日別アーカイブ: 2020年7月20日

ニッカ5型のカメラ修理

今日は「ハンバーガーの日」だそうですよ。
1971年(昭和46年)のこの日に
銀座・三越デパート1階にマクドナルドの
日本1号店が開店したことに由来しています。
いろいろ賛否両論ありますが
マックのハンバーガー美味しいですし好きですよ
ポテトも美味しいのですよねぇ。。。
一時期、モスがてりやきバーガーを先駆けて販売して
非常に勢いのあった頃に(ずいぶん昔ですよ30年前くらい)
モスによく通っていた時期もあったのですが
あのホクホクした厚ぼったいポテトが馴染めなくて
すぐにマックに戻ってしまったことがありました(笑)
今は昔みたいに頻繁に行きませんが
たまに無性に食べたくなって出かけたついでに寄ることも多いです
ポテトとドリンクたくさん欲しいから
LLセットが多いかな。。。昔はそれだけじゃ足りなくて
単品でバーガーを追加していたのですが
今はLLセットだけでもちょっと重いかな(苦笑)
あ、あと今は季節じゃないですが
三角チョコパイも美味しいですよねぇ。。。
うーん、明日あたり中野か新宿のマック行ってこようかな。。。

さてさて

本日は「ニッカ5型」のカメラ修理を行っています。
最近、ニッカの修理多いですね
この類のカメラのお手本は本家・バルナックライカですが
戦時中とかにライカの入手が非常に困難になったことから
軍からの要望もありライカコピーが作られるようになり
戦後になると各メーカー独自の工夫を凝らして
単なるライカコピーとは言えない領域に進化したと思います。
当店ではライカを筆頭とする海外メーカー製のカメラは
基本的には取り扱わないので
このタイプのカメラというと
ニッカ、キヤノン、レオタックスとかになります、
どのメーカーも時代が進むにつれて
独自の進化を遂げています。
しかしながらどのメーカーのバルナックタイプも
シャッター幕の劣化が深刻です。
今回もリボンが切れてシャッターがまともに動作しない状態です。
シャッター幕自体は過去に交換されている形跡があるのですが
(それでも結構昔だと思われます。)
前回のニッカもそうでしたが接着剤の処理が悪く
リボンは完全に外れており幕も剥がれかけです。
どちらにしても完全に幕は張りなおしですので
幕交換で今回も対処します。
他にも巻上ノブの組間違いやら一部部品の欠損が
発見されましたので
その辺りも修正しながら分解整備を行いました。

何だか一見妙なアングルの写真になってしまいました(汗)
いややはりニッカ5といえばこの裏蓋が
最大の特徴だからと思ったのですが。。。
バルナックタイプのカメラといえば
やはりフィルム装填が面倒というのが短所のひとつで
これは普通に装填しようとすると
スプロケットにフィルム上側のパーフォレーションが
引っかかってしまうためで
やはり無難な対処法は10cmくらいフィルムを細く切ることです。
他にもカードか何かを差し込んでおいて装填することか
タイムを使ってシャッターが開いた状態で
装填するとかいくつかの方法があります。
しかしながらニッカ5の場合は底板を外した状態で
裏蓋を開けることできるので
しっかし目でスプロケットへの噛みこみを
確認しながら装填できるのですね。これは安心感が段違いです。
いくらフィルムを切ったりカードを使っても
目で確認できないから不安だし失敗の可能性も結構あります。
それがニッカ5だと失敗する可能性が劇的に減ると思います。
それから前にも書きましたが
ニッカ5だと分解しなくても測定器でシャッタースピードや
露光量が計測できるのですよねぇ。。。これは本当に助かります(笑)

話がそれましたがお預かりのニッカ5型は
非常に安定した動きをするようになり
シャッタースピードも高速~低速まで
ばっちり精度も出るようになりました。
もう少し時間をおいてから最終チェックで完成となります。

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