カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

コニカC35のカメラ修理

今日は「オープンカーの日」だそうですよ。
花粉症でなければこの時期のオープンカーは
気持ちよいですねぇ。。。
実は昔、オープンカーに
4、5年ほど乗っていたことがあるのですが
ヘルメットやウエアに気を使わなくて良い分
バイクよりオープンカーのほうが開放感はあります。
シーテヒーティングのついているクルマで
サイドウインドウだけ上げてしまえば
オープンで真冬でもたいして寒くはないです。
つらいのは冬より真夏でしたね。。。
日差しの強い日中は
さすがに幌を降ろすことはあまりありませんでした。。。
でも気候の良い季節に
海岸や高原をオープンカーで走るのは
何事にも変えがたく気持ちよいものですよ。
私もまた。。。いや。。。もうクルマ買うこと自体がないかな(笑)

さてさて

本日は「じゃーに~コニカ」のキャッチフレーズでお馴染みの
コニカC35のカメラ修理を行っています。
当ブログでの登場回数も多く
ここをご覧になっていただいている方の中にも
所有されている方が多いと思います。
現行品で売られている頃も
テレビCM等の効果もあって
大ヒットしたカメラです。
コンパクトで使いやすく
カメラにさほど詳しくない方でも買ったその日から
撮影が気軽に楽しめる。。。という点がヒットの要因でした。
大ヒットしたカメラなので
現存している個体数も非常に多いのですが
元々お求め易いカメラだったため
酷い扱いをされている個体も多く
これから手に入れる場合はそれなりに注意が必要です。

お預かりしているC35は
無印のC35にフラッシュマック機構が追加された
「C35フラッシュマチック」です。
フラッシュを使わなければ無印のC35とほぼ変わらないモデルです。
C35といえばシャッター羽根の粘りや動作不良が多いのですが
今回も羽根がゆっくりとしか動きません。
毎回、書きますが
C35の羽根粘りは他のレンズシャッター機でありがちな
羽根に付着した油が原因のことは少なく
シャッターを駆動している円盤部品の回転が悪いため
起こることがほとんどです。
今回も同様です。
加えてこの症状の出ている固体は
かなり高い確率で「B(バルブ)」が効かず
シャッターが開きっぱなしになりません。
これも今回も同様です。
他、元々が1.3V仕様のため、LR44で使うと
露出計、オートともに2段近くアンダーになってしまっています。
これももちろん調整します。
モルトは以前、交換されているようなのですが
あまり上手い交換とは言えず
あちこち隙間だらけです。
これではさすがに光線漏れが出てしまうと思われます。
もちろんこれも全て交換します。

これからまずはシャッターユニットの
整備に取りかかります。
ところで、C35は同じ時期に出た同クラスのカメラと比べると
露出の過不足によるシャッターロックが全くないカメラです。
だから電池がなくなっていても
露出計が光不足で振れていなくてもシャッターは切れますが
逆にいうと意外にユーザー側に
ある程度のスキルを求めているカメラだとも言えると思います。
ただ、少々写真が暗くなっても
とりあえずシャッターを切りたいといったときには
重宝しますし、また現在のフィルムであれば
少々の露光不足は何とか救えちゃうことも多いですから
現在であれば余計なシャッターロック機構は
ついていないほうが良いかもしれませんね。

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オリンパスペンEEDのカメラ修理

今日は4月4日。。。
「あんぱんの日」、「どら焼きの日」、「しあわせの日」だそうです。
あんぱんやどら焼きを食べて
しあわせになる日。。。
ということですね(笑)
餡子好きな私にとっては考えただけで
幸せな気分に浸れそうです。
でも、餡子を日常的に食べ過ぎると
あまり幸せでない状況にもなりそうなので
節制しながら美味しくいただきます(汗)

さてさて

本日は「オリンパスペンEED」のカメラ修理を行っています。
「EED」はペンシリーズの中でも
ちょっと異端児的なモデルです。
まずはその直線基調のデザインからしてそうですね。
そしてコンパクトさが売りのペンの中では
それほどコンパクトではありません。
32mmF1.7の大口径レンズを搭載し
基本的にはプログラムシャッターで
露出はカメラ任せのオートです。
ペンDシリーズともペンEEシリーズとも全く雰囲気の異なる
佇まいは他のモデルと見間違うことがありません。
でもこの独特の直線基調のデザインが
何とも言えずかっこよく見えるのですよねぇ。。。

お預かりしているEEDは
一見、普通に巻上もできてシャッターも動作しているのですが
実際にフィルムを装填してみると
巻上ダイヤルは回せてチャージもできるのですが
フィルムが送られていきません。
フィルムを装填してない状態では
スプロケットもスプールもちゃんと回っています。
古いカメラをいろいろ見ている方なら
この時点でお気づきかもしれませんが
スプロケットがフリーになったままなのですね。
(要は巻戻しボタンが押された状態)
もちろん、底部の巻戻しボタンは
見た目上はきちんと戻っています。
スプロケットロックが何らかの理由で
フリーのまま固着してしまっているようです。
加えてオート露出がやたらと不安定です。
赤ベロの動作も不安定で
真っ暗な状態でも切れてしまうことが頻繁にあります。
やはり全体的に動きが悪いようです。

スロケットロック切替部の修理はもちろん
シャッターユニット整備、レンズ清掃
ピント調整、オート調整、ファインダー清掃等々
一通りの整備を終えた状態です。
スプロケットロックの件は現在は通常に動作していますが
時間が経過すると元に戻ってしまう可能性もないとはいえないので
数日間様子を見ることにしました。

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キヤノンデミCのカメラ修理

今日は「趣味の日」だそうですよ。
趣味。。。
まぁ、ここをご覧になっていただいている方の多くは
きっと写真やカメラが趣味ということになりますよね。
私の場合はカメラは仕事で写真は趣味。。。になるかな。。。
趣味。。。というと
何だか「気分転換程度のお遊び」みたいな感じがしてしまい
(あくまで個人的主観です)
あまり好きではないのですが。。。
そうですね。。。趣味も真剣に苦しくてもやるものと
本当にストレス発散に特化したもの、
2つあったほうがいいような気がします。。。
そうなるとなかなか時間とお金が大変ですが。。。(苦笑)

さてさて

今日は「キヤノンデミC」のカメラ修理を行っています。
キヤノンのハーフカメラシリーズといえば
「デミシリーズ」ですが今回の「デミC」はちょっと変り種で
初代のデミをベースにレンズ交換を可能としたモデルです。
専用レンズマウントで28mmF2.8と
50mmF2.8の2種類のレンズを使うことができます。

お預かりのデミCは
シャッター・絞りリングと連動する露出計指針の
位置関係がちょっとおかしいようで
適正な露出を得ることができません。
位置関係を正したところ、今度は露出計指示が
相当にオーバー気味なことも判明しました。

デミといえば外側カバーがモナカ構造で
裏蓋部分は大量のモルトで遮光が行われています。
未整備のデミはほぼ間違いなくそうですが
やはりモルトが劣化してボディ側の塗装まで侵食してしまっています。
モルト交換の上、できる限り修復していきます。

他、シャッター羽根・絞り羽根・レンズ清掃
シャッターユニット整備、ファインダー清掃等々
一通りの整備を行いました。
ふんだんにプリズムを利用した贅沢なファインダーは
ハーフ判とはいえやはり見え心地は良いですね。
50mmF2.8が装着された状態でお預かりしていますが
ハーフ判なのでフルサイズだと80mm前後といったところでしょうか。。。
ファインダーは視野全体が28mm用で
内側にあるフレームが50mm使用時に使用するものです。
F2.8のレンズですがF1.8クラスの大口径がついているようです。
なかなかカッコ良いですね。
デミシリーズといえばハーフ判としてはめずらしく
巻上がレバー式です。
またデミのそれは巻上感覚が非常に気持ちよく
これだけでもデミを選ぶ意味があると思います。
余談ですが一通りの整備が終わった後の
フィルムローディングテストで36枚撮りのフィルムで
最後まで巻上げ、巻戻して問題がないかというテストを必ず行うのですが
(ハーフ判だと72枚、現実には74~78枚前後)
ダイヤル式の巻上だと
指がしんどくなってしまって閉口することが多いのですが
デミのレバー式巻上だと70枚を超えても
最後まで快適に巻き上げられます。
2、3セット同じテストをしても何ともなさそうです。
この違いは意外と大きいと思います。

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オリンパスペンFTのカメラ修理

今日は4月1日!
新年度のスタートでもあり
後ほど5月からの新元号も発表されますね。
もちろん、エイプリルフールでもあるのですが
あまり実際にウソをついたこともつかれたこともないかなぁ。。。
冗談くらいですぐわかるものなら
若い頃はたくさんあった気がしますが。。。
それから最近は「4月バカ」ってあまり言わないのですよね?(苦笑)
どちらにしても
ウソをついてよいのは午前中のみだそうなので
お考えの方は急いでくださいね(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
世界初のハーフ判一眼レフである「ペンF」の登場から
3年後、1966年に発売されたモデルです。
ペンFをベースにTTL式露出計が内蔵され
セルフタイマーも追加となりました。
巻上はペンFの2回巻上から1回巻上に変更となりました。
2回巻比べると巻上角度がやはり大きくなってしまったのですが
やはり1回巻のほうがわかりやすいのですかね。。。
追加された露出計はペンFだと反射鏡を置いていた部分を
ハーフミラーとし、露出計に光を誘導する形になっています。
ファインダー内にはTTLナンバーといわれる数字を表示し
指針の指すTTLナンバーをレンズ側にもセットすることで
絞りを決定します。
この方法のおかげでレンズとボディの連動はこれまでのままで
開放測光を実現しました。

お預かりしているペンFTは
最大のセールスポイントでもある内蔵露出計の精度が
あまりよろしくなく
1.5V仕様で既に調整済みとのことで
ご依頼者様は購入されたのだそうですが
測定してみると2.5段ほどオーバーになってしまっています。
ちょっと面白いのが
通常ペンFTの露出計はSWがなく
基本的に常にonなのですが
このペンFTはフラッシュ用の接点切替部(X・M)が
露出計のon/offスイッチに改造されています。
他、シャッター等の動きには大きな問題はなさそうですが
一通りの分解整備を行っていきます。
装着されているズイコーオートS38mmF1.8は
絞りが粘り気味で当店に到着して
最初にチェックを行ったときには
完全に固着していました。
加えて絞りの大きさに問題があり
最小絞りで1段以上アンダーになってしまう状態です。
こちらも一通りの整備を行います。

写真は一通りの整備を行い組み上げた状態のものです。
露出計は指針の初期設定位置がズレていて
それを正しい位置に設定することで
値はかなり改善されました。加えて微調整を行い
現在は問題ないレベルで精度は出ています。
操作系も全体的に軽やかになりました。
レンズ側も絞り羽根の清掃、大きさの調整を行い
問題のない状態になりました。

いつみてもペンF系のこの独特のフォルムは
とても魅力的ですね。
これをぶら下げて歩いているだけで
ちょっとオシャレに見えそうです。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

3月31日。。。年度末ですねぇ。。。
まぁ、年度末であることはあまり関係ないのですが
月末で週末だと何かとバタバタしてしまうパターンですね。
3・31ということで
今日は「山菜の日」だそうですよ。
ゼンマイ、ワラビ、たらの芽。。。
身近に見られるものでは
ツクシやタケノコ、フキとかもそうですね。
昔は何が美味しいのか全くわかりませんでしたが(笑)
今ではあのほろ苦い素朴な味わいが
何とも優しくて美味しいですよねぇ。。。
最近は水煮のパックとかで比較的簡単に手に入りますから
ちょっとしたおつまみにも使えそうですね。
あぁ、またこれで酒が進む。。。(汗)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
ここ1年くらいのスパンで見て
修理依頼件数が最も多いカメラだと思います。
同時代の他の一眼レフに比べて圧倒的に軽量コンパクトで
使い心地や質感の非常に高いカメラです。
人気があるのもうなづけます。
発売開始は1972年(最初の10ヶ月はM-1として発売)
「宇宙からバクテリアまで」をテーマとした
膨大なアクセサリー群を含むシステムカメラとして誕生しました。
さすがに発売開始から50年近く経過するカメラでもあり
保存環境や使われ方によって
かなり程度のバラツキのあるカメラです。
本来のOM-1はシャリシャリっとした軽い巻上げに
上品なシャッター音が非常に魅力的なカメラです。

お預かりしているOM-1は
さらに人気の高いブラック塗装のものです。
しかしながら随分長い間放置されていたようで
外装に汚れがかなり目立ちます。
外装も組み立ての際にもちろん清掃するので
それなりには改善できるかと思います。
もともとアクセサリーシューがついていたのですが
これが長い間付けっぱなしで保管されているものだと
シューの裏側のゴム部分が腐食し
ボディ側にもダメージを与えます。
今回も同様で完全にはキレイにできませんでしたが
かなり改善できたかとは思います。

機能的にはまず露出計が全く動きません。
毎度のことですがまず最初に疑うのは
電池室マイナス側端子のハンダ付け部分です。
ここが樹脂ネジの場合は折れていることがほとんどで
樹脂ネジでない場合もハンダが劣化して
断線しているものが非常に多いです。
しかし今回はここに全く問題はありませんでした。
随分以前のことだと思われますが
おそらく配線は一度交換されているのではないかと思われます。
。。。となると次に疑うのはSW部ですが
その前に露出計本体内部で断線していないかチェックしておきます。
メーター内部で断線していると
メーター交換となってしまいその準備も必要になってくるので
上カバーを開けた際に先にチェックしておきます。
今回はメーターに直接電圧をかけると元気に針が動くので
ここも問題ないようです。
。。。ということで今回の不動の原因はSW部の接点不良でした。
少し磨いてしっかり清掃して導通を確保します。
シャッターはやはり3連ギア部及び幕軸に汚れがあるのか
高速シャッター時に妙に不安定で
低速時にはスローガバナが粘り気味で
1秒時には完全に開きっぱなしで固着してしまいます。
このあたりはどのカメラでも同様の対応なので
動作部・駆動部をしっかり清掃していきます。

写真は一通り整備が完了し組みあがった状態です。
少し時間をおいて様子見をしながら最終チェックを後日行います。
操作感覚はOM-1らしい非常に軽やかなものになりました。
SS、露出計の精度ともに問題ございません。
良い季節になってきましたし
是非、ご依頼者さまにもこのOM-1での撮影を
存分に楽しんでいただければと思います。

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キヤノンEXEEのカメラ修理

昨日からついにプロ野球も開幕し
各地で熱戦が繰り広げられました。
6試合全てがホームチームの勝利だったのですね。
我らがカープも大瀬良投手の素晴らしいピッチングで
見事に勝利しました!
ところで1968年3月30日にアニメ「巨人の星」が
日本テレビで放送開始されています。
さすがに私も実際に見たのは再放送ですねぇ。。。
あまり明確には覚えてないのですが
当時、かなり一生懸命見ていたような気がします。
いわゆる「スポ根モノ」の元祖でもありますね。

さてさて

今日は「キヤノンEXEE」のカメラ修理を行っています。
「EXシリーズ」は久しぶりですね。
1969年発売のカメラです。
この時期のキヤノン一眼レフといえば
Fシリーズがメインなのですが
このEXシリーズは少々異端児的なカメラです。
前玉のみを交換できるようになっていて
後玉及び絞り機能はボディ側と一体になっています。
交換用の前玉は35mm、50mm、95mmが発売され
後に125mmも追加となっています。
前玉交換式レンズを採用しているカメラはレンズシャッター式が多いのですが
EXはFシリーズで実績のあるフォーカルプレーンです。
さらにキヤノン初のTTL開放測光機でもあるのですね。
ファインダーも特殊なもので
マット面がなく中心のマイクロプリズムでしか
ピントは合わせられません。
ただしマット面がないのでほぼ素通しで
ファインダーはとても明るいのです。

お預かりしているEXEEは
かなり長い間使われていなかったようで
ファインダー内、レンズ内ともにカビだらけです。
シャッターも油切れの兆候が見受けられ
高速シャッターの精度は出ていません。
露出計も不動です。
レンズのピント精度は合っているのですが
ファインダー内のピントがミラー角度の不具合で
少しずれているようです。

写真の左側にあるのが後玉部及び絞り機能部分で
右側が交換可能な前玉部分です。
少々、注意が必要なのは
交換レンズ部分の前玉で
ねじこみ式なのですが
めいっぱい締め込んである訳ではなく
ピント調整が正しくなる部分までしか締め込まれておらず
2本の留めネジで固定されています。
前玉を取り外した際は組み付けるときに
しっかりピント調整を行わなくてはなりません。

これから本格的にシャッター周りから整備に取り掛かります。

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ペンタックスSPFのカメラ修理

いよいよ今夜、2019年のプロ野球が開幕します!
我らがカープの開幕戦の相手は
最大のライバルであろうと思われる巨人です。
カープの開幕投手は大瀬良大地投手で
巨人は菅野投手です。
やはり開幕戦は特別な感覚になりますね。
何とか勝ってほしいと思います!
また毎日のように試合内容や結果に
翻弄される日々が始まります。。。(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSPF」のカメラ修理を行っています。
大ヒット作であるSPに開放測光が追加されたカメラです。
(開放測光が可能なのは対応するSMCタクマーレンズ使用時のみ)
シャッター等の基本的な機械部分はSPと変わりませんが
開放測光に対応するために
露出計周りは全くの別物となっています。
さらにフォトスイッチと呼ばれる露出計スイッチを採用し
レンズキャップを装着すれば自動的に露出計はオフになり
レンズキャップを外せばオンになります。
SMCタクマー以外のM42マウントレンズ装着の際には
これまでのSPと同様に
絞込み測光で対応できます。

お預かりしているSPFは
まず定番のプリズム腐食が酷く
ファインダー視野のど真ん中に黒い帯があり
とてもこの状態では撮影には使えません。
プリズムは中古良品と交換することで対応します。
ちなみにSPとSPFは
プリズムのサイズが少々異なり兼用することはできません。
シャッターは一応、動作はしていますが
先幕・後幕のバランスが随分崩れています。
幕軸の汚れや油切れのせいかと思われます。
SPFのセールスポイントのひとつである
開放測光対応の露出計は全く動きません。
電池室をチェックしてみると
端子に緑青がびっちり付着していました。
これでは導通しないですね。
端子は中古品と交換し
当然リード線も腐食してしまっているので
交換します。

写真ではわかりにくいですがプリズムの腐食も写っています。
原因はプリズムの周りにぐるっと巻いてある
モルトの腐食のためです。

これから前板を外しミラーボックスを降ろして
まずはシャッター周りから整備を行っていきます。

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ミノルタSR505のカメラ修理

今日は「3・28」ということで
「三ツ矢サイダー」の日とのことです。
昔から定番の炭酸飲料ですよね。
子供の頃、夏が近くなると
近くの酒屋さんに三ツ矢サイダーと
キリンレモンをケースで持ってきてもらったものです。
まぁジュースはついでで
メインはじいさんが飲むキリンビールの大瓶が
毎月、ケースで来ていたのですが。。。
そういえば。。。
小学校の頃、「にんじん、ピーマン、キャベツの三つの野菜で
ジュースを作りました。何ができたでしょう?」
三つの野菜→三つ野菜だ→三ツ矢サイダー
答えは「三ツ矢サイダー」です!なんてなぞなぞがあったなぁ(笑)

さてさて

本日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。
SR-2から始まったミノルタの一眼レフですが
このSR505と同時発売のSR101が
ミノルタ製機械制御シャッター一眼レフとしては
最後のモデルとなります。
(海外向け小変更モデル等は除く)
発売は1975年ですが
この2年前にはX-1、1974年にはXEが発売され
縦走りシャッターも横走りシャッターも電子制御の
Xシリーズへと販売の軸を移していきます。
SR505は基本的構造はSRT101から変わらない
実績のあるもので機能面でもSRTスーパーに
フィルムシグナルとメモホルダーが追加された
マイナーチェンジ版です。
1966年のSRT101から基本構造が変わっていないということは
やはりSRTシリーズは非常に長い目で
しっかり作られたカメラだということがよくわかります。

お預かりしているSR505は
ファインダー内指針の〇指針が
SSを操作しても絞りを操作しても全く動きません。
絞りやSSダイヤルからの糸連動で動く仕組みですが
まさか糸が切れてしまっているのでは。。。とちょっと心配します。
ファインダー内には絞り値確認窓もあるのですが
これも異様にぼやけていてはっきり見えません。
何にしろ開けてみないとわからないですね。

分解途中ですが。。。以前に分解された形跡がありますね。。。
それもきっとあまり詳しくない方が開けたものと思われます。
底カバーを外した際にナットのようなものがコロンと出てきたのですが
これは上カバー部のマウント脇プラスティック部分を留めているものですね。
SRT系の上カバーを外す際にはこの部分のネジは外す必要はなく
これを外してしまうとナットが下に落ちてしまうのですが
上カバーを外してみるとそこには代わりのナットが付けられていました。
外れたナットがどこかに噛み込んだりしていなくてよかった。。。
レンズ刻印の絞り値を拡大するレンズはステーから折れてしまっていました。
〇指針が動かないのは
糸がとんでもないところに巻きついているからでした。。。
あくまで予想ですが
連動糸のテンションが高いままシャッターダイヤルを外してしまい
運よく糸は切れなかったものの(8割がた切れると思いますが。。。)
その反動で何箇所かのガイドが外れ
その後動かしたときにとんでもないところに巻きついてしまったものと思われます。
こういう個体は他にも何かとんでもないことが起こっていることが
あるので注意が必要です。

これからミラーボックスを降ろして
シャッター周りの整備を入念に行います。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「さくらの日」だそうですよ。
さくらといえばやはりソメイヨシノを指すことが多いと思いますが
もはや有名な話ですが
現存するソメイヨシノは単一の樹木を祖先として
接木等で増やされていったクローンなのだそうです。
結実は少ないながらするものの
ソメイヨシノを両親として実が発芽することはなく
ソメイヨシノ以外のサクラとの間でしか
交配はできないのだそうです。
(その場合はソメイヨシノとは別品種となります)
もともとはエドヒガンとオオシマザクラ
(正確にはオオシマザクラのヤマザクラの雑種)が
父母となり最初のソメイヨシノが生まれたそうです。
こういうことを調べていると
都内でもそろそろ咲き始めたソメイヨシノが
より儚く美しく見えてくるような気がしますね。

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
最近、少しペースは落ちたものの
相変わらず修理依頼の多いカメラです。
適度な大きさと使いやすさ
入手のしやすさ等々、人気になる要因をたくさん持っているカメラです。
電子制御シャッター機ということで
敬遠される節もありますが
水没品やショック品、おかしな分解歴等がない限り
現在のところ、それほど電子基板上のトラブルは少なく
トラブルの多くは機械的部分であることがほとんどです。
いつも書きますが
露出計を含めたファインダー内情報は
他のカメラに比べても非常にわかりやすく
マニュアル露出でもオートでも使いやすいカメラです。

お預かりしているFEは
シャッターを切るとミラーアップしたままになってしまいます。
FEに詳しい方なら
「電池が入っていないか、電池室の接触が悪いためでは?」と
まず一番に疑うと思います。私もそうですね。
ただ、今回のFEはM90(機械制御)でも
同様の症状が起こります。
。。。となると電気関係が原因ではありません。
細かいことを言うと
レリーズしてミラーアップはするものの
シャッターが切れずそのまま動かない。。。という感じです。
加えてチャージ機能もおかしく
巻き上げてチャージされた瞬間にシャッターが切れてしまう現象が
たびたび起こります。
シャッター羽根の動作不良にチャージロック動作不良といったところです。
まずはシャッター羽根の洗浄も含めて
シャッターユニットの整備を行います。

写真は一通りの整備を終えてテスト中の段階です。
シャッターはもちろん快調に動作するようになり
チャージ不良も起こらなくなりました。
もともとシャッタースピードは狂いがちだったのですが
シャッター羽根をキレイにしたことで
本来の精度を随分取り戻しました。
これから半固定抵抗等の調整で
細かく精度を追い込んでいきます。

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キヤノンAE-1プログラムのカメラ修理

今日は「電気記念日」だそうですよ。
日本で初めて電灯が灯った日だそうです。
1878(明治11)年のことなのですが
。。。ということは、150近く年前には
まだ日本には電灯がなかったわけですよね。
意外と最近だなぁ。。。と感じてしまいます。
ここ150年くらいの間にこれほど世の中が変わったのだと思うと
ちょっと不思議ですね。
停電等のときに実感しますが
現在の世の中で電気が止まってしまうと
大変なことになりますよね。
当たり前のようにスイッチを入れれば電気が使えるのが
普通に思えてきていますが
便利になった世の中に感謝しなくてはいけませんね。

さてさて

電気記念日とは直接関係ありませんが
こちらも電池で電気を通してやらないと
動かない「キヤノンAE-1プログラム」のカメラ修理を行っています。
昨日は「キヤノンAシリーズ」の先陣を切った
「AE-1」の修理でしたが
「AE-1プログラム」(AE-1P)の発売は
AE-1登場から5年後の1981年です。
昨日も書きましたが
「キヤノンAシリーズ」のカメラは
基本的に最初のAE-1がベースとなっています。
今回のAE-1Pも機械的な動作部分は
ほぼAE-1と同一です。
特に下カバーを開けた部分の様子は
AE-1と瓜二つです。
ただし、電装関係はこの5年間で劇的に進歩しました。
下カバー部とは対照的に
上カバーを外した部分の様子は
技術の進歩を明らかに感じます。
ついに連動糸はなくなりリード線の数も激減しています。
機能的にもこれまでのシャッタースピード優先AEに加え
プログラムAEも装備し、ファインダー内露出計も
指針式からLED式に変更されています。

お預かりしているAE-1Pは
ご依頼者様が新品時から大切に使っているものです。
外装も非常にキレイなのですが
シャッターを切るとシャッター鳴きを伴い
ミラーが非常にゆっくりとミラーアップし
シャッターが開きっぱなしになってしまいます。
これは昨日のAE-1とは異なり
おそらく全ての元凶はシャッター鳴きを起こしている
ミラー駆動部が原因だと思われます。
それとは別問題で露出計の値は正しいのに
オートが2段近くアンダー露出になってしまいます。
これはボディ側オート時の絞り制御部分の動作不良だと思われます。
シャッター鳴きはAシリーズ全モデルに
共通する定番のトラブルですが
異音がするだけではなく症状が進むと今回のような
状態になることも多いのです。

ミラー駆動部、シャッター幕軸、マグネット、巻上部等々
動作部分の整備を行ったところ
シャッター鳴きもミラーの動きもシャッターの動作不良も改善しました。
オート精度も良好です。
シャッタースピード、露出計の値も良好です。
これでまた当分安心して使っていただける状態になったと思います。

基本的なシルエットもAE-1と同様だと思いますが
細かいデザインの変更やパームグリップのおかげで
やはりAE-1Pのほうが現代的なカメラに見えますね。
キヤノンらしいスタイリッシュなカメラです。

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