ペンタックスK1000のカメラ修理

今日は「傘の日」らしいですよ。
関東甲信越は先日、梅雨入りしましたが
暦の上では今日が「入梅」なのですよね。
そして6/11が暦上「入梅」になることが多いことから
「傘の日」とされています。
確かにこの季節は傘の出番が多くなりますよね。
そして…毎年のことですが
「ちょっと小洒落た傘が1本欲しいなぁ…」と
考える季節でもあります(笑
でもうっかり置き忘れたりとかして失くすのですよねぇ
で、結局。「もったいないか…」と検討購入を見送るのが
近年のパターンです。
おまけに外出先で傘持っていないときに限って
豪雨に降られたりしてそのたびにビニール傘を
コンビニで買うものだからビニール傘は
結構溜まっているのですよねぇ…(苦笑)
はい、あるもので実用的なものから使っていきます。

さてさて

本日は「ペンタックスK1000」のカメラ修理を行っています。
国内発売開始は1986年からのカメラですが
輸出用としては当時の「KM」のセルフタイマー等を
省略したベーシックモデルとして1975年から
発売されているカメラです。
電子制御マルチモード機が一般的となった
80年代後半になって
天文撮影や写真・美術系学生など一部に残っていた
最低限の機能しかない機械式フルマニュアルカメラの需要に応えるべく
国内発売が開始されたカメラです。
元が「KM」なので言い換えれば「SPF」のKマウント版です。
ということは機械的ベース部分は
60年代のカメラほぼそのままということですね。
一切無駄のないシンプルなカメラですが
一通りの機能は揃っているので
ガンガン使いまわすマニュアル機としては最適なカメラだと思います。

お預かりしている「K1000」は
国内販売されたものでそれも比較的後期のものと思われます。
1995年までかなり長い間
国内外で販売されているため
生産時期によっていろいろと微妙な違いがあるようです。
基本的な部分はSPと大差ないので
整備性は良く丈夫なカメラですが
やはり未整備で使いっぱなしでは
動きや精度にいろいろと問題が出てきます。
今回の「K1000」もシャッターは一通り切れていますが
先幕後幕の幕速バランスはやはり崩れていて
高速シャッターの精度には少々問題がある状態です。
そして定番のプリズム腐食が発生しています。

「SP」と同様でプリズムの周囲をぐるりと
遮光材が巻かれていてそこに関連する腐食だと
お馴染みの横方向線状の腐食が発生するのですが
今回は中心縦方向に腐食が出ています。
わかりにくいですが画像にもはっきり写っていますね。
これの原因は上カバー側に貼られている
緩衝材としてのモルトが原因です。
これも画像に写っていますね
これがプリズム上辺に触れているため加水分解により
プリズム腐食を誘発します。
腐食したプリズムは当店では修復不可能ですので
交換で対処します。
その前に機械的駆動部の整備を一通り行い
露出計や電気回路の清掃整備調整も行っていきます。

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