日別アーカイブ: 2026年6月12日

リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日はこれといった記念日がないですねぇ…
でも毎月12日は「豆腐の日」ですね。
いろいろな調理法で美味しく食べられますが
私はシンプルに夏は「冷ややっこ」
冬は「湯豆腐」でいただくことが多いです。
昔は「冷ややっこ」は絹ごし豆腐が当然と思っていましたが
近年は「湯豆腐」も含めて木綿豆腐ばかりになっています。
植物性タンパク質が豊富で低カロリーで
非常にヘルシーです。
そしてなんといっても奥底に広がるほのかな甘さが
なんとも美味しいですよねぇ
ごはんのおかずにしても合いますし
お酒のお供にもバッチリです。
一人暮らしの割には年間を通して
よく消費している方だと思います。
一丁くらいペロリとなくなりますものね(笑
きっと今夜も帰りのスーパーで
木綿豆腐を買って帰ると思います。

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オリンパスペンと並んでハーフカメラの代名詞的存在の
オートハーフシリーズです。
1962年に初代モデルは発売されて以降、小変更や機能追加を繰り返しつつ
いくつかのモデルが存在します。
今回の「SE」は1967年発売のモデルです。
最もポピュラーなモデルと思われる「E」をベースに
セルフタイマーが追加されたモデルです。
ちょっとはっきりとした資料がないので憶測ですが
このモデルの途中から「オートスタート機構」が
搭載されるのだと思われます。
(過去に搭載されていないSEを整備したことがある)
オートスタート機構はフィルムを装填した際に
ゼンマイが巻かれていれば自動的に一コマ目まで
フィルム送りを行ってくれる機能です。
最初の空写しを行う必要がないということですね。
…実は修理する立場で言うと…
これがあるとほんの少しだけ
動作テストがやりにくかったりするのですが…(苦笑)

お預かりしてる「オートハーフSE」は
おそらくかなり長い間、しまい込まれていた個体だと思われます。
オートハーフようないわゆる
「かぶせる」タイプの裏蓋を持つカメラは
裏蓋部分の遮光に大量のモルトを使っていることが多く
オートハーフもそうなのですが
そのモルトは完全に加水分解で劣化してしまっています。
そしてシャッターも固着していて切ることができません。
さらに明るい方向に向けても
ファインダー内にうっすらと見える「露出警告マーク」は
赤になったまま変化がありません。
露出計が全く動いていないものと思われます。

画像は既に整備完了後のものです。
心配されたセレン光電池はやはり全く起電しない状態で
今回は中古良品のセレンが入手できたため
交換で対処しています。
セレンに合わせて抵抗等で露出計の調整を行い
オート露出の精度も確保しています。
シャッターユニットの整備ももちろん行い
固着していたシャッター機構は
問題なく動作するようになっています。
他、レンズ・ファインダーの清掃、ピント調整
巻上機構整備等々一通りの整備を行い
非常に快調に動作する状態に仕上がっています。
少しばかり動きがなじむまで様子見もしていましたが
これから最終テストを行って
問題なければ完成となります。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。