カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

オリンパスペンDのカメラ修理

今日は「菜っ葉の日」だそうですよ。
ナッパ。。。といってもサイヤ人ではないですよ(笑)
本来、葉物野菜全般のことですが
私が子供の頃、家では「菜っ葉」といえば
広島菜のお漬物でした。
これが白いご飯に合うのですよ。いくらでもお米が食べられます。
こちらだとなかなか手に入らないのですが
菜っ葉でご飯食べたい!と思ったときには
最近はとりあえず野沢菜で代用しています。
もちろん野沢菜もとても美味しいのですが。。。
広島菜、野沢菜、高菜で「日本三大漬菜」と呼ばれているのですね。
ちょっと割高になるけど
ネットで頼めば広島菜も簡単に手に入るのですけどねぇ。。。
美味しくお米をいただくために頼んでみようかな。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
初代ペンが発売され、その高級版としてペンSが追加となり
さらに最高級版として登場したのが「ペンD」です。
「ペンD」、「ペンD2」、「ペンD3」、ちょっと異端児的な「ペンEED」と
シリーズ化されました。
今回は1962年に発売された「ペンD」です。
Fズイコー3.2cmF1.9の大口径レンズを搭載し
シャッター最高速も1/500まであり
セレン光電池式の露出計も装備しています。
露出計はカメラ本体とは非連動でLV値を表示します。
そのLV値を読んでカメラ側で絞り・SSを設定します。
そのため鏡銅にはSS・絞り値に連動するLV表示窓も装備されています。
それでいてサイズはペンらしくポケットに入るほどの大きさです。
マニュアル撮影派であれば持ち歩くのに最適なカメラですね。

セレン光電池使用の露出計ということで
やはり露出計関連のトラブルも多いカメラです。
今回もお預かり時に測定してみると
+2.5段~+3段、といった感じで指針の振れが全く足りません。
大抵の場合がセレン光電池の劣化が原因で
修理不可能な場合が多いのですが
今回はセレンではなく露出計そのものに問題があったようで
露出計の整備を行った結果、問題ないレベルに調節することができました。
でも今回の成功例はレアケースかと思われます。

加えてシャッター羽根、絞り羽根共に油シミで粘りまくりです。
特に絞りはリング操作も重く、あまり動かしていると
羽根が壊れてしまう可能性もありそうです。
さらにシャッターが巻き上がった瞬間に勝手にシャッターが切れてしまったり
巻上が止まらずに一気に2コマ分巻き上がってしまうという症状もあります。
これも結局のところはシャッター羽根の粘りが原因と思われます。

まだ大雑把にユニット別に分解しただけですが
まずはこれからシャッターユニットの整備を行っていきます。
羽根分解まで行って羽根は徹底的に洗浄していきます。
露出計は今回、修理不能な可能性が高いということを
最初にご依頼者様に説明しておいたのですが
「調整不可能な場合をこれを使ってください」とのことで
比較的、精度の出ている(+1程度)露出計が付いたペンDを
もう1台お預かりしていました。
でも今回は使わずに済みそうです。
貴重な露出計をひとつでも助けることができるのはやはり嬉しいですね。

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ニコンF2のカメラ修理

今日は「スイカの日」だそうですよ。
甘くて水分たっぷりなスイカは
この季節にまさに持ってこいですよねぇ。。。
適度に冷やしてあるとさらに美味しいですよねぇ。。。
暑いけど風通しの良い山中の古民家の
縁側とかで食べたいですよねぇ。。。
で、お腹一杯になったら畳の上で昼寝ですよねぇ。。。
まさに「日本の夏」
妄想が止まりません(笑)
昔と違っていくら風通しが良くても
昼間から冷房ナシでお昼寝は今はなかなか難しいですかね。
子供の頃は意外と風が少しあれば
居間で気持ちよく昼寝できたと思うのですが。。。。

さてさて

本日は「ニコンF2」のカメラ修理を行っています。
伝説のニコンF登場から12年
「F」の正常進化版ととして発売されたのが「F2」です。
取り外し式の裏蓋は蝶番式となり
シャッターボタンの位置も変更されたりといった
使い勝手の部分も改良され
シャッタースピードは最速1/2000となり
さらにセルフタイマーを使用した最大10秒までの
スローシャッターも可能となり
スペック的にも進化しています。
もちろんフラッグシップのF一桁機ですから
ニコンらしい非常に優れた堅牢性も受け継がれています。

お預かりいている「F2」は
アイレベルファインダーが装着されています。
F時代に比べてスマートになった
(とはいってもちょっと頭でっかちではありますが)
フォトミックファインダーも魅力的ですが
やはりシンプルなアイレベルファインダーは良いですね。
プリズムが腐食しているものも多く見かけますが
今回のアイレベルファインダーはプリズムもキレイです。
とはいえ、ファインダー内部のモルトは
やはりボロボロに腐食していましたので交換は必須です。
特に接眼部周りにあるものは
プリズム腐食を誘発しますので慎重に除去して交換します。
ボディ側は一見、シャッターも問題なく動いているように
見られますが実は高速シャッター(1/2000,1/1000)は
ほとんど開いていません。
このシャッタースピードで写真を撮ると
ほんの端っこ以外はほぼ真っ黒になってしまうでしょう。
1/500でさえ写真中央で1/1500の露光になっており
シャッター走り終わり付近では1/2000になってしまっています。
先幕・後幕のバランスが大きく崩れている状態です。
幕軸の清掃・注油の上。再調整が必要な状況です。
スローガバナも油切れのようで
1秒だと途中で止まりそうな感じです。

これから本格的に分解整備に取り掛かります。
いつ見ても「F」や「F2」の部品はどれも非常にがっしり丈夫にできています。
動きやすい状況にさえしてやれば
また快調に動作してくれるようになると思います。
今回のF2はご依頼者様のご実家にあったもので
ご依頼者様はこのカメラ自体は使われたことはないそうです。
納品時に簡単に使い方の説明もさせていただく予定ですが
是非、ステキな写真をたくさん撮っていただければと思います。

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スーパーリコーフレックスのカメラ修理

今日は「幽霊の日」だそうですよ。
四谷怪談にちなんだ記念日なのですね。
エンターテインメントなもので幽霊的なものは
全く否定するつもりはありませんが
(貞子や伽椰子は大好きでめっちゃ見てるし(笑))
人間の霊魂なんて存在はしないでしょうねぇ。。。
生き物は基本的に死んだらすべてが終わりだと思います。
でも普段人の目に見えない超常現象とか
不思議な出来事はあってもおかしくないと思っていて
それはきっと精霊や蟲のようなものが起こしていて
決して人の霊魂とかではないと思っています。
まぁ、何が怖いって亡くなった人より生きている人が
一番怖いような気がしますが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「スーパーリコーフレックス」のカメラ修理を行っています。
ギアを使った前玉回転式ピント調整と軽量なプレスボディーで
お馴染みの「リコーフレックスシリーズ」の一員です。
ただ、スーパーリコーフレックスは国内販売されたモデルではなく
主にアメリカで販売されたモデルです。(1956年発売)
その後、中古品として大量に日本国内にも入ってきていますので
中古市場では割と見かけるモデルだと思います。
このスーパーリコーフレックス、ネームプレートのデザインや
搭載するシャッターユニット等、かなりバリエーションがあるようです。
お預かりしている個体は最高速1/300のリケンシャッターを搭載し
セルフタイマーも装備しているタイプです。
レンズはリコーアナスチグマット8cmF3.5です。

今回のスーパーリコーフレックスですが
もはやリコフレでは定番ともいえるピントリングの固着です。
全く回らないわけではないですが非常に重い状態です。
グリスが経年劣化で固くなってしまうため起きる現象で
一旦前玉回転部を外してキレイに清掃した後に
グリスアップを行うことで見違えるように
軽くスムーズに回るようになります。
他、レンズのカビ、汚れ、ファインダーミラーの劣化
若干のシャッター羽根粘り、セルフタイマーの固着等々
ありがちなトラブルがいろいろありましたが
全体の整備一式でどれも問題ない状態に復活させることができました。

プレスボディのリコーフレックスは
リーズナブルな二眼レフとして大ヒットしたカメラですが
こうして整備を行って外装もキレイに仕上げると
非常に高級感もあり、眺めているだけでも楽しくなってきます。
いかにも輸出モデルっぽいネームプレートも
他のリコフレとまた違って良いですね。
最終チェックを行って完成となります。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「はんだ付けの日」らしいですよ。
はんだ付け。。。この仕事していると当然毎日のように行っています。
修理始めたばかりのころは少し苦手としていたのですが
いつの間にか苦もなく大抵のことはできるようになりました。
はんだ付けの上手・下手は確かにありますが
それだけではなくてちゃんと状態の良いコテ先で
正しい使い方をしているかどうかも重要だと思います。
コテ先はケチらずに小まめに交換しなくてはなりません。
特にプリント基板等の細かいはんだ付けを行うなら尚更です。
それでも思うようにいかないことはたまにあるのですが。。。。
まぁ、これも日々精進ですね(汗)

さてさて

今日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
ニコマートELの後継として生まれたカメラです。
ELの後継機なのでコパル製縦走りシャッターを
電子制御で駆動します。
ニコンらしいのは「B」と「M90」は
電池がなくても機械制御で駆動します。
「B」が機械式ということは長時間露光でも
電池を消費しないので非常に助かります。
「EL」と比べると随分とコンパクトになり
使い勝手も非常に向上しています。
意外と電子制御系のトラブルが非常に少ないというのも魅力です。
ファインダー内の露出計やSS・絞り設定表示も
非常にわかりやすく絞り優先オート時にはもちろんのこと
マニュアル露出機としても非常に使いやすいカメラです。

お預かりしている「FE」は巻上にトラブルを抱えています。
文章で書くとわかりにくいのですが
巻き上げた状態で巻上自体は完了しているのに
巻上軸が戻らず、巻上レバーの手応えのない状態です。
当然この状態だとシャッターは切ることができず
当然、巻上もそれ以上巻き上げようがないので
何もできない状態です。
FEに限らずたまに見かける症状です。
やはり縦走りシャッター機に多いような気がします。
ロック機構の動作不良が原因と思われます。

まずはそのロック不良を応急処置して
何とか切れるようにしていきます。
その状態でとりあえず他のトラブルはないかチェックするのですが
高速シャッターは制度不良で1/1000はほとんど開いていません。
加えて露出計及びオート制御もかなりアンダー気味です。
一通りの整備を行って上で各部調整も必要な状況です。

写真はまだ上カバーを外しただけの状態ですが
これから駆動部の整備、各接点の清掃等々
一通りの整備を行っていきます。
その上で電気的な調整も行います。
写真にも少し写っていますが
ニコマート時代からFE2に至るまで伝統(?)ともいえる
接眼レンズ下の座布団モルトももちろん交換いたします。

F一桁機に比べると当然、華奢な部分は多少あるのですが
FEはメンテナンスさえある程度行って置けば
非常に信頼性の高いカメラだと思います。
今回のFEも整備後は末永く使っていただければと思います。

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ニコマートFTNのカメラ修理

今日はこれといった記念日がないのですが。。。
2011年に東北の一部を除く全国で
地上波アナログテレビ放送が放送終了となっています。
もう8年前なのですね。ついこの間だったような気が。。。
アナログ放送が終わっても
結構、長い間、「ブラウン管テレビ+地デジチューナー」で
テレビを見ていたと思います。
そっか。。。デジタルになってからはもう放送終了後の「砂の嵐(スノーノイズ)」は
見られないのですよねぇ。。。
ふと思い出してなんだか懐かしく思えてしまいます。
そういえば「地デジカ」なんてキャラクターもいましたねぇ。。。

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
ニコマートシリーズは「ニコンF」や「F2」に次ぐ
中級一眼レフ機に使われたシリーズ名で
大きく機械制御シャッター機の「ニコマートFT系」
電子制御シャッター機の「ニコマートEL系」に分けられます。
ニコマートFT系は後のニコンFM、
EL系はニコンFEに引き継がれていきます。
今回の「ニコマートFTN」は1967年発売で
前モデルのFTに開放F値補正操作(いわゆるガチャガチャ)が
追加されたモデルです。
これのおかげでいちいちダイヤル操作で装着レンズの
開放F値をセットしなくてよくなったわけですね。
世の中に現存するニコマートの中で
最も数の多いものがこのFTNだと思います。
それほど当時、ヒットしたわけですね。
この頃のニコンフラッグシップは伝説の「ニコンF」ですが
中級機といえどもニコマートは「F」に負けないほど頑丈なモデルです。
シャッターユニットは縦走り金属羽根の「コパルスクエアS」ですが
そう簡単に動かなくなるシャッターではありません。
その丈夫さが故に長年未整備でもとりあえずは動作する個体が多いのですが
動きにくくなって苦しげに何とか動作している個体も多く
本来の動作を取り戻すためには整備が必要なことが多いカメラでもあります。

お預かりしているニコマートFTNは
おそらくかなり長い間、電池が入れっぱなしだったらしく
電池室が激しく腐食しています。
それでもかろうじて露出計に電源は入るようなのですが
このままだと非常に不安定なので
今回は中古良品の電池室と交換することで対応します。
シャッターはさすがコパルスクエアと言った感じで
一見、普通に動作しているのですが
高速シャッターの精度は全く出ておらず
羽根に長年の汚れ等が付着し動きが悪い状況です。
ミラー駆動部も同様でしっかり観察してみると
明らかにミラーの動きが遅い状況です。
やはり動作部分は一通りの清掃・調整が必要な状況です。

ニコマートもプリズムが腐食している個体が多くなってきたような気がします。
今回もファインダー視野ど真ん中に腐食があり
腐食のない中古プリズムの乗せ替えで対応します。

少し大柄でシャッター音も大きなカメラですが
その質実剛健さが魅力的なカメラだと思います。
今回の個体もおそらくかなり長い間、
撮影には使われていなかったと思われますが
今回の整備でまだまだ使える状態になりました。
ご依頼者様にステキな写真をたくさん撮っていただければと思います。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「ディスコの日」だそうですよ。
二十歳前後の頃は結構行ったなぁ。。。
まぁ、でもあの頃だったから良かったのですよねぇ。。。
今、当時と同じディスコがあったとしても
きっと行かないな(笑)
でも当時好きだったいわゆるディスコミュージックや
ダンスポップは未だにレコードやCDで
持っているしたまに聴いてます。
当時好きだった曲がトリガーになって
忘れかけていたいろんなことを思い出すのですよねぇ。。。
。。。こんなことをしみじみ言うようになったら
もう、立派なじじいだな。。。(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
相変わらずぶっちぎりで修理依頼の多いカメラです。
多すぎてブログに載せられていないものも結構あるので
実際はブログで見かける以上に多いのです。
修理依頼が多いということは「よく壊れる」ということではなく
それだけ「整備して気持ちよく使いたい」、あるいは
実際に使われている個体数が多いということだと思います。
OM-1は若干華奢なところは確かにありますが
基本的にはそんなに致命的なトラブルが多いカメラではありません。
その人気の原因はやはり軽量コンパクトな上に
非常に使いやすく且つ使っていて気持ちよいからだと思います。

お預かりしているOM-1は
まずシャッタースピード1/1000できちんとシャッターが開きません。
切るたびに半分くらいしか開かなかったり
全く開かなかったりしています。
先幕が汚れ等が原因で動きが悪いためと思われます。
加えて露出計SWあたりが怪しいのですが
露出計が非常に不安定で
スイッチオンでも全く動かないことがあるようです。
それからOM-1ならではのマウント周りにある
シャッタースピードリングですが
非常に重く回すのにかなり気合が必要です。
現状を確認するために少しだけ回しましたが
あまり重い場合は無理して回すことは厳禁です。
今回は大丈夫なようですが
このシャッタースピードリングは
シャッタースピードを設定するのはもちろんですが
糸で露出計と連動しています。
たまに糸がマウント部で絡まっていて
シャッタースピードリングが動かない場合もあり
その状況で無理して回すと連動糸が切れてしまい
非常に厄介なことになります。
この場合に限らないですが
回りにくいものや動かしにくいものを無理に動かすと
ろくなことにはなりません。。。

まずはこれから分解を進めて
シャッター周りから整備を行っていきます。
ミラー駆動部の整備の際に
シャッタースピードリング周りの整備も一緒に行います。
この時点で露出計不安定の原因はSWらしいということが
確認できているので再組み立ての際に
露出計周りの修理・整備を行います。

汚れや動きの悪い部分は確かにありましたが
基本的にはコンディションの良い個体だと思います。
一通り整備を行えば非常に気持ちよく使えるカメラになりそうです。

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キヤノンEFのカメラ修理

今日は「日本三景の日」だそうですよ。
松島、天橋立、宮島、ですね。
広島出身なので宮島には子供の頃から
何度も行っていて比較的身近な感覚ですが
松島、天橋立には行ったことないのですよねぇ。。。
天橋立は子供の頃、何故か絵葉書が家にたくさんあって
それでよく眺めていた記憶はあるのですが。。。
松島のある東北は未だ足を踏み入れたことないエリアだし(汗)
なかなか遠出する気分にもならないから
なかなか訪れることはないかもしれません。。。(苦笑)
ちなみに今年は通常通り宮島水中花火大会が開催されます。
8月24日(土)だそうです。
あぁ。。。宮島の花火大会はもう一度行きたいですねぇ。。。
これがまたなかなか行きにくいのですが。。。

さてさて

本日は「キヤノンEF」のカメラ修理を行っています。
キヤノンFシリーズの一員とはなりますが異端児的な存在です。
当時のキヤノンのラインナップの中で
唯一の縦走りシャッターを採用しています。
シャッターユニットはお馴染みのコパルスクエアです。
1/1000~1/2秒は機械制御シャッターですが
1秒以上のスローシャッターは電子制御です。
電子制御といってもちょっと変わっていて
例えばシャッタースピード2秒で動作させると
1.5秒は電子制御でシャッターを開いておき
残りの1/2秒はスローガバナーを使った機械制御で駆動する。。。といった
動作を行います。1秒以上のスローシャッターは同じパターンです。
なので、電池を抜いている場合には
1秒以上のスローシャッターは全て1/2秒で動作していまいます。
ちょっと変則的なハイブリッドシャッターです。

お預かりしている「EF」は電子制御シャッターも正しく動作していて
露出計・オートは少々ズレはあるものの
こちらも一応動作しているのですが
何故か上カバー上の赤ランプが常時点灯したままです。
この赤ランプはバッテリーチェックボタンを押された場合に点滅し
加えてシャッター電子制御時に点滅します。
(例えば先述の例でいうとSS2秒設定時に電子制御する1.5秒)
それ以外の場合は消えていなくてはならないランプです。
他、モルトが全滅で、ファインダー内はモルト屑だらけです。
全体の整備も合わせて行います。

赤ランプが点かないというパターンは比較的よくある修理で
原因もいくつ思い浮かぶのですが。。。
点きっぱなしというのは基板に問題があるのではと思われます。
機械制御部の整備を行いながらいろいろ試してみます。
最終的には基板交換すれば解消するとは思いますが。。。

EFはAE-1を開発している間の繋ぎのカメラ。。。ともよく言われますが
構造もなかなか面白くしっかり造られているカメラです。
さらにデザインがキヤノンらしくて良いですよね。
ちょっと大柄ですが非常にスタイリッシュなカメラだと思います。

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ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「月面着陸の日」だそうです。
1969年のこの日にアポロ11号が月面に着陸し
人類が初めて月面に降りたった日です。
(日本時間では7/21早朝)
私が生まれた年だからちょうど50年なのですね。
子供の頃、近い将来、月に住めるとまではいかなくても
月面基地とかできるだろうなぁ。。。と思っていたのですが
なかなか難しいようですね。
(月面基地計画はいろいろあったらしいのですが
予算が確保できずほとんどが中止されています)
月面着陸はさておき
私達にとって一番身近な天体なことは間違いないですね。
たまにはゆっくり月を眺めながら
色々な思いを馳せるのもいいですね。

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
1976年発売で「ペンタックスMシリーズ」の中核となるモデルです。
Mシリーズ最初のモデルであるMXは全く構造が異なりますが
それ以外のMシリーズは基本的にMEがベースとなっています。
セイコー製のコンパクトな縦走りシャッターユニットを採用し
当時最新の電子制御でシャッターは駆動されます。
シャッターのみならず全体的にも非常に軽量コンパクトです。
露出は絞り優先AE専用となり
B(バルブ)とフラッシュ同調用の1/100は電池がなくても動作します。

ME系のモデルといえばミラー駆動部のゴムブッシュ劣化による
ミラーアップやチャージ不良がトラブルの定番で
今回お預かりしているMEもミラーアップしたままので
いつものパターンかな。。。と最初は思ったのですが。。。
ミラーアップとはいえ上がりきったところで止まっているのではなく
中途半端なところで止まっています。
巻上レバーは巻上途中で動かなくなっている感じです。
ちょっといつものパターンとは様子が異なります。

今回のトラブルの主な原因は
巻上レバークリック(格納した状態から引き出すときのクリック)のための
板バネが折れてその破片が巻上部に入り込んでいることでした。
ME系の巻上クリック板バネの破損自体はよくあるトラブルです。
それと合わせてやはりミラー駆動部の動きも非常に悪い状態だったので
もちろん並行してそちらの整備も行います。
電子制御シャッター機の中では
比較的整備性がよく電子基盤も完全に分離しやすいカメラです。
機械的な部分に問題がない状態にして組み上げ
電子制御(露出計、オート制御等)の調整を行います。
分解前に全く動作確認ができなかったので
心配された露出計や電子制御部分については
調整は必要ですが動き的には問題はありませんでした。

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オリンパスフレックスのカメラ修理

今日は「やまなし桃の日」だそうですよ。
初夏から夏にかけての果物といえば
やはり桃が一番ですよね!
子供の頃、暑い季節になってくると
朝ご飯の最後に桃が良く出ていたので
桃といえば夏の朝のイメージです。
個人的に果物の中で一番好きかもしれません。
で、山梨の桃がこれがまた美味しいのですよねぇ。。。
南アルプスや八ヶ岳に頻繁に登っていた頃は
帰りに果樹園や道の駅でよく桃を買って帰りました。
それなのに今年はまだ食べてない。。。
とりあえず帰りにスーパーで桃買って帰ろう!
もちろん今日は山梨産で!

さてさて

本日は「オリンパスフレックス」のカメラ修理を行っています。
二眼レフブームの頃には小さなメーカーがたくさんあって
色々な二眼レフが作られていました。
後の時代にも残る大手メーカーとしては
ミノルタやヤシカ、リコーが二眼レフメーカーとしても有名ですが
オリンパスも二眼レフを生産していました。
それが今回の「オリンパスフレックス」です。
オリンパスはそれまでも他のメーカーの二眼レフや
フォールディングカメラにズイコーレンズを供給していましたが
このオリンパスフレックスで満を持して二眼レフデビューだったわけです。
オリンパスフレックスと言っても幾つか種類があるのですが
今回お預かりしているのはおそらく「BⅡ」型だと思われます。
75mmF2.8のズイコーレンズを搭載します。
F2.8の大口径は国産としては初めてのものだそうです。
フィルム装填はスタートマーク式のセミオートマット
セルフコッキングこそ装備されていませんが
二重露光防止のための切替SWが装備されています。
レンズの間にあるダイヤルでSSと絞りを設定しますが
二眼レフではめずらしくSS・絞りともにクリックがあり
これも二眼レフとしては珍しくダイヤルそのものに値が刻印されています。

お預かりしているオリンパスフレックスは
まずシャッターが切れません。
シャッターの粘りもあるようですが
どうやらレリーズロックが悪さをしているようです。
さらに問題なのは絞り羽根が一部外れているらしく
絞ったときの絞りの形状がおかしなことになっています。
後で分解してわかったのですが
絞り羽根を留めてあるピン(ダボ)は無事で単純に外れていただけでした。
絞り羽根にも粘りがあったので
おそらく動きにくい状態で無理に動かしてしまったため
外れてしまったものと思われます。
二眼レフだけではなくレンズシャッターで絞りが重い場合は
決して無理に動かさず、修理・点検に出されることをお勧めします。
この時代のズイコーレンズは他の二眼レフやフォールディングカメラに
搭載されているものも含めクモリが酷い場合が多いのですが
今回は清掃で問題ないレベルまでキレイにすることができました。

写真は一通り整備が終わった後のものです。
様子見も終わり後は最終チェックを行って問題なければ感性です。
さすが最高級機といったところで
見た目も操作感も非常に質感の高い1台です。
こういうのを見ているとやたらと二眼レフを集めたい衝動に
駆り立てられてしまいます(汗)

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コニカC35のカメラ修理

今日は「光化学スモッグの日」なのだそうです。
1970年のこの日に光化学スモッグによる被害が
最初に明らかになった日だそうです。
それより以前にも農作部等に光化学スモッグが原因と思われる
被害等は後からわかったのだそうです。
大気汚染の一種ですが1970年代のピークほどではないものの
毎年のように光化学スモッグ警報は出ていますね。
ここのところ関東はずっと梅雨空ですので出ませんが
晴れて日差しが強く気温が高いと発生いやすいのだそうです。
大気汚染は本当に怖いですよね。
一旦発生してしまうとどうしたって影響を受けるでしょうし。。。
光化学スモッグだけの話ではないのですが
世界人口の約90%が汚染された大気の下で暮らし
それが原因で年間700万人が死亡しているという推計もあるそうです。
安心して気持ちよく深呼吸ができる環境になってほしいですね。

さてさて

本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「じゃーに~コニカ」として一世を風靡したコンパクトカメラです。
非常にコンパクトなボディにレンジファインダーを装備し
露出はプログラムオート専用で簡単に撮影ができる。。。
まさに旅行やお出かけのお供に最適なカメラです。
テレビCM等の効果もあって爆発的なヒットとなり
現存する個体数も非常に多いカメラです。
ただ、個体数が多いこととお求め易い価格のため
かなり荒っぽく扱われた個体も多く
現状でそのままストレスなく使える個体はかなり少ないと思われます。

お預かりしているC35はシャッターが切れないということです。
外装は比較的キレイで貼り皮も色違いのものに張り替えてあります。
何故かセルフタイマーレバーを留めているカニ目のついた
化粧板は全く違うカメラのものが移植されており
セルフタイマーレバーも全く手応えなくグラグラです。
巻上レバーの化粧板にも外すときについたと思われる
傷があるのでおそらく分解品だと思われます。
ちょっと嫌な予感がしますね。。。

シャッター不動の原因は
当初はC35にありがちなシャッター羽根を駆動する円盤部の
動作不良かと予想していたのですが
やはり素人による分解品のようで
シャッターユニットの組み込みが間違っていることが原因でした。
さらにセルフタイマーユニットは内部で脱落しており
(もはやネジさえ付いていない)
ホットシューに繋がるリード線は上カバーに挟まれて断線しており
巻上部の組み間違いもありました。
他にもこれも分解が原因と見られるフィルムカウンター不良があり
これは分解は関係なくおそらく落下させてしまったものと思われますが
ピントリングに歪みが確認できました。
ちなみにピントリングの歪んでいるC35は比較的見かけることが多いです。
ピントリングとオート切替リングの隙間が
一定になっていないので良く見ればすぐにわかります。
酷いものになると無限遠まで回らないものもあります。
レンズ側から落下させると割りと簡単に
歪んでしまうので注意が必要です。

基本的には針挟み込み式のプログラムオート機なので
シンプルなカメラですが明らかに前回の分解組み立てが
酷すぎるので慎重に細かいところまでチェックしていきます。
こういう個体は通常なら考えられないところで
部品の変形や異常が見つかることもあるためです。
どういう経緯でご依頼者様が
手に入れたものかはわかりませんが
これからは何とか気持ちよく使っていただける状態に整備していきます。
今回は問題ない状態に復帰できそうですが
あまり酷い分解品だとカメラの機種に関わらず
修理不能な場合も多いです。
これからカメラを手に入れられる場合は
ある程度は信頼できるルートで入手されるようご注意ください。

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