お預かりしているFTbもその兆候が見受けられます。

加えて露出計が全く動きません。
バッテリ-チェックも同様なので
SW部の接触不良かと思われます。

ところで、FTbもプリズム腐食が多いカメラです。
今回も中央縦方向にかなり目立つ腐食があるので
ご依頼者様と相談の上、交換することになりました。
余談ですがFTbはまだプリズムの確保が何とかなるのですが
これ以前のFT、FP、FXあたりは
もう腐食のないプリズムはほぼ見つかりません。
(FTbより少し小さいプリズムで流用もできません)
だんだん修理できない部分もこれから増えてくるでしょうね。
いくら機械制御シャッター機だからといっても
これから長い目でみると安心はできません。
今のうちに手を入れられるところは
できるだけ整備をしておいたほうが良いとは思います。

もちろん今回のFTbもこれからできる限りの整備を行います。
ご依頼者様には完成後に気持ちよく使っていただきたいと思います。

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オリンパス35RCのカメラ修理

今日は「花火の日」だそうですよ。
1733年(亨保18年)のこの日に
隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ
慰霊を兼ねた花火が打ち上げられた。
これが「両国川開きの花火」の始まりだったのだそうです。
残念ながら今年は主だった花火大会は当然中止ですね。
来年、いや再来年でもいいから
また以前と同じように大きな花火大会があちこちで
行われるのを楽しみにしています。
個人的には花火大会といえば
やはり「宮島水中花火大会」ですねぇ。。。
花火の撮影は場所の確保がとにかく大事なので
真夏のくっそ熱い中、午前中から場所取りして
ビール飲みまくってしこたま酔っ払った思い出が。。。(笑)
撮影自体は勝手がわかっていればフィルムでも
それほど難しいものではございません。
意外と明るいのでしっかり絞ることと
あとは黒い厚紙があればOKかな。。。
また気が向いたら宮島には撮りに行きたいですねぇ。。。

さてさて

今日は「オリンパス35RC」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「リチャード」ですね。
レンズシャッタ機なのに上カバー部にSSダイヤルがある
ちょっと変わったカメラですが
非常に使い勝手の良いカメラです。
電池を入れればSS優先AE機として使え
オートで絞りをどのくらいで切れるかもファインダー内で確認できます。
もちろん設定しているSSもファインダー内表示があります。
マニュアル時には露出計は連動しませんが
設定するSS・絞り共にファインダー内で確認でき
下手な一眼レフよりファインダー上方に優れています。
マニュアル時にはもちろん電池を必要としません。
オート任せで気軽に撮ることもでき
マニュアルで凝った撮影もしっかりできます。
一眼レフのサブカメラとしてももってこいの1台です。
おまけにハーフ判とさほど変わらないほどのコンパクトさです。
しかもしっかり距離計も装備します。
こうして書いていると本当に欠点のないカメラですね。

まだ現状チェックを行っている段階で
分解も整備もこれからなのですが
相当長い間、仕舞い込まれていた個体とみられ
外装もレンズもファインダーも汚れが半端ではありません。
あまりに汚れているので
この写真を撮る前に簡単に外装だけ掃除しました(汗)
シャッターはマニュアルでも切れない状態で
セルフタイマーは妙な位置で完全に固着していました。
(そこだけは応急処置で直しました)
露出計ももちろん不動です。
基本的にはシンプルなカメラなので
分解してしっかり整備すれば
問題なく使えるようになると思います。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「百人一首の日」だそうですよ。
235年(文暦2年)のこの日に
歌人の藤原定家によって
『小倉百人一首』が完成したそうです。
某コミックに影響されて
今年初頭から「百人一首を全部覚える!」と決意して
いろいろやってたところに入院騒ぎとなり
まだ数首しか覚えられていません。。。(汗)
リハビリと仕事が何にせよ最優先なので
なかなか時間が取れませんが
年内には何とか決まり字も含めて覚えたいと思います。
古い和歌独特の言い回しが多いですが
ちゃんと調べて意味がわかると
その情景は比較的身近なものを歌っているものも多いのですよね。
奥が深いですしちゃんと覚えて
取れるようになればもっと楽しいでしょうねぇ
よし、がんばります!

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
M42マウントで使用できるレンズも
非常に多く現在でも人気の非常に高いカメラです。
現行モデルであった1960年代半ばも
大人気であることは変わりなく
写真雑誌等のフォトコン入賞者の使用カメラのほとんどが
SPだったことも珍しくなかったようです。
シンプルな布幕横走りシャッターで整備性もよく
きちんと整備すれば現在でも立派に使えるカメラです。
高速シャッターの不調やミラーアップを起こしてしまっている
個体も多いですがきちんと分解して
動きの悪いところを清掃し注油を行った上で調整すれば
そうそうトラブルの起きるカメラではないと思います。
絞込測光は今となっては慣れも必要ですし
開放測光に比べれば不便な部分もありますが
膨大なM42レンズを使えることを考えれば
シンプルな絞込測光が最適だとも思います。

お預かりしているSPは
まず定番のプリズム腐食です。
プリズムをぐるっと囲むように貼られた
モルトが加水分解を起こし
プリズムの蒸着も剥がしてしまうものです。
ここでも何度も書いていますが
ファインダー視野内に横方向に
黒い線や帯が出てきてしまいます。
加えてやはりシャッタスピードの精度は全く出ておらず
1/1000時に幕の走りはじめこそ1/1000近く出ていますが
後幕の幕速が遅いため走行中にどんどんスリットが開いていき
走り終わり付近では1/400くらい露光ししまいます。
もし先幕が遅かったら途中で閉じてしまい
わかりやすく写真にも悪影響が出ますが
今回の売位でも背景が単一の色だと
明らかに片方が明るくなってしまうと思います。
後幕の動きが悪いために
低速シャッター時にはミラーアップしたままになってしまいます。
SPに限らずこの時代のペンタックス機では定番の症状です。
さらに露出計も動作していないようです。
露出計本体に問題はなさそうなので
SW部あたりの接触不良化と思われます。

内部モルトもかなり多いカメラなので
モルト屑があちこちに入り込んでいます。
いろいろと動きが悪くなる原因は
単純に油切れだけではなくこの辺りも原因かと思います。
まだ途中ですができる限り分解し
ゴミや汚れを除去することから行っていきます。
ただSPFあたりとは異なり配線が少ないのは助かります。

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ミノルタSR-Tスーパーのカメラ修理

今日は「菌活の日」だそうですよ、
ここでいう「菌」はキノコのこと
「菌」って訓読みで「きのこ」とも読めるのですね。
知りませんでした。。。(汗)
加えて、元来「菌」とはキノコを意味した漢字なのだそうです。
マツタケ、ホンシメジ、ブナシメジ、マイタケ、エリンギ、
シイタケ。。。スーパーで簡単に手に入るものだけでも
たくさんの種類があってどれも美味しいですよね!
「香り松茸、味しめじ」といわれるだけあって
調理にもよりますが食べて美味しいのは「ホンシメジ」ですよねぇ
スーパーであまりみかけないことと
マツタケほどではないですがさすがにちょっとお高いので
頻繁に食べる食材ではないですが
たまにはたっぷり味わいたいですよねぇ
シンプルに素焼きだと日本酒、
バター焼きだとビールが合いますねぇ。。。
それからどこでもいつでも手に入るシイタケも美味しいですよねぇ
私の周りには比較的シイタケが苦手な方も多いのですあ
あんなにどう調理しても美味しいのに。。。
あぁ、今夜はとりあえずシイタケ焼いて晩酌のお供にしましょう!

さてさて

本日は「ミノルタSR-Tスーパー」のカメラ修理を行っています。
大ヒットしたミノルタ初のTTL開放測光機SR-T101の
後継機的なポジションですが
SR-Tスーパー発売のタイミングで
SR-T101もマイナーチェンジを行い
(一部部品をスーパーと共用化)併売されます。(1973年)
そして2年後にSR-Tスーパーは「SR505」に
SR-T101は「SR101」のぞれぞれモデルチェンジされ
SR-2以来続いたSRシリーズの最終モデルとなります。
その後に続く電子制御シャッター機の「Xシリーズ」が
比較的デリケートなモデルが多いのですが
「SRシリーズ」は非常にタフなカメラばかりで
SR-Tスーパーにしてもデビューから
50年近く経過するカメラなのに
精度はともかくとしても動作している個体は多いと思います。
。。。とはいえ。。。毎回書きますが(汗)
50年近く未整備な機械制御シャッター機は
かろうじて動いていても
動きにくい各可動部を健気にもなんとか動かして
動作している状態です。
本来の軽快な動きからは程遠く
きちんとカメラテスターで測定してみると
その動きの悪さ・辛さは明らかに数値に出ます。
今回お預かりの個体も幕速が明らかに遅く
ミラーアップが多発する状態です。
もちろん高速シャッターの精度は全く出ていません。
露出計は非常に動きが不安定な上に
かなりオーバー気味です。
接触不良もあると思いますが
SR系ですからハンダ付けの劣化も疑わなくてはいけません。

まだ分解整備に取り掛かったばかりの状態ですが
これからシャッター幕軸、ミラー駆動部、巻上部の
整備から行います。
ところで画像にも見えていますが
スクリーン枠前面のプリズムが触れる部分には
スポンジ状の遮光材が貼ってあります。
これが後に使われるモルトプレーンとは違って
加水分解しない素材です。
そのためSR-T系のカメラはプリズム腐食を起こしている個体が
非常に少ないです。
どうして後のX系にも同じ素材を使ってくれなかったのか。。。
(XE、XD、X-7等、モルトによるプリズム腐食が非常に多い)
ちなみにSR-T101の初期モデルだと
ここにはコルクが使われています。
まぁ当時にもいろいろ事情があり
さすがに何十年も放置された後にまた使われることは
想定していないと思いますが。。。(苦笑)

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ミノルタユニオマットのカメラ修理

今日は「小学校開校の日」の日だそうですよ
1869(明治2)年のこの日に京都市に
日本最初の近代小学校「上京第二十七番組小学校」と
「下京第十四番組小学校」が開校したのだそうです。
小学校の頃。。。といえば。。。
今朝ツイッターでたまたま見かけたのですが
私が小学校の頃、休み時間にみんな夢中になって
やっていた「ろくむし」が
広島限定の遊びらしいと聞いて軽くショックです(笑)
「12むし」なんてものもあって(ほぼ同じ6往復が12往復になる)
「ではいりあり・なし」、「はりつけあり・なし」なんて
そのときそのときで決めるルールもあって
ある程度、人数がいるとすごく楽しいのですが。。。
あ。。。「ろくむし」ここがわかりやすいかも。。。

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興味のある方はぜひ!(笑)
そういえば同じように小学生のころよく遊んだ
「ケイドロ」や「ポコペン」は全国版なんですよねぇ~(汗)
そんな遊び思い出してたらキリがないな。。。(笑)

さてさて

本日は「ミノルタユニオマット」のカメラ修理を行っています。
「ユニオマットシリーズ」の発売開始は
1960年で翌年の年末には初代ハイマチックが発売されます。
ユニオマットも初代ハイマチックと同じく
プログラムシャッターを装備しますが
露出決定の方法は多少異なり
ユニオマットの場合は露出計の針の振れは
明るさのみで決定され絞り・SSとは連動していいません。
そこへSS・絞りと機械的に連動している
追針を重ねることによって露出を決定します。
昨日のコニカSやミノルチナSのように
SS・絞りと電気的に連動して
露出計指針を真ん中に合わせるタイプに比べると
摺動抵抗等のトラブルもなく今となっては合理的です。
ユニオマットはシャッター羽根が絞りを兼ねるタイプの
プログラムシャッターのため絞りとの組み合わせは
選べません。
それもあると思いますが絞り・SS兼用リングで
LV値を合わせる方法です。
でもこのシチズンオプチパーユニというシャッタユニットは
なかなか高性能で最高速は1/1000まであり
LVリングの裏側に刻印されているSS値も1/1000まであります。
当時のフィルム感度はせいぜい100なので
その1/1000を発揮しる場面は少なかったかもしれませんが
現在は400のネガが主流ですから出番は多いかもしれません。
(ちなみに後の初代ハイマチックの最高速は1/500です)

お預かりしているユニオマットは
セレン式露出計が全く作動していません。
セレンが劣化であれば部品取り個体から
探して来るしかないのですが
しっかり起電してくれるユニオマットのセレンは
なかなか見つからないのですよねぇ。。。と思いながら
まずはセレンのチェックを行っていると。。。
セレン背面の接触版を磨いたら露出計が動き始めました。
精度は少しオーバー気味ですが
それほど大きな問題にならないほどの起電量はありそうです。
ちょっと胸をなでおろしました(笑)

上カバーのセレン電池周りだけを先に整備しました。
室内の蛍光灯でもある程度露出計が触れているのがわかります。
もちろん問題はこれだけでなく
レンズにはかなりのカビ、ファインダーは相当曇っており
二重像も満足に見えません。
シャッター羽根にも若干の粘りがあるので
シャッタユニットの整備も必要です。
まだセレン周りをいじっただけなので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
LV値でパッと合わせられるから
光をLV値である程度、判断できるようになると
露出計にも頼らう素早く撮れるカメラです。
(例えばこの季節の良く晴れた日の日中日向であればLV14か15)
使い心地もなかなかで個人的も好きなカメラのひとつです。

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コニカSのカメラ修理

今日は「森林(もり)の日」だそうです。
森に新緑があふれる季節でもありますね。
山登りをしているとたいていの場合
スタートは鬱蒼と茂った森林地帯から始まり
森林限界を超えて展望が開けた瞬間に
「よっしゃー!」って気分になるし
下山の時は長い長い森林地帯が
なかなか終わらないと不安になってくるのですが
森林地帯そのものは生命あふれる
非常に豊かな場所です。
北八ヶ岳とかで森林そのものをたっぷり味わえる
山歩きをすると苔むした木々に癒されますし
空気もめちゃくちゃ美味しく感じます。
ただ生命あふれる季節ですから虫も多いですが。。。(笑)
そういえば山歩きで雨に降られることが私は特に多いので
雨の森の中を延々歩く。。。なんて場面が
すぐにイメージされてしまうのですが
雨具で蒸し暑くさえなければ
雨の森林歩きはなかなか風情があって良いですよ
ほんのさわりだけでもいいから
森林地帯の匂いをかぎたくなってきました(笑)

さてさて

本日は「コニカS」のカメラ修理を行っています。
「S」が発売されたのは1959年ですが
それ以前のコニカ35mm判レンズ固定カメラといえば
コニカⅠ、Ⅱ、Ⅲと続いたモデルでした。
それまでのデザインから一変し
直線基調の全く異なるカメラとして
モデルチェンジしたのが「Sシリーズ」です。
「コニカS」はその「Sシリーズ」最初のカメラです。
コニカⅢと同様のヘキサノン48mmF2を搭載し
セレン光電池で駆動する露出計を内蔵します。
露出計はSS・絞りリングと連動しており
指針を真ん中に合致させることで露出を設定します。
シャッターはコパルSVとなりました。

お預かりしているコニカSは鏡胴に大きなガタが出ており
レンズユニットが外れてしまいそうです。
シャッターには粘りが多少見られ
スローガバナは固着しています。
露出計は動いておらず
セレンがダメだとちょっと修理は厳しいかな。。。というところでしたが
調べてみるとセレン自体は起電しているようで
セレンを抑えてある樹脂製の枠が劣化で破損して
セレンが浮き上がっており接触不良が起きているようです。
起電しているとはいえ精度がどこまで出せるかは
何とも言えませんができる限り調整を行いたいと思います。

まずはこれから先にシャッターユニットの
整備から取り掛かります。
その後、レンズ清掃、ヘリコイド・ピント調整
巻上部の整備、露出計調整、ファインダー清掃、距離計調整と
一通りの整備を行っていきます。
本来、非常に使いやすく写りの評価も高いカメラです。
ご依頼者様はお若い方ですが
是非、この年代のフィルムカメラの実力を味わってほしいと思います。

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