ニコンFGのカメラ修理

今日は6月10日、「時の記念日」ですね。
どこで知ったかとか理由とかは覚えてないのですが
「時の記念日」はなぜか子供のころから
知っているのですよね…学校で教えてもらったのかな…
東京天文台(現:国立天文台)と
財団法人・生活改善同盟会が1920年(大正9年)に制定しています。
「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ
時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられたそうです。
いまや欧米以上に日本は時間に几帳面ですよね(笑
いずれにしても時間は大事です。
人生残りは少ないと実感することも多くなってきてからは
特に時間の大切さを痛感することが増えました。
…といっても具体的にそれに対してどうしようもないのですが…(苦笑)
残り時間も少なくなってきて
体力も確実に落ちてきているのは実感しますが
それなりに楽しく過ごせるように
日々頑張っていきたいと思います!

さてさて

本日は「ニコンFG」のカメラ修理を行っています。
1982年発売のカメラです。
絞り優先オート露出専用機の「EM」をベースに
マルチモード化が行われたカメラです。
絞り優先オートに追加して
プログラムオート露出、マニュアル露出が可能になりました。
プログラムオートは絞りを手動で変えると
プログラムシフトと称してシャッター速度優先オート的に使用できます。
このプログラムシフトのため、自動絞り連動レバーの動きを
絞り段数にほぼ比例するよう改善したAi-Sニッコールレンズが投入されました。
加えて…このあたりが当時のニコンらしいですが
それでも従来のAiニッコールレンズでも自動露出を可能とするため
ミラーアップ直前に絞り込み測光を行う瞬間絞り込み測光が搭載されています。
電子制御器とはいえ比較的シンプルだった「EM」が
本当に電子制御満載の複雑なカメラになってしまいました(苦笑)
でも意外と使い心地が良いので
個人的には好きなカメラです。

お預かりしている「FG」は保管状態もよく
一通りは動作しています。
ただやはり当然ながらモルトは全滅で
ファインダー内にもモルト屑が随分入り込んでいます。
シャッターは正常に動作していますが
露出計が随分とオーバー目にズレていて
2段近くオーバーな指示値となってしまっています。
連動してオート制御も2段近くオーバー傾向です。
電子制御関連のトラブルがあると
修理不可能なこともあるカメラですが
今回のような事例では機械的な一通りの整備と
電気的な調整で問題なく精度も出せそうです。

「EM」の登場から2年後の登場となる「FG」ですが
結構内部回路は進化しています。
この時代の電子技術の進歩のスピードの速さが
わかるような気がします。
「EM]は電子制御機とはいえ比較的シンプルな作りで
整備性もこの類のカメラとしては良好だったのですが
「FG」になるとややこしさがかなり倍増します。
不用意に余計なところを触ると
とんでもないことにあるので
いつもよりより慎重に以前の資料を念のため確認しながら
慎重に整備を行っていきます。

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