カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

リコーフレックスⅦのカメラ修理

プロ野球の開幕はまだ全く見えない状態で稔夫
宗夏は各地で無観客の練習試合(本来の開幕カード)が行われました。
我ががカープは3連敗で練習試合とはいえ
いろいろ心配が絶えませんが。。。(苦笑)
今日は3月23日ですが
この日は創立以来とにかく資金が足りなくて
球団を維持すること自体に
苦しんでいたカープ球団が
1951年3月23日に
セリーグ顧問との間で正式存続が決定した日なのですね
とはいえ。。。そのあともいろいろ揉めて
カープだけは開幕は遅れたりとか。。。いろいろあったのですが。。。
有名な樽募金で寄付を募ったのもこの年ですし
カープグッズ第一号ともいえる「カープ鉛筆」が発売になったのもこの年ですね。
でも開幕前は本当に苦しかったようで
何とか電車代を捻出してトーナメントが行われる甲子園まで
行ったものの宿代まではなく
甲子園のアルプススタンド下の部屋で雑魚寝していたりしたそうです。
さすがに私の生まれる前の話ですが
そんなお荷物球団と言われ苦労した時代の話を
子供のころから聞かされていたので
やはりカープには思い入れが深いですねぇ
早く世の中が落ち着いて開幕してほしいですね!

さてさて

本日は「リコーフレックスⅦ」のカメラ修理を行っています。
先日、輸出モデルの「スーパーリコーフレックス」の修理を紹介しましたが
それよりも少し前に国内販売されたモデルです。
ファインダーフードにアイレベルで使用できる
コンツールファインダーを組み込んだモデルです。
その他にもいろいろオプションが存在し
135フィルムアダプター「リコーキン」が用意されていたり
フィルムの巻き止めを行うオートストップ等も用意されていました。
(今となってはめったに見かけるものでもなくなりましたが)
他のリコフレ同様、Ⅶ型だけでもいろいろバリエーションが存在しますが
お預かりしているリコフレⅦは
2枚羽リケンシャッター搭載のモデルです。
シャッタースピードはB・1/25・1/50・1/100で
レンズはリコーアナスチグマット80mmF3.5です。

もはやリコフレ定番ともいえる
ピントギアの動作不良もありますが
いろいろいじった形跡が見受けられ
ピント位置がめちゃくちゃになってしまっています。
さらにシャッターも全く動きません。
羽根が固着しているものと思われます。
ファインダー内の汚れもひどく
ミラーはもちろん要交換です。
全体的に整備を行わないと
まともに写真が撮れない状態です。

。。。とはいえ、基本的にはシンプルな構造のカメラです。
致命的な部品破損やボディの変形があった場合は別ですが
大抵のトラブルは修理可能です。
ただし今回はビューレンズ側のピントギアは
中古品と交換しました。根元の錆が酷く
錆落としして清掃しても全くスムーズさが出なかったためです。
交換の効果もあって今回も指1本で軽く
ピント合わせが行える気持ち良い状態に仕上げることができました。
もちろんシャッターは各速度快調に動作し
ファインダーも非常にキレイになりました。

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キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「放送記念日」なのだそうですよ。
1925年(大正14年)のこの日に
社団法人東京放送局(現:NHK東京放送局)が
日本初のラジオ仮放送を開始したのだそうです。
まだそれから100年経っていないのですね。。。
この短い間に(といっても95年経過していますが)
地上波のテレビ・ラジオはもちろん
インターネット等も含めて
放送とひとことで言ってもこんなに多種多様になったのですね。
そう考えると技術の進歩って本当にすごいですね。
。。。といいながら
もはや最先端の技術や情報にずいぶん
ついていけなくなったような気がします(汗)
そんなことも思いながら
今日、40~50年前のカメラを弄っています。。。(笑)

さてさて

今日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
営業再開前日のブログもF-1でしたね。
今月はF-1の整備の多い月です。
もちろん今でも非常に人気の高いカメラですし
コンスタントに整備依頼のあるカメラです。
プロ仕様の高級機ということで
部品の耐久性は非常に高く
いわゆる普及機や中級機に比べると
壊れることの少ないカメラではありますが
それはやはり適度に動作させ続けていて
定期的なメンテナンスを行っていることが前提です。
当店にやってくるカメラの大半は
数年~数十年眠っていたものがほとんどで
それをいきなり起こして作動させても
なかなかうまくいくものではございません。
一見、動作していても
痛くてうまく動かない関節を無理矢理
健気に動かしているような状態のものも多いので
やはり一度は点検あるいは整備を行ったほうが良いと思います。

お預かりしているF-1は
非常に外装のキレイな後期型です。
しかしながら中身的にはだいぶくたびれている様子もうかがえます。
まずシャッターですが1/2000~1/500あたりまでの
高速シャッターの精度が全く出ていないうえに
非常に不安定です。
幕軸の汚れや油切れもありますが
最大の原因はSSダイヤル下の調速部の動作不良と思われます。
露出計も非常に不安定で
これは接点のあちこちで酸化被膜による
接触不良を起こしているものと思われます。
駆動部分や電気接点の一通りの整備が必要な状態です。

写真は一通り整備が完了した時点のものです。
先日のF-1やFTbのブログでも書きましたが
この時代のキヤノン横走りシャッターは
幕ブレーキの不良によるシャッターバウンドに注意します。
今回はもちろんそのあたりも含めて対処しているので
全く問題ございません。
ただせ清掃・注油を行っているため
状態が落ちつくまで
数日様子見をした後で最終チェック及び
微調整を行って完成となります。

それにしても何度見ても
キレイに磨いたF-1は文句なしにカッコ良いですね。

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「ランドセルの日」だそうですよ。
年にランドセル。。懐かしいですねぇ。。。
もちろん愛用していましたよ。
とっても丈夫にできてて
相当荒っぽい使い方していたはずなのに
ビクともしませんでしたね。
全然問題なく使えていたのですが
5年生くらいになると容量的に使い勝手が悪くなり
大きな手提げバッグに移行してしまいました。。。
で、中学校になると今やほぼ絶滅してしまった
帆布製っぽい白い肩掛けカバン。。。
(ど根性ガエルのヒロシが使っていたヤツね(笑))
これ、調べてみると今でもわずかながら作っているところが
あるようで入手可能なのですね。
ちょっと欲しいかも。。。(笑)これまた丈夫だし。。。
肩掛けの帯の部分にやたら落書きしていたなぁ。。。。

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
1971年発売開始のカメラです。
同じ年にフラッグシップ己である「F-1」が発売されており
内部に共通点も多いカメラです。
F-1に準ずる中級機の位置づけのモデルですが
外観的にはF-1ではなく
従来のFシリーズの延長線上のデザインです。
異なる見方をすれば前モデルである「FT」を
FDレンズによる解放測光に対応させたカメラというほうが
しっくりするかもしれません。
どちらにしろ機械制御シャッターで
キヤノンらしい歯切れのよいシャッター音が
非常に魅力的なカメラです。

FTbはデビューの2年後となる1973年に
マイナーチェンジが行われており
このモデルを「FTb-N」と呼ぶこともあります。
今回お預かりしているのはその「FTb-N」です。
従来モデルとの最大の違いは
やはりファインダー内にSS表示が追加されたことですね。
他、セルフタイマー部分等のデザイン変更も行われています。
お預かりしているFTbは
まずシャッタースピードの精度が全く出ておらず
幕軸やSS制御部の油切れのせいで
シャッター音も「ギャイン」といった耳障りな状態です。
加えてバッテリーチェックが非常に反応が悪く
露出計も大幅にオーバー傾向です。
SW部か配線の導通不良できちんと電圧が伝わっていない感じです。
他、スローガバナの粘りやファインダーの汚れ等
全体的な整備が必要な状態です。

これから本格的に分解整備に取り掛かります。
先日のF-1のブログでも書きましたが
キヤノンFシリーズのシャッターは幕ブレーキの構造上
経年劣化によるシャッターバウンドが起こりやすく
注意が必要です。
今回、現状ではバウンドは見られませんが
シャッター整備の際にはブレーキ周りの
整備も細心の中を払って行います。

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スーパーリコーフレックスのカメラ修理

今日は「LPレコードの日」だそうですよ。
LPレコードって言っても既にわからない方も多いですよね(汗)
それまでのSP盤(Standard Play)に対して
長時間再生が可能ということでLP盤(Long Play)と名付けられました。
いわゆる50分弱の再生時間で構成される
ポップスや歌謡曲の「アルバム」がLPレコードですね。
1分間に約33回転で回ります。
LPレコードの録音にちょうどいい46分のカセットテープも
私が中学校くらいの頃にはメジャーな存在でした。
LPレコードの直径は約30cm
これに合わせてジャケットやブックレットが作られるから
後のCDアルバムに比べてもボリューム感があるのですよねぇ
自宅には安物のプレーヤーと昔から持っているレコードや
大人になってから収集したレコードがありますが
ジャケット眺めているだけでも楽しくなってきます(笑)

さてさて

本日は「スーパーリコーフレックス」のカメラ修理を行っています。
このブログにも何度も登場している
いわゆるプレスボディのリコーフレックスですが
その種類は非常に多く例え同じモデル名のリコーフレックスでも
搭載されるシャッターユニット等が異なる場合もあります。
今回の「スーパーリコーフレックス」は
主に北米向けに作られた輸出専用モデルで
日本国内では販売されなかったモデルです。
ただ後の時代に大量に中古品が国内に入ってきたようで
意外と中古カメラ屋さんとかでも見かけるカメラです。
特徴的なのはいかにも北米向けなネームプレートのデザインかと思います。
基本的な構造は国内向けの同時期のリコーフレックスと大差ありません。
スーパーリコーフレックスも搭載されるシャッターユニットは何種類かあり
リケン製最高速1/200のもの、リケン製最高速1/300のもの
セイコーシャMXのものが存在します。

今回お預かりしているスーパーリコーフレックスは
リケンシャッター最高速1/300、セルフタイマー付きのものです。
前玉回転式のリコフレではお馴染みの
ギアリング固着が発生しています。
シャッターは何とか作動していますが粘りがあり
低速シャッター時にはうまくスローガバナと連動できず
そのまま高速シャッターで切れてしまうことが多々あります。
他、ファインダー、レンズ等の汚れはそれなりにあり
二眼レフでは定番のファインダーミラー曇りもひどく
ここは交換で対応いたします。

写真は一通りの整備が完了した段階でのものです。
ピントギアは指1本で軽々と回るほどスムーズになりました。
もちろんシャッターは快調に動作し
ファインダーの見え方も申し分ない状態です。
他のダイキャスト製の二眼レフに比べ
プレスボディのリコーフレックスは
その構造ゆえの軽量コンパクトさが最大の魅力です。
ブローニー判を使用する二眼レフは意外と大きいですからね。
それに加えてメッキ部品の多いリコーフレックスは
磨き上げると何ともレトロで高級感ある佇まいで
眺めているだけでも楽しくなってきますね。
機能的には非常にシンプルなカメラなので
取り扱いには慣れも必要ですが
それも含めて魅力的な1台だと思います。

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リコーハイカラー35のカメラ修理

今日は「ミュージックの日」で
私の大好きなギタリスト「ランディ・ローズ」の命日でもあるのですが
このサイト的にはやはり
「カメラ発明記念日」を取り上げないわけにはいきませんよね(笑)
いわゆる「ダゲレオタイプ」といわれる「銀板写真」が
1839年のこの日に発明されたとされています。
もちろん今の写真機とは全く異なり
感度は非常に低く露光時間は10~20分かかったのだそうです。
けれどもすべてはここから始まり
100年余りを経て現在でも使えるフィルムカメラへと進化していきます。
そしていまやデジタルカメラ全盛期ですから
技術の進歩っていうのは本当にすごいですね。
あまりにも前時代過ぎて不便すぎるものは個人の好みによるとは思いますが
当店で扱っているフィルムカメラは基本的に
きちんと使えば誰が撮ってもキレイに写真が撮れる。。。という意味では
すごく進化したカメラなのだと思います。
ある程度、手間と慣れが必要なのはやはり楽しみのひとつと
思いたいところではありますね。。。

さてさて

本日は「リコーハイカラー35」のカメラ修理を行っています。
リコーの大ヒット作でもある
「リコーオートハーフ」のフルサイズ判といって良いカメラです。
前身はオートショットというカメラですが
ハイカラーにモデルチェンジされた際に
露出計はセレンではなく電池を使用するCdSを採用し
より露出精度を高めています。
オートハーフではプログラムシャッターで
SSと絞りの組み合わせはカメラ任せでしたが
ハイカラーではSSが1/30、1/60、1/125、1/300が設定できる
シャッタースピード優先AEとなっています。
ただオート露出の場合は構造上1/125で固定するのが無難かとは思います。
もちろん巻上はお得意のゼンマイ巻上です。
ただ惜しいのはゼンマイ仕掛けが基本的に
オートハーフと共通なのですね。
そのためオートハーフではめいっぱい巻いておけば
20数枚自動巻上できましたが
フルサイズのハイカラーでは10枚少々といった巻上枚数となります。
まぁ、わかっていればさほど問題ではありませんが。。。

お預かりしているハイカラー35は
その最大のセールスポイントである
自動巻上げが数枚しか作動できません。
おそらくゼンマイが劣化・磨耗で動作不良なためだと思われます。
今回は動作良好な中古部品と交換することで対応します。
加えて露出計が全く動作していないようです。
電池室からの配線が断線しているのか
露出計そのものの内部が断線しているものと予想されます。
他、モルトはもちろん全滅で
レンズ・ファインダーも汚れてしまっている状況です。
現在抱えているトラブル修理を含めた
各部点検整備一式を行っていきます。

写真は一通り作業が完了した後のものです。
ゼンマイをしっかり巻けば
軽快に自動巻上げが行われ
レリーズすれば小気味よくシャッターが切れます。
露出計はもちろん動作するようになり
オート露出時にも適正な露光量で制御できるようになりました。
レンズ・ファインダーも非常にクリアです。
気持ちよく撮影に使っていただける状態になったと思います。
オートハーフに比べるとちょっとマイナーな存在でもある
オートショット/ハイカラーシリーズですが
使ってみると非常に楽しいカメラです。
もちろん35mm版ですから
ハーフ判より良い画質も期待できます。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「春の睡眠の日」だそうです。
まぁ、「春眠暁を覚えず」ともいいますし。。。
でもこの季節じゃなくても
温かいお布団できっちり快適な室温がキープできていれば
年がら年中、気持ちよくって起きられないですけどね(笑)
もともとしっかりめに睡眠とっておかないと
あらゆるパフォーマンスが激落ちするタイプではありますが
入院生活でやたらと寝ることに慣れてしまったのか
ちょっと傷んでしまった脳が睡眠を欲しているのか
少し集中して何かを行うと
その後、異様に眠くなるのですよねぇ。。。これまた困ったもんだ。。。(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
当店にはいろいろなカメラがやってきますが
やはり圧倒的に修理・整備依頼が多いのはOM-1ですね。
それは壊れやすいから。。。とかネガティブな理由ではなく
単純にそれだけ人気のあるカメラだからだと思います。
何にせよ、この時代のカメラで未整備の個体は
なかなかそのままで普通に撮影に使える。。。とはいきませんからね。
やはりその魅力は同時代の他機種では見られない
軽量コンパクトさと上品な操作感覚にあると思います。
他メーカーができなかった軽量コンパクトさを実現しているということは
さすがに若干華奢な部分もあるということでもありますが
基本的にはシンプルな構造のカメラです。
きちんと整備を行えば快適に撮影に使える状態になるカメラでもあります。

お預かりしているOM-1はいわゆる「MD」モデルで
モータードライブ対応となったモデルです。
OM-1の中で言えば中期~後期モデルといったところです。
一通り動作してはいるのですが
まずは定番のプリズム腐食でファインダー視野下部に
モヤモヤとした腐食が確認できます。
内部のギア・幕軸はやはり汚れが溜まっているようで
高速シャッターの精度が出ていない上に
切るたびに値が安定しない状態です。
特に1/1000、1/500の高速シャッターでは顕著に不具合が確認できます。
露出計は若干の調整でいけそうですが
OM-1は電池端子やSW部、配線に問題があることが多いので
細かくチェックを行い必要に応じて整備を行います。

写真は上カバーをまずは外したところですが
相変わらずの接眼レンズとプリズムの間に
貼られたモルトがボロボロに劣化し
プリズムの腐食を引き起こしています。
こうなるとプリズムは交換するのが最も確実な処置だと思います。
(当店では行いませんが再蒸着という方法もございますが。。。)
プリズム腐食がここまで放置されているということは
当然、ちゃんとしたメンテナンスは長年行われていないと思われますので
動作部分を中心に慎重にチェックを行いつつ
これから分解を進めていきます。

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キヤノンF-1のカメラ修理

明日(3月18日(水))から以前通りの通常営業を再開します。
2月11日から1ヶ月以上の思わぬ臨時休業となり
多大なご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
正直なところ、まだまだ身体的にはいろいろ問題があり
以前と比べてできないことはほぼないのですが
全てのことが「やりづらい」状況なのは事実です。
やりづらい部分は根気よく時間をかけてクリアするしかないので
今まで以上にがんばっていきますので
よろしくお願いいたします。

本日は「漫画週刊誌の日」だの日だそうです。
1959年(昭和34年)のこの日に
日本初の少年向け週刊誌「週刊少年マガジン」
「週刊少年サンデー」が発刊されたのだそうです。
さすがに私の生まれる前の話ですが
小学校低学年くらいからこの2誌にジャンプ、チャンピオンを加えた
4誌は良く読んでいました
その中でも「週マガ」は比較的最近まで読み続けていたのですが
いつの間にか週間や隔週のマンガ雑誌は読まなくなりましたねぇ
読みたいものの雑誌の中での比率が低すぎて。。。(苦笑)
その分、コミック(単行本)で読みたいものだけを読むようになりました。
新しいものも週刊誌買わなくても
SNS等でいろいろ情報があったり
ネット上でお試し読みできたりしますものね
入院中も電子版コミックには大変お世話になりました(笑)

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
言わずと知れたキヤノン初のプロ向け最高級一眼レフです。
いわゆるプロ向けのフラッグシップ機は
F-1の登場によりニコン・キヤノンの2大メーカーを中心に
展開されていくのですが
この頃の「プロ機」とその後の高度に電子化されたフラッグシップ機とは異なり
機能そのものは非常にシンプルです。
機能ということだけであれば
AEを搭載した中級機のほうが優れている場合もあります。
F-1の場合も機能的なハイライトといえば1/2000のシャッターと
交換可能なファインダー及びスクリーンぐらいです。
そのシャッター機構も基本はFシリーズ共通の基本構造だったりします。
しかしながらその造りや部材、部品精度に非常にコストがかかっており
シャッターや巻上部の耐久性は中級機とは全く異なるものとなっています。
現在でもそうだと思いますが
この頃の高級機はとにかく「耐久性」と「造りの良さ」が全てに優先されて作られています。
これはF-1だけでなくニコンF一桁機も同様の考え方かと思います。
基本がしっかりできているから
整備すれば以前の状態に戻りやすいということも多々あると思います。

お預かりしているF-1は同じご依頼者の方から2台です。
1台は貴重な「レイクプラシードオリンピック限定モデル」です。

基本的構造はどちらも後期のF-1ということで同一ですが
どちらも1/2000が開かず高速シャッターの精度には問題があります。
先幕・後幕のバランスが狂ってしまっています。
露出計・バッテリーチェックも接触不良が見られ
動かなかったり不安定だったりしています。
どちらも内部の細かい部分まで清掃や調整が必要です。
F-1(いえ、Fシリーズ全体かな)のシャッター周りの整備で
注意が必要なのが幕ブレーキ部で
ここが不調だとシャッターバウンドが起きたり
SS精度が全くでなくなってしまったりといろいろなトラブルの原因となります。
下手に触ると新たなトラブルの原因ともなるので
ここは非常に注意して整備を行っていきます。

実は今回のF-1は入院前にあらかたの整備は終わっていて
あとは最終チェックを残すのみの状態です。
快適に使っていただける万全の状態に整備できたと思います。

60年代~70年代にかけて
時代は一眼レフへと一気に移り変わっていくのですが
この時代のカメラはモデルごとに狙いが
明確でわかりやすくそれが個性として反映したものが多いですね。
後の時代のようにあれもこれも機能を搭載できないからでもあるのですが。。。
何にしても魅力的なフィルム機の全盛期といった漢字がします。

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アイレス35ⅢCのカメラ修理

今日は「左利きグッズの日」だそうですよ。
私も生粋の左利きなので
左利き用のハサミとかも使ったことがあるのですが
子供の頃から右利き用のものに慣れているせいで
逆に使いづらいのですよねぇ(苦笑)
他に左利き用って何があるのだろう。。。と少し調べたら
万年筆、ボールペン、定規、小刀、包丁
缶きり、急須。。。等々、結構ありますねぇ。。
でも右利き用でもそれほど不便に感じたことはないし
意外と大丈夫かな(笑)
幼い頃に硬筆や習字は右でやらされましたが
小学校卒業の頃には自然に左に戻りました(笑)
そろばんは右でいけたなぁ。。。
数字だけくらいなら右でも素早く書けたし
(まぁあまりキレイさは求められないし)
ギターも右利き用で普通に弾いてたし
(今は利き手関係なくもう無理です)
ただ、筆記具の持ち方が妙なのはどうしようもないですね。
左利きの方ってたいてい自然と巻き込むような持ち方になるのですが
そうしないと横線が左から右へ引きづらいのですよねぇ
まぁ今の世の中、それほど左利きで不便なことはないですが。。。

さてさて

本日は「アイレス35ⅢC」のカメラ修理を行っています。
このカメラ。。。一部の方の中では非常に有名だと思いますが
確信犯的に「ライカM3」にそっくりです。
もちろん外観のみですがその徹底ぶりがなかなかのものです。
わざわざ底板が外れるところまで模しています。
ということで先に写真を上げておくと。。。

吊金具の形状もそっくりですねぇ。。。
ただし中身はフォーカルプレーンシャッターではなく
あくまでレンズ固定式のレンズシャッター機です。
このルックスのせいもあるとは思いますが
現在でも人気の高いカメラです。
搭載レンズはコーラル45mmF1.9(F2.4搭載のものも存在すようです)で
シャッターユニットはお馴染みの
セイコーシャMXLで最高速は1/500です。
パララックス自動補正付きのレンジファインダーも装備します。
もちろんセイルフコッキングで非常に使い易いカメラです。

お預かりしている35ⅢCは一通り動作もしていますが
やはりシャッター羽根の汚れや若干の粘り
ファインダーの二重像の薄さが気になる状態です。
ヘリコイドもグリス切れでスカスカの状態です。
シャッター羽根、絞り羽根の清掃・調整を行い
ファインダー清掃。。。ファインダーはおそらく過去に
清掃されているのではないかと思われますが
二重像上下合わせのためのレンズが妙に汚れていて
そのせいで二重像も薄く見えていたようです。
清掃後ははっきり見えるようになりました。
その他、レンズ清掃、ヘリコイドグリスアップ等々
一通りの整備一式を行っています。

外観をライカ風に仕立てたこともありますが
なかなか存在感のあるカメラです。
M3云々はひとまず置いておいても
なかなか質感も高く使い勝手も良く
魅力的なカメラだと思います。

ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は手塚治虫先生の命日ということで
「漫画の日」なのだそうです。
お亡くなりになったのは平成元年だったのですね。
もう32年。。。そりゃ私も歳取るわねぇ。。。(汗)
ブラックジャックはチャンピオンでリアルタイムに読んでいるし
コミックも全巻読みました。火の鳥もほとんど読んでいると思います。
トリトンやジャングル大帝、ふしぎなメルモは幼少期にテレビで見てたなぁ。。。
実はアニメや映画やドラマはほとんど見ないのですが
コミックだけはいい歳しても止められないですねぇ。。。
未だに新刊・続巻を買い続けているコミックがいくつかありますし
電子版なんてお手軽だから
試し読みで面白かったらついつい手が出てしまいます。
コミックはちょっとした空き時間や気分転換に
少しだけキリの良いところまで読む。。。ってことができるのがいいのですよね。
さらに私はそうなのですがコミックだとすごく集中できる。。。
まぁ、たまに読み始めると止まらなくなって
気がつけば何時間も経ってしまっていることもありますが。。。(笑)
ちなみにこの「漫画の日」を制定したのは
中野のサブカル文化を語る上で外せない「まんだらけ」です。
もちろん当店からも歩いていけますから
中野ブロードウェイには頻繁に立ち寄ります。
「まんだらけ」を中心に見所満載で楽しいですよ~

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
国産二眼レフの最高峰ともいえる名機ですね。
オートコードも1955年の最初期モデルから10年以上
生産されていていろいろなバリエーションが存在するのですが
今回はいわゆる「オートコードCdS」です。
1965年に発売されたモデルで
その名の通りCdSを使用した露出計を内蔵します。
加えてこの「CdS」からロッコールレンズのコーティングが一新され
俗にいう「ニューロッコール」になっています。
「ニューロッコールレンズ」を搭載するオートコードは
この「CdS」と同年に発売された「Ⅲ」のみですね。
前期型のモデルではセレン式露出計を搭載した
「オートコードL」(1955年)がありましたが
それ以来の露出計搭載モデルとなります。

電池室をCdS受光部が独特のルックスとなっています。
基本的な構造は他のオートコードと同様の構造ですが
外観は明らかに他のオートコードとは異なる印象です。

お預かりのオートコードCdSは最大の売りである
露出計が全く動かない状態です。
電池室周りの問題かと予想していましたが
やはり電池室及びスイッチ部の接点不良が原因でした。
以前に電池液漏れを修復した形跡が見られるのですが
あまり良い状態ではなくそこが再び接触不良を起こしている状態です。
さらに接点の地金自体が通電できない状態だったため
代用品等で対応して修理しています。
さらにそのままでは全く精度が出ていない状態だったので
できる限りの調整を試みて従来の1.3Vで
問題のない精度が出るようになりました。
オートコードの特徴のひとつであるピントレバーが
少し重いご指摘もいただいていたので
こちらも調整して軽くする処置を行っています。
他、シャッターユニット、巻上部、ファインダー清掃等々
全体の各部点検整備一式です。
振り子式のピントレバーはオートコードの大きな特徴で
非常に使い易い優れたものですが
経年劣化で意外と脆くなっている個体も多く
グリス劣化等で重い状態のものをそのまま使っていると
折れる心配もあり注意が必要です。
今回お預かりのお品はそれほどの状態ではなかったのですが
オートコードを使われている方でピントレバーが
重い場合は注意が必要です。

一通り整備は完了していますが
少し時間を置いて様子見をしている状況です。
後日、改めて最終チェックを行い、問題がなければ完成となります。

オリンパスペンFTのカメラ修理

今日は2月8日で「御事始め」ですね。
農作業が始まり1年の営みがj始まる日ということです。
ついこの間、「御事納め」(12月8日)のことを
書いたような気がするのですが
もうお正月を挟んで2ヶ月経つのですね。。。
農作業の営み的には今日が「御事始め」なのですが
関東の一部ではお正月の儀式を始める
12月8日を「御事始め」として
今日を「御事納め」とすることもあるそうです。
ちなみに12月8日や2月8日のいわゆる「事八日」に
針供養を行う地域も多いのだそうです。
なかなかこういう古来からの年中行事は
現在社会では存在意義が薄くなりがちですが
忘れないようにしたいですね。

さてさて

本日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
世界初のハーフ判一眼レフでもある「ペンF」に
内蔵露出計を取り付けセルフタイマーを装備し
巻上げも2回巻から1回巻上に変更されたモデルです。
基本的な構造はペンFと同様ではありますが
細かい仕様にはかなり変更点があり
使われている部品も意外と異なります。
露出計は本来通常のミラーが付けられている
大三反射鏡をハーフミラーとすることで
受光体(CdS)に光を取り込みます。
そのため通常のペンFよりは少しばかり
ファインダーは暗く見えてしまいます。
ファインダー内に露出計の指針が見え
それが指示する値はTTLナンバーと呼ばれ
対応するズイコーレンズの絞りリングに刻まれた
TTLナンバーを合わせることで露出を設定します。
内部の構造も使い方も独特なカメラといって良いと思います。

お預かりしている「ペンFT」は撮影中に
ミラーアップしたままになってしまい
そのまま何もできなくなってしまったようです。
ペンF系はミラー駆動部も構造が独特で
ミラーアップしたままになってしまうトラブルの多いカメラです。
大抵はミラー駆動部の動作不良が原因です。
今回はミラー駆動部の問題はもちろんですが
ミラーも外れかかっていたようで
それがトラブルの引き金にもなったようです。
お預かり時にミラーアップした状態だったので
ファインダーの見えはチェックできてなかったのですが
ハーフミラ蒸着面がかなり剥離してしてしまっていて
ファインダー内に黒い薄い点がたくさん見えるような状態だったようです。
今回はハーフミラー交換でそこも修理しています。

ルックスもかなり独特なカメラですが
先述したミラー駆動部やロータリーシャッター
独特の経路を通って接眼レンズまで光を導く
ファインダーだったり
通常の一眼レフとは全く構造の異なるカメラです。
ある意味、非常にオリンパスらしいカメラといえると思います。
写真は一通り整備が完了した状態で撮影したもので
少し時間を置いてから最終チェックを行い完成となります。
撮影真っ最中のトラブルでかなり困惑されたのではないかと思いますが
これからは安心して使っていただけると思います。

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