今日は「読書の日」だそうですよ。
読書週間(10月27日~11月9日)の初日でもあるそうです。
活字のちゃんとした本(小説とか…)は
全く読まなくなりましたねぇ…(苦笑)
まぁ社会人になってからほとんど読んでないですが…
マンガは読むのですけどねぇ…ストレス発散に…
それこそ時間が溶けるほど…
たまには活字だけの世界で想像力を働かせながら
物語を読まないと頭が衰えるような気もするので
何か読んだ方がいいのはわかっているのですが…
こればっかりはよほど興味湧かないと
手に取るまではいかないですよね
本読んでる時間があったら他の好きなことに
使いたい気もしますし…
頭の片隅に「できれば読んだ方が良い!」と
刻みんこんでおきます…(笑
さてさて
本日は「ニコンF2フォトミック」のカメラ修理を行っています。
1971年発売のカメラです。
伝説的名機「F」の後継モデルです。
基本的な構造…というか考え方は「F」と同様の中身なのですが
部品はすべて一新され完全新設計となっているカメラです。
「F」の正統的進化版と言えますが使い勝手から
基本的スペックからすべて一新されたカメラです。
「F」では露出計レスの「アイレベルファインダー」装着機が
基本といえるモデルでしたが
「F2」では時代背景やニーズもあり露出計内蔵の
「F2フォトミック」が基本的なモデルとされています。
(アイレベルももちろん存在しますし人気ですが)
そのためもあり露出計電池はボディ側に内蔵され
フォトミックファインダーはまだまだ無骨さはありますが
取ってつけたような「F」のフォトミックと比べると
全然スマートでスタイリッシュになりました。
露出計云々もそうですがフォトミックファインダーだと
ファインダー情報の全くないアイレベルと異なり
設定SSや絞設定りがファインダー内で確認でき
これだけでも「フォトミック」を選ぶ意味があると思います。
個人的には「F」ならアイレベルで
「F2」ならフォトミックかな…と思っています。
お預かりしている「F2フォトミック」は
やはり長らく使われずに眠っていた個体かと思われます。
セールスポイントのひとつである露出計は
電池を入れても全く無反応です。
電池室は比較的キレイで定番の電池室端子基部の破損も
なさそうなのですが…
後で分解してみると電池室裏の端子はびっしり緑青で覆われていて
配線は断線状態でし。これがまず不動の原因のひとつ…
…というのも後からわかったのですが
当店にある正常動作のボディとお預かりしてる
フォトミックファインダーの組み合わせでも露出計は不動です。
フォトミックファインダー側にも接触不良等の
不動の原因があるようです。これは後で調べていきます。
他にも全体的にやはり動きが鈍く
巻上にも重さがありスローガバナは練っていて
たまにシャッターが開いたままになってしまいます。
もちろん高速シャッターの精度も出ていません。
全体的に本来の動きを取り戻す整備が一通り必要な状態です。
画像は取り掛かり始めのモノですが
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
長く使われることが前提の「F一桁機」なので
分解整備されることが前提の造りになっていて
整備性はもちろん優れています。
そして使われている部品は「F」と同じく
非常に頑強にできていて
スムーズに動く状態にさえしてやれば
精度もおのずと定まっていきます。
それらの部品が非常に精度高く組まれている
内部の様子はいつみてもよくできている…と感心してしまいます。
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